シルクロードの旅
砂漠に刻まれた信仰と興亡の歴史、オアシスの町々、山脈、奇岩と砂丘が広がる見渡す限りの大自然・・・。自然、文化、民族、歴史、今も人々を惹きつけてやまない、中国・シルクロードの旅。西遊旅行の原点ともいえる、この魅力あふれるシルクロードへの誘い。
砂漠に刻まれた信仰と興亡の歴史、オアシスの町々、山脈、奇岩と砂丘が広がる見渡す限りの大自然・・・。自然、文化、民族、歴史、今も人々を惹きつけてやまない、中国・シルクロードの旅。西遊旅行の原点ともいえる、この魅力あふれるシルクロードへの誘い。
タリム盆地、ゴビ、ツァイダム盆地に祁連山脈に囲まれたシルクロードのオアシス都市。砂漠の大画廊として有名な「莫高窟」、かつての関所跡「玉門関」、「陽関」など数多くの見所が残されています。
ウルムチから所要2時間30分とアクセスの良さと見所の多さから観光客に人気がある町。 -154mの艾丁湖をもつ低地・トルファン盆地は夏の暑さでも有名です。
天山山脈の西に位置する町。 中国で最長の上海からイリまで続く国道312号線上に位置し、ウルムチから敦煌までの移動途中に立ち寄ることができます。
新疆ウイグル自治区の首府。天山山脈の北麓、ジュンガル盆地の南端に位置する標高924mの都市。国際都市としても発展してきたシルクロード探訪の拠点となる町です。
後漢時代には「西域都護府」が、唐代には「安西都護府」が置かれたシルクロードのオアシス都市。かつては亀茲国(きじこく)と呼ばれ東西貿易の中継地として繁栄していました。
ウイグル族が人口の80%を占める民族色豊かな町カシュガルは、古くからシルクロードの貿易地であり、中央アジアと中国を結ぶ要衝として発展してきました。
新疆西部はパミール高原の一部分。カラクリ湖やスバシ峠へは、カシュガルから日帰りで、タシクルガンへはパキスタンへと通じる中パ公路の中継点として訪れることができます。
ホータンはタクラマカン砂漠と、その南を東西に延びる崑崙山脈とに挟まれたシルクロード上のオアシス都市。ホータン王国(ウテン国)は西暦56年から1006年の間に存在した仏教王国で、法顕や玄奘などの中国僧も訪れています。
タクラマカン砂漠の南、崑崙山脈の北に位置するキャラバン隊や商人が往来した西域南道沿いにはかつてのオアシス都市の遺跡が今なお残されています。
タリム盆地に広がる砂漠で、面積は約30万平方kmと世界で2番目の大きさです。 タクラマカンとはウイグル語で「死」や「無限」などを意味する合成語で、昔は一度入ったら出られない死の砂漠と捉えられていました。
「楼蘭」の名前が始めて歴史上に現れたのは、司馬遷の「史記」の「匈奴伝」。 紀元前176年、匈奴の冒頓単于が前漢の文帝に送った親書に「楼蘭以下二十六国を完全支配下に収めた」と記したことを伝えています。
タクラマカン砂漠の奥深くに残るダンダンウィリクは、シルクロード学の原点ともなった古代仏教都市の遺跡。古代ウテン王国の重要な町として唐代には「傑謝」と呼ばれ、東西約2km、南北約10㎞の範囲内に寺院や住居跡など数多くの遺構が分布し、8世紀に放棄されたものと推測されています。
タクラマカン砂漠、崑崙山脈の間に位置する西域南道沿いに栄えたオアシス都市。 民豊(ニヤ)の町から約100kmの砂漠の中に位置し、仏塔を中心として、寺院や住居、果樹園、貯水池、墓地跡が残ります。
中国シルクロード地域は典型的な大陸性気候です。年間を通じて雨が少なく乾燥し、夏と冬、朝晩と日中の気温差が大きいことが特徴です。日本のようにはっきりとした四季はなく、長い夏と冬の間に季節の変わり目としての短い春・秋が訪れます。
4月を過ぎたあたりから段々と寒さが和らぎ始めます。シルクロードの観光シーズンの始まりです。気温は5月の連休を過ぎた頃から徐々に上がり、本格的な夏がやって来ます。
この時期が最も暑く、日中の気温は35度以上になります。日差しは強いですが乾燥しているため日本のような蒸し暑さはなく、朝晩や屋内は涼しく感じられることもあります。
9月下旬からは暑さも徐々に和らぎ、短い秋を迎えます。10月はポプラの並木道や砂漠の胡楊が色づく季節。爽やかで過ごしやすい季節といえますが、天候によっては肌寒く感じることもあります。
秋が過ぎると冬の到来。氷点下まで気温が下がり、雪が降ることもあります。寒さは厳しいですが、この地域の建物には立て付けの暖房設備があるため、屋内は軽装で過ごせるほど暖かです。また、観光客の数が減るため各観光地、ホテルも比較的空いており穴場のシーズンといえるでしょう。
初夏のトルファンを彩るぶどう棚
秋は胡楊の黄葉の季節(10月)
一年を通じて雨は少なく、乾燥しています。春・秋は季節の変わり目にあたり、気温が不安定になりやすい時期です。一日の温度差も大きいので、夏服からジャンバー程度の防寒着まで用意し気温に応じて調節できるようにして下さい。
夏季は夏服が基本です。大変日差しが強いので、帽子やサングラスといった日除け対策が必要です。肌の日焼け対策を兼ねて、服もゆったりとした長袖が良いでしょう。湿度が低いため、長袖でも蒸し暑くはありません。
