秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

スリランカみどころガイド

ゴールとその周辺

Galle & Around

スリランカ南部最大の町、ゴール。コロンボから南におよそ120kmの位置にあり、古くから港町として栄えた歴史があります。小さな半島がインド洋に突き出していて、町は、半島を囲む砦の内側にある旧市街と、半島の北側にある新市街のふたつに分かれています。一番のみどころは、世界遺産に登録されている要塞に囲まれた旧市街。アラビア商人たちによる東方貿易の時代から栄え、長年にわたる植民地支配の際にはその拠点となり、堅固な城砦が築かれました。海のシルクロードの中継点として栄え、教会やモスクが多く、コロニアルな街並みが印象的です。一方、新市街には鉄道やバスなど交通機関のターミナルがあり、銀行や郵便局が並びます。食料品や雑貨店が集まる市場や食堂は、地元の人々でいつも賑わっています。

ゴールの旧市街と要塞 / Jomsom

1988年に世界文化遺産に登録された旧市街と要塞。14世紀頃にアラビア商人たちの東方貿易の地として繁栄した後、1589年にポルトガル人が最初に要塞を築きました。そして1640年にオランダによって拡張され、その内側に町ができました。これが現在のゴール旧市街の原型です。やがてイギリスの支配下に置かれましたが、イギリスは要塞に手を加えることはなく行政の中心として使用しました。そうしてゴールは、城砦都市として形成されていきました。
旧市街のメインゲートを入ると、まず目に入るのが石造りの時計塔です。時計塔が建つムーン要塞には登ることができ、新市街と旧市街両方を眺められる絶好のビューポイント。砦沿いに歩いていくと、スター要塞、アエロス要塞が並びます。岬まで進むと、ゴールのランドマークである高さ18mの真っ白い灯台が建っています。灯台の下には小さなビーチがあり、砦から海に飛び込む若者や、砦の下の芝生でクリケットを楽しむ人たちなど、地元の海水浴客でにぎわうのどかな風景が見られます。

ゴール旧市街の灯台
ムーン要塞の時計塔
モスク
ゴールの町並み
ゴール旧市街のサン要塞

ヒッカドゥワ / Hikkaduwa

スリランカの南西海岸、ゴール県の都市ヒッカドゥワはバックパッカーに人気のリゾート地。沖合いに珊瑚礁があるため、南西海岸の中でもリゾート地として発展してきたといわれています。海沿いには珊瑚礁の海を望むたくさんのホテルが並び、ダイビング、サーフィンをはじめとするマリンスポーツを体験できます。また、ヒッカドゥワは、満月の時期に付近の海辺でウミガメの産卵が見られることでも知られています。
ヒッカドゥワから南に進むと、ワァーラワ地区があります。ここには、かつてのヒッピー文化の名残があり、ゲストハウス、レストラン、バー、おみやげ屋が軒を連ねます。さらに南のナーリガマ地区の浜辺は、サーフィンのメッカとして知られ、サーフボードを抱えて海へ飛びこんで行く若者たちの姿が見られます。

ヒッカドゥワの浜辺

ミリッサ / Mirissa

スリランカの島の中でも最南部にあたる、南部州マータラ県に位置する町。近隣のゴールやマータラに比べると小さな町ですが、ここはスリランカ随一のホエールウォッチングの拠点。多くのホエールウォッチング用のボートがミリッサ港を拠点としており、シーズン中には観光客でにぎわいます。このミリッサと、東にあるドンドラ岬(島の最南端の岬)の沖は、世界最大の動物であるシロナガスクジラが集まる場所として有名です。ほかにも、マッコウクジラやイルカを含むクジラ目の動物が集まり、稀にシャチの姿も見られます。シロナガスクジラは年中を通してこの海域にいますが、南西モンスーンの影響が少なく海が穏やかな12月~4月がピークシーズンといわれています。ヒッカドゥワなどの南西海岸のビーチに比べて人が少なく、美しい静かなビーチに滞在したい人にもおすすめの場所です。

>>スリランカの野生動物特集はこちら!

ミリッサのビーチ
ホエールウォッチングの様子
PAGE TOP