ホータン(和田)
Hotanホータンはタクラマカン砂漠と、その南を東西に延びる崑崙山脈とに挟まれたシルクロード上のオアシス都市。ホータン王国(ウテン国)は西暦56年から1006年の間に存在した仏教王国で、法顕や玄奘などの中国僧も訪れています。その後11世紀始めにイスラムの侵攻を受けてその支配下に入ってから住民もイスラム化してきました。 またホータン北方のタクラマカン砂漠にあるダンダンウィリク遺跡で、ホータン王に嫁いで来た中国の王女が、髪の中に蚕の卵を隠していたと見られる壁画が発見されていることから、中国以外で絹が生産された初めての場所とされています。