ウルムチ(烏魯木斉)と
その郊外
Urumqi
新疆ウイグル自治区の首府。天山山脈の北麓、ジュンガル盆地の南端に位置する標高924mの都市。 人口208万人、漢民族のほかにもウイグル族、回族、カザフ族、モンゴル族など49の少数民族が暮らしています。現在、ソウル、イスラマバードや中央アジア諸国とも国際航路が結ばれ、国際都市としても発展してきたシルクロード探訪の拠点となる町です。
2005年9月20日に再オープンした地上2階建て、広さ17,288㎡、4万点を越える文物を所蔵する新疆ウイグル自治区最大の博物館。 少数民族の衣服や住居など展示する「民俗陳列庁」、石器時代から現在まで文物を時代に沿って展示する「歴史陳列庁」、タクラマカン砂漠周辺から出土したミイラ(楼蘭の美女など)を主に展示する「ミイラ陳列庁」など見ごたえ十分な博物館です。 写真は、チェルチェン郊外のザグンルク墳墓から発見された男性のミイラ。非常に保存状態が良く、膝をまげて埋葬する当時の風習がうかがえます。