ツアーのポイント

ポイントパキスタンの8,000m峰全5座まで見渡す展望ピーク、秘峰シャトゥン・ピーク

ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の間にあるデオサイ高原に聳え立つシャトゥン・ピーク(5,223m)。世界第9位の高峰ナンガパルバット(8,126m)を始め、遠望ではありますが、山頂からは世界第2位の高峰のK2(8,611m)、ブロードピーク(8,047m)・ガッシャーブルムⅠ(8,068m)、ガッシャーブルムⅡ(8,035m)などバルトロ山群の8,000m峰4座の展望まで広大な景色を見渡すことができます。

ポイント天空の花園デオサイ高原を大横断

「ヒマラヤの高山植物の宝庫」として知られるデオサイ高原を花のベストシーズンに訪問。四輪駆動車にて、デオサイ高原を西から東へ横断し、広い大地に広がる高山植物や野生動物の生息する大自然を存分にご堪能いただきます。

ポイント過酷で不自由な環境下で快適なトレッキングをサポート

添乗員とは別に現地ガイドが必ず2名同行いたします。お一人様15㎏分のお荷物をポーターや馬が運搬します。専属コックが同行し、朝は消化の良いおかゆ、昼はスープとパスタ等、夜は日によっては日本食も含めた美味しいお食事をご用意いたします。日本より添乗員が補助食も持参し皆様の食事をサポートします。

COLUMN シャトゥン・ピーク山頂より
カラコルムとヒマラヤの8000m峰を望む

シャトゥン・ピークは、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の間にある高原に聳え立つデオサイ高原の秘峰で、まだ訪れるトレッカーも少なく静寂な空気を感じながら山の展望を楽しめる、まさに知られざる名峰という言葉がぴったりな山です。登頂が難しく「人喰い山」と恐れられる世界第9位の高峰「ナンガパルバット(8,126m)」はベースキャンプ付近から望むことができ、山頂からは、遠望ではありますが世界第2位の高峰のK2(8,611m)、ブロードピーク(8,047m)・ガッシャーブルムⅠ(8,068m)、ガッシャーブルムⅡ(8,035m)、マッシャーブルム(7,821m)他、パキスタンを代表する山々を一望することができます。

山頂からカラコルムとヒマラヤの名峰を望む
世界第9位峰ナンガパルバット(8,126m)
シャトゥンピーク山頂(5,223m)に到達!
点在する山上湖を眺めながらキャンプⅠへと下ってゆく

COLUMN ヒマラヤの植物・野生動物の聖地 デオサイ高原

デオサイ高原はパキスタン北西部、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の間にある高原です。世界第2の平均高度(4,100m)の高原地帯で広さは3,000平方キロメートル。野生動物の保護のため1993年に国立公園に指定されました。11月~5月は雪に閉ざされ、「天空の湿地帯」とも呼べる豊かな植生が残されています。7月はエーデルワイス、フウロソウ、シオガマギクなどの高山植物が咲き誇り、まさに「天空の花園」という言葉がぴったりの場所です。貴重なヒマラヤの植物、野生動物の最後の聖地であり、ユーラシア大陸からインド・アラビア半島への渡り鳥の中継地でもあります。デオサイ高原はパキスタンだけでなく、全ヒマラヤ地域で残された貴重な高原湿地です。

花咲く高山植物が広がります
エーデルワイス
ベンケイソウ
アズマギク
トラノオ
ユキノシタ
リンドウ
ワスレナグサ
セラスチウム(ナツユキソウ)

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
07月12日(土) ~
07月22日(火)デオサイ高原に花咲く季節
11日間 548,000円
09月13日(土) ~
09月23日(火)デオサイ高原に花咲く季節
11日間548,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 7名(12名様限定)・添乗員同行
燃油サーチャージ 37,800円(12月11日現在の見込み)
一人部屋追加代金 54,000円(テント泊含む)
日本の地方発着 名古屋発、福岡発も別途手配可能です(バンコク合流)。詳しくはお問い合わせください。
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
プライベートポーター 30,000円(5日間 シャトゥン・ピークB.C~登頂間、15kg以内、チップ込み)
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

