パキスタンの旅
カラコルム、ヒンドゥークシュ、ヒマラヤ、三つの山脈が交わる地・パキスタン。世界第2位の高峰・K2をはじめ、五座の8,000m峰が聳えています。「桃源郷」フンザ、インダス文明の遺跡モヘンジョダロやハラッパ、ガンダーラ美術と仏教文化が栄えたタキシラやペシャワール…。自然、文化、歴史と多彩な魅力に満ちた国、パキスタンへ。
カラコルム、ヒンドゥークシュ、ヒマラヤ、三つの山脈が交わる地・パキスタン。世界第2位の高峰・K2をはじめ、五座の8,000m峰が聳えています。「桃源郷」フンザ、インダス文明の遺跡モヘンジョダロやハラッパ、ガンダーラ美術と仏教文化が栄えたタキシラやペシャワール…。自然、文化、歴史と多彩な魅力に満ちた国、パキスタンへ。
カラコルム山脈を貫くカラコルム・ハイウェイは、7,000メートル峰の山々をバックに、すぐ近くまで迫る氷河を避けるように河沿いに建設された、パキスタンと中国を結ぶ道路です。
春の杏の花、夏の緑と山々の景色、秋の紅・黄に染まった木々・・・それぞれの季節に美しい景色を魅せる「桃源郷」フンザへ。
「上部フンザ」とも呼ばれるゴジャール地区は、グルミット村、シシュカット村付近からクンジュラブ峠にかけてのエリアを指します。高峰連なる壮大な景色が広がります。
パキスタンの出国地点スストの村を過ぎ「クンジュラブ国立公園」へ。運がよければアイベックスなどの野生動物と出会うことも。 世界の尾根パミール高原にある国境です。
バルチ族の土地・バルティスタン。かつてはチベットの一部としてカシミールへの交易の中心でもありました。
パキスタン北部はカラコルム山脈・ヒマラヤ山脈・ヒンドゥークシュ山脈の3つの山脈が走り、世界第2の高峰K2をはじめとし、名だたる名峰が連なる世界でも有数の山岳地