秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

  • 「堤さんのおかげでここまで来られた」
  • と言われた時、
  • この仕事をしてきてよかったと思った。
INTERVIEW 001

堤 智顯 Tomoaki Tsutsumi

東京本社 営業課
登山・トレッキング班

公私共に親しいトレッキングガイドのパトナ氏とカラパタール(5,545m)にて

西遊旅行に入ったキッカケは?

学生時代に旅したインドが忘れられなくて、会社をやめてインドに行きました。その旅でネパールにも寄って、もともと山が好きだったので、アンナプルナ内院トレッキングに行きました。当然の如くヒマラヤに魅せられ、帰国後はネパールに行ける仕事はないかなぁなんて思い、ふとカトマンズに支店がある西遊旅行を思い出し、応募しました。

どんな仕事をしているのですか?

日々の仕事内容は日によって違うのですが、山の旅に関わる事は企画から営業、添乗まで全てやっています。企画の仕事は入社2年目に、かつて個人で行った「アンナプルナ内院トレッキング」の改訂をさせてもらったのが最初です。無理なくコンパクトな日程に練り直し、パンフレットには自分で撮った写真を使ってもらい、ツアー催行が決まった時は嬉しかったですね。その年の冬には「雲上の聖地ゴサインクンド ヘランブー里山トレッキング」をゼロから企画し、添乗までさせていただきました。

2年目から企画とはすごいですね。

社歴はあまり関係なく、手を上げれば挑戦させてくれる風土はあります。特に山のチームはそういう環境だったかなと思いますね。それからと言うもの、売れ筋になったコースから売れずにボツになってしまったコースまでたくさんのツアーを企画しました。ボツになったコースの方が断然多いですが(笑)。「ヘルマン・ブール・キャンプⅠトレッキング」「ツール・ド・モンブラン」等、パンフレットの定番コースになった企画を残せた事は大きな自信になっています。

日常の業務風景
秘境ムスタン王国にて
シムシャールの名峰ミングリク・サール(6,050m)山頂にて
バルトロ氷河上でロープワークの練習

添乗の思い出を聞かせてください。

パキスタンのK2という山を見に行く「K2大展望・バルトロ氷河トレッキング」というコースがあるんですが、これはやっぱりお客さんのK2への思いも強いし、22日間という長期トレッキングで一体感も生まれます。何日間も歩いてコンコルディアという展望地に到着しK2を目にした時、お客さんみんなが手を取り合って喜びあって、泣いて笑って…。「堤さんのおかげでここまで来られた」と言われた時は、登山リーダー冥利に尽きますよね。この仕事をしてきて良かったと思いましたね。

山旅ならではの素晴らしいエピソードですね。

K2に限らず山のコースは、ピークに立つことだったり、1度は見てみたい山を眺めるとか、明確な目標がありますよね。それが達成できた瞬間の喜びをお客さんと共有できるというのが良い所ですね。登山リーダーをやっていく中で、つらい事も当然あります。例えばお客さんが高山病になれば夜通し看病しますし、自分が体調を崩しても、お客さんに不安を与えないように、顔には出さず歯を食いしばって頑張らないといけません。それでも目標を達成した瞬間はいつも、そんな辛さを超える喜びがあります。

職場の雰囲気はどんな感じですか?

男女比は同じぐらいで、もちろん旅好きな人がそろっています。人数は多くはないので、声の届く範囲に仲間がいて、個々が埋もれるような環境ではないです。私は東京本社にいますが、担当地域ごとに島が別れていて、各チーム助け合いながら仕事をしています。

忙しいですか?

忙しいですね。でもここ最近の働き方改革じゃないですが会社の方針で、できるだけ残業せずに早めにメドをつけてあがるようになりました。昔に比べると全社的にだいぶ早くなりましたね。でも山のチームは時期によって忙しさは違うので、例えばネパールのハイシーズンなどは、山チーム総出で添乗に行くため社内が人手不足になって、どうしても遅い時間まで仕事をする日はあります。

飲み会とかは頻繁にあるんですか?

個人個人で好きな時に行ってる感じですが、頻繁なのかな?山のチームに関しては、長い添乗に行く前や帰国後など節目があるので、そんなタイミングで飲みに行きますね。休日にみんなで国内の山に行ったりもします。ちなみに今日はこの後飲みにいきます(笑)

それは失礼しました(笑)本日はどうもありがとうございました。

ありがとうございました。

パキスタン大使館で開催したパキスタンの山旅説明会
仲の良い西遊スタッフと富士登山

先輩に聞く西遊旅行 / interview


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