ゴジャール(上部フンザ)
Gojal / Upper Hunza「上部フンザ」とも呼ばれるゴジャール地区は、グルミット村、シシュカット村付近からクンジュラブ峠にかけてのエリアを指します。 18世紀末頃までは、この辺りはフンザの人々の夏の放牧地でしたが、後にワハーン回廊のワヒ族が移り住むようになりました。ゴジャール地区では高峰連なる荒涼とした壮大な景色が広がります。 2010年1月にアッタバードで発生した地滑りにより新しく湖が誕生し、アッタバード~フサイニまでの景色が大きく変わりました。
「上部フンザ」とも呼ばれるゴジャール地区は、グルミット村、シシュカット村付近からクンジュラブ峠にかけてのエリアを指します。 18世紀末頃までは、この辺りはフンザの人々の夏の放牧地でしたが、後にワハーン回廊のワヒ族が移り住むようになりました。ゴジャール地区では高峰連なる荒涼とした壮大な景色が広がります。 2010年1月にアッタバードで発生した地滑りにより新しく湖が誕生し、アッタバード~フサイニまでの景色が大きく変わりました。
2010年1月にゴジャール地区(上部フンザ)で発生した地滑りは土砂でフンザ川を堰き止め、「湖」を発生させました。地滑りの起こった場所「アッタバード Attabad 」の名がついたこの湖、川を堰き止め始めて5ヶ月後の6月には雪解け水の流入が増え、全長21km、深さ100mを越す湖となりました。 多くの村人が非難を余儀なくされ、家を捨て、一時は中国との交易も絶たれ大きな被害が出ましたが、現在は2015年9月に中国主導で建設されたトンネルが開通。現在は人も物資もこのトンネルを利用して湖を通過できるようになりました。
カラコルム・ハイウェイ上の村でしたが、湖の誕生により船でのアクセスしかできなくなりました。 この付近の山の景色は美しく、北にはカテドラルを望みます。
ゴジャール地区(上部フンザ)の中心で、かつてバルチット・フォートが築かれる前にミールの別荘があった場所です。 村の歴史は古く、伝統的な家も多く残り、最も古いものは700年前にさかのぼります。標高2500mの平坦な肥沃な土地に、灌漑用水路、農地、ワヒ族の民家が点在しており、村では独特の建築様式を持つワヒ族の民家の訪問など村歩きが楽しめます。
フサイニ村からカラコルム・ハイウェイが再び始まります。以前にあった吊り橋の一部は湖の発生の際に流されてしまいましたが、美しい村の景色は変わりなく、パスーへの道中の山の景色のが大変美しい場所です。
標高2540メートル、中国との国境まで115キロの村。150年ほど前から僅かな耕地を耕す農民と放牧をする人々が住むようになりました。 パスー氷河、バツーラ橋付近からの展望など高峰連なる景色が見られます。
カラコルム・ハイウェイのパキスタン側の最後の村。標高2700m。 スストにはパキスタン側の出入国管理局と税関があります。町の中には輸出入の会社や、中国語の看板をかかげた店があり、「国境の町」情緒にあふれています。ここから、中国との国境・クンジュラブ峠まで82キロです。