冬季の観光には、ダウンジャケットやオーバーズボンなど、しっかりとした防寒対策が必要です。屋内の暖房が良く効いているため屋外・屋内と温度差が大きいので、調整しやすい服装が良いでしょう。
中国では15日以内の滞在に査証は必要ありませんが、15日以上の滞在を予定されている方は査証が必要です。
弊社では中国査証の代行申請を承っておりますので詳しくはお問い合わせください。
※大使館では個人の申請を受け付けておりませんのでご注意ください。
中華料理の他、ウイグル族や回族といった少数民族向けの食堂も多く、食のバリエーションは豊かな地域です。西安や敦煌、ウルムチでは日本料理や韓国料理他、各国料理のレストランもあります。香辛料・油を多く使う料理も多くありますので、食べすぎは禁物です。体調管理の為にも腹八分目を常に心がけましょう。
「ポロ」
中央アジアのピラフ
「ラグメン」
ウイグル料理の横綱
「しゃぶしゃぶ」
羊肉が広く食べらています
ミネラルウォーターやジュースはどこでも手に入ります。水道水は絶対に飲まないようにしてください。果物や炒め物を食べるときは、冷たい水ではなく暖かいお茶やお湯を飲むとよいでしょう。
イスラム教徒が多く暮らす地域ですが、戒律はさほど厳しくないためお酒は自由に飲むことが出来ます。レストランや街のスーパー、商店ではビール、白酒(中国のコーリャン酒)の他、特産のブドウを使ったワインなど豊富に種類があります。但し新疆ウイグル自治区では、ラマダン中や、ムスリム向けのレストランや町の食堂ではお酒が飲めないことがありますのでご注意ください。
新疆ワイン
水分補給はしっかりと
活気あふれる屋台は目にも楽しく、気軽に地元ならではの料理を食べることが出来ます。しかし、胃腸の弱い方や衛生状態が気になる方はお控えください。屋台での食事に挑戦する場合は、新鮮なもの、しっかり火の通ったものを選ぶとよいでしょう。
サモサ
シシカバブ
ナン
初夏から秋口にかけて、バザールには様々な種類の果物が並び、目を楽しませてくれます。果物が一番おいしい時期は、夏真っ盛りの7月から9月。強い日差しを浴びて、甘く実ったハミ瓜やスイカが驚くような値段で手に入ります。路上で切り売りしているものではなく、丸ごと一つ購入して、ご自分で切って食べると衛生面でも安心です。
瓜
ドライフルーツ
ざくろ
西安、ウルムチといった大都市では5つ星クラスから長期旅行者向けのリーズナブルなホテルまで様々な種類の宿泊施設があるので、 旅のスタイルにあわせて選ぶことができます。地方の小さな町ではお湯の出がよくなかったり、掃除が十分でないこともあります。
一番のお勧めは干しぶどうや干しあんずなどのドライフルーツ。日照時間が長く、年間の気温差が大きいシルクロードの気候が糖度の高い果物を育みます。露天での量り売りの他、スーパーでは小分けにされたものも購入できます。 その他河西回廊では「葡萄の名酒~」の漢詩で有名な夜光杯や莫高窟の壁画を模したポストカード、新疆ウイグル自治区では少数民族の刺繍小物やアクセサリー、民族音楽のCD、ウイグル族のアトラス(矢絣)模様のスカーフ、ナイフなど・・・現地発行のガイドブックも写真集代わりとして理解を深めるのに役立ちます。旅の思い出として、お気に入りの一品を探してみてください。
アトラス
花帽
ドライフルーツ
写真撮影 : 女性、特に年配の方は写真に撮られることを嫌がります。撮影の際には性別を問わず、必ず本人に確認してから撮影して下さい。また、後ほどお金を請求されることもありますので十分にご注意ください。
服装: イスラム教徒が多く暮らす地域です。観光客の服装に制限はありませんが、女性のノースリーブ、短パンといった露出の多い服装はお控え下さい。モスク見学の際は、男性もこのような服装は避けたほうがよいでしょう。
博物館:各地の博物館は原則写真撮影が禁止です。
モスクの見学 : モスクや聖者廟を訪問する際は、靴を脱ぎ、脱帽し、女性はスカーフを着用します。写真撮影は礼拝する人の邪魔にならないようにしてください。
お手洗い:
お手洗いには備え付けの紙がない所も多いので、ティッシュは多めにご用意ください。各観光地にはお手洗いがありますが、長時間の移動中は屋外で済ませる場合もあります。
西域の入り口・敦煌から悠久の古都・西安へ。古代中国と西方世界をつなぐ河西四群を訪ねる。旅のハイライト・敦煌ではこだわりのホテルに2連泊。シルクロードの景勝地・七彩山も訪問。
ウルムチ・カシュガル・ホータン・クチャ。憧れのシルクロードを8日間で満喫!天山山脈を越えて西域南道、砂漠公路を陸路でつなぐ。賑わうバザールや数々の遺跡も訪問。
オアシスを巡り、数々の遺跡を訪ねる西域旅行の決定版。南疆鉄道、西域南道、砂漠公路を陸路で繋ぐ旅。カシュガル、ホータン、クチャ、ウルムチの4都市でゆとりの連泊。
蘭新高速鉄道でトルファンへ。シルクロードを語る上で欠かせない敦煌、トルファンでも連泊を設け、じっくりと観光します。蘭州の炳霊寺、敦煌の莫高窟やトルファンのベゼクリク千仏洞窟など仏教のシルクロード伝播の道をたどります。