コース難易度

体力 4,000mを超える高所に滞在しながら連日トレッキングを行います。山頂アタック日以外は、行動時間3~4時間程度と長くありませんが、高所で余裕をもって山登りができる体力が必要です。また、山頂アタック日は標高差約400m程度ではありますが、一部ガレ場の続く足場の悪いルートを約5,200mの山頂まで往復します。行動時間は9時間前後になり得ますので、長時間の登山もできる十分な体力と気力が必要なコースです。
高度 最高宿泊高度は4,720m、最高到達地点は5,223mです。高山病の影響が予測されます。専用車にて3日目に3,150m、4日目に4,250mと一気に上がりますので、少なくとも4,000m以上の高所滞在経験が必要になります。
宿泊 ホテル4泊、テント4泊、ロッジ1泊
テント設営はすべてスタッフが行い、テント場は草地やモレーン上になります。十分な寒さ対策も必要です。
荷物 日本からはスーツケースでご参加いただき、チラスにてダッフルバッグに詰め替えます。トレッキング中はデイパックをご用意ください。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
バンコク
大阪
バンコク
バンコク
イスラマバード
12:00発
16:30着

11:45発
15:35着

19:10発
22:10着

空路、東京・大阪よりそれぞれバンコクへ。着後、航空機を乗り換えて、パキスタンの首都イスラマバードへ。着後、ホテルへ。
※添乗員は、東京・大阪どちらか一方より同行し(往復)、バンコクにて合流します。
イスラマバード泊
2 イスラマバード
チラス
07:00発
20:00着
専用車にてカラコルム・ハイウェイまたはバブサル峠経由で北上し、チラスへ。
チラス泊
3 チラス
ラマ
08:00発
13:00着
専用車にて、アストール渓谷の避暑地ラマ(3,150m)へ。着後、周辺を散策します。
ラマ:ロッジ泊
4 ラマ
ショーサル湖
シャトゥン・ピークB.C.
07:30発
12:30着
四輪駆動車にて、美しい大自然の広がる標高約4,000mのデオサイ高原へ。ショーサル湖を経て、登山の拠点となるシャトゥン・ピークベースキャンプB.C.(4,250m)へ。道中は、色鮮やかな高山植物や世界第9位の高峰ナンガパルバット(8,126m)の雄大な景色をご堪能ください。
●デオサイ高原ハイキング(約1~2時間)
高所順応を兼ねて、周辺を散策します。
テント泊
5 シャトゥン・ピークB.C.
(バリラ方面)
約3~4時間 高所順応のため、シャトゥン・ピークB.Cに連泊します。
●デオサイ高原ハイキング(約3~4時間)
日中、高山植物の観察を楽しみながら、山容が見事なバリラピーク(約5,400m)の展望地(4,400m付近)へ往復。道中は、マーモットの観察も楽しめることがあります。
テント泊
6 シャトゥン・ピークB.C
キャンプⅠ
約4時間 ●シャトゥン・ピーク登山(約4時間)
高原地帯より、谷間を進んでキャンプⅠ(4,720m)へ。
テント泊
7 キャンプⅠ
シャトゥン・ピーク登頂
シャトゥン・ピークB.C

約9時間

●シャトゥン・ピーク登頂(約9時間:登り5時間/下り4時間)
標高5,223mのシャトゥン・ピークに登頂。天気が良ければナンガパルバット(8,126m)からマッシャーブルム、バルトロ山群までの大パノラマが展開します。展望を楽しんだ後、シャトゥンピークB.C.まで戻ります。
テント泊

8

(登頂予備日)
シャトゥン・ピークB.C
スカルドゥ


約4時間

四輪駆動車にてスカルドゥへ。
※前日に悪天候等の理由で登頂できなかった場合は、この日にキャンプⅠから山頂へアタックします。
スカルドゥ泊
9 スカルドゥ
イスラマバード
スカルドゥ
チラス
午前発
午前着

08:00発
18:00着
山岳フライトにて、イスラマバードへ。着後、自由行動。
※天候等によりフライトキャンセルの場合は、専用車にてチラスへ。
イスラマバード又はチラス泊
10 イスラマバード
チラス
イスラマバード
イスラマバード
23:20発

05:00発

17:00着
23:20発

午前中、自由行動。午後、イスラマバード市内観光。ご希望の方は、オプショナルツアーで世界遺産タキシラ観光へご案内します。 夕食後、空港へ。航空機にてバンコクへ。
※前日フライトキャンセルの場合は、早朝、チラスから専用車にてイスラマバードへ。夕食後、空港へ。航空機にてバンコクへ。
機中泊
11 バンコク

バンコク
東京

バンコク
大阪
06:25着
07:35発
15:45着
08:25着
15:55着

バンコク着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。

  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝9/昼9/夜9:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:タイ国際航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) パキスタン(無料)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。
気候・服装 イスラマバードやチラス等、平地では夏服で過ごせます。一方でトレッキング中は、長袖シャツ程度が基本となりますが、曇天の日やキャンプ地での朝晩、山頂付近はかなり冷え込みます。最低気温はマイナス5度前後まで冷え込みますので、フリースや雨具、ダウンジャケット等を重ね着して服装の調整をして下さい。靴は防水性の登山靴又はトレッキングシューズが最適です。また、アイゼンは原則不要ですが、直近の天候状況によっては必要になる場合もございます。喉の乾燥対策や埃除けにバフやマスクなどは必携です。また、危険なガレ場の通過に備えてヘルメットをご持参いただきます(山頂アタック日のみ使用)。
軽アイゼンの持参について 基本的に使うケースは少ないですが、降雪が多い場合に備えて軽アイゼン(6本爪限定、4本爪は不可)をご用意ください。
利用予定ホテル 日程及び下記をご覧ください。
■イスラマバード:ルーミー、ヒルビュー、グランド、レジェンド、クラウンプラザ、インダスキャラバンレジデンシー
■スカルドゥ:マッシャーブルム、ヒマラヤ
■チラス:シャングリラ・インダスビュー、パノラマ
高山病について 高山病の影響が十分予想されるコースですので、高山病対策として添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、および携帯加圧装置を携行し、現地で酸素ボンベを用意します。
高山病についてのご注意と取り組み
健康診断書のご提出について 健康診断書のテンプレート
出発日から6ヶ月以内に受診された健康診断書をご提出ください。
上記のテンプレート形式であること、血液検査、心電図、胸部X線の項目が必須となります。また、既に企業・自治体等で6ヶ月以内に受診された健康診断書をお持ちの方は、上記のテンプレートを医療機関にご持参いただき、再発行したものをご提出ください。
※診断結果によりご参加いただけない場合も、規定の期日以降は取消料が発生します。
海外旅行保険について ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。
トレッキングや登山について 高所順応の為のデオサイ高原ハイキングは、広々とした安全な道を歩きます。一方で、山頂アタック日はガレ場、ザレ場等の足場の悪いルートを歩き、勾配のきつい箇所も登る行動時間約9時間の行程となります。特別な登山技術は必要ありませんが、普段から様々な山歩きをされていて、十分な基礎体力のあることがご参加の必須条件です。また、4日目には、標高3,150mから1日で4,250mまで一気に車で移動をしますので、高所に弱い方のご参加はおすすめできません。できれば、事前に富士山山行をして高所順応に努められることを推奨いたします。トレイルやキャンプ地の状況、天候、皆様の体調により、トレッキングの日程を変更させていただくことがあります。
日程について このコースの大部分は山岳道路を移動するため、天候や道路状況などの予測できない事態により一時的に通行不可能になることがあり、大幅に時間がかかることもあります。その場合は、宿泊地やルートの変更を余儀なくされることがあります。日程を延長せざるを得ないこともありますので、余裕を持ってご参加ください。
宿泊について トレッキング中はテント泊となり、寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社より有料(8,000円)で貸し出しいたします。また、山岳地帯のホテルでは、バスタブがなくシャワーのみであったり、お湯の時間制限があったり、停電になったりするなど設備が十分ではありません。
パキスタンの国内線について 日程9日目スカルドゥ/イスラマバード間は山岳フライトになり、この区間は天候が急変しやすく、悪天候の場合はフライトキャンセルになります。その場合は車での移動となり、日程・宿泊地が変更になります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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