タキシラ
Taxilaガンダーラ美術の中心がペシャワール、スワート渓谷であるのに対し、タキシラは離れた場所にありながらガンダーラ最大の都市でした。紀元前4世紀のアレキサンダー大王の東征時にはすでに都市国家が形成されており、その後のマウリヤ朝時代、バクトリア時代を通じて栄え、クシャン朝時代には"一大仏教センター"として栄えます。しかし、5世紀にエフタル族の侵入を受け都市は破壊されました。1872年にイギリス人考古学者であるアレクサンダー・カニンガムによって発掘が始められ、今現在も発掘・修復は続いています。 首都イスラマバード/ラワルピンディから32キロと近く、気軽に日帰りで訪問できる遺跡です。 1980年にユネスコの世界遺産に登録されています。