秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

  • 行程をこなすだけじゃなく、
  • テーマを深く感じてもらえように
  • 旅を作り上げていく
INTERVIEW 007

上山 仁美 Hitomi Ueyama

専属添乗員

キリマンジャロ登頂ツアーにてガイドさんと

西遊旅行に来る前の話を聞かせてください


高校卒業後にアメリカやクウェートに住んだ後、地元の広島の小さな印刷店でアルバイトを始めたのですが、お店を任されることになり数年勤めました。そこでは本当にいろいろな出会いがありました。ボッチャという競技をする障害を持った女の子の競技介助をして、一緒にロンドンパラリンピックを目指したり、短編小説を書いて地元新聞で入賞したり、忙しくも楽しい日々でした。その後、家の都合で岡山に引っ越したのを機に、ずっとしてみたかった添乗の仕事をはじめて、縁あって西遊旅行にたどり着いたという感じです。

色々ありすぎませんか!?小説を書いて入賞!ぜひ読ませてください。

恥ずかしくて無理です。笑

添乗員になったきっかけは?

幼稚園の頃から地球儀を見るのが好きで、中学の頃には将来は添乗員になりたいと思っていました。山が好きになったきっかけは、砂漠地帯のクウェートで暮らしていて、帰国する時に飛行機の窓から緑の山々が眼下に見えて、なんて美しいんだろうと感動したことがきっかけです。

西遊旅行では主に登山・トレッキングツアーの添乗を担当してもらっていますよね。

登山・トレッキングはツアーとはいえ、皆さんの気持ちが一つになり同じ目標に向かい、達成する喜びが大きいです。「こんなに楽しいのは初めて」とか、「おかげで登れました、ありがとう」と言われることは添乗員冥利につきます。お客さんも時に高所などでヨロヨロになったりして、どうしてここまでがんばるんだろうと、全力で挑む姿に感動し、登頂前からお客さんより先に涙を流すことも多々あります。笑

エベレスト街道にて
パキスタンでトレッキング中に現地テレビの取材をうける
ギアナ高地の台地上から眼下を覗きこんでいるところ
ダナキル砂漠の塩湖にて
東京本社での打ち合わせ風景

印象に残っているエピソードなどがあれば

本当にありすぎて一つというのは選べないです。でも西遊旅行で自分が提案したオリジナルのツアーを作れるようになって、広島の山ツアーを実現できたり、仲良しの現地ガイドさんと共に、イタリアやノルウェーでアットホームなツアーを実施できたことは思い出深く、感謝しています。

上山仁美と行くシリーズですよね。写真を見ているとアットホームな雰囲気が伝わってきます。

現地で仲良くなったガイドさん&西遊旅行のスタッフに協力してもらって、国内外で何度も実施させてもらえて、毎回とても楽しいです。

逆に苦労したエピソードなどはありますか。きっと家庭との両立など大変ですよね。

それははっきり言って大変です。ツアー前はご飯の作り置きなどの家事と、添乗の準備で追い込まれて途方に暮れたり、シルバー人材派遣の方にお世話になりましたが、娘が走って帰るので追いつけない。と1日で辞めてしまったなど、エピソードをあげればきりがありません。笑
帰宅すると家がめちゃめちゃですが、「ありがとう」と言うようにしていました。好きな仕事なのでやめようと思ったことはありません。
両親が近くに住んでいるとか、環境によるとは思いますが、やはり長期で家を空けることにはなるので、周りの協力なしではできません。私は無理やり協力してもらった感じかも。笑

両立するためのコツなどはありますか?

専属添乗員であれば、毎日出社するという制限はないし、ツアーに同行する頻度の調整や、どのツアーに同行するのかを選べば、例えば入学式の日は開けておくなどの調整はできます。どんな仕事でも家庭との両立は大変だと思いますが、コツといえば。。。完璧を目指さないことでしょうか。笑
ただ、昔は「理解のある旦那さんだね。」「よく許されてるね。」とか言われましたが、奥さんは家庭に入って旦那が働く。という常識も時代と共に変わってきているし、女性だからとか、子供がいるからできないということはないと思います。

めちゃくちゃカッコいいです!

あはは、まとまりがなくてすいません。

どんな人が添乗員に向いていると思いますか?

人が好きな人、グループをまとめて旅を作っていくのが好きな人でしょうか。
私は「旅を作りあげていく。」という感覚があって、そのツアーのテーマを深く感じてもらえるかどうかは、添乗員次第だと思っています。ただ行程をこなしていくんじゃなくって、見どころやテーマををどう伝えて楽しんでもらうかという事を考えています。そこには苦労と同時にやりがいもあって、それを楽しめる人が向いているんじゃないかなと思います。

なるほど。本日はどうもありがとうございました。

ありがとうございました。

思い入れのあるサンティアゴ巡礼ツアーにて

先輩に聞く西遊旅行 / interview


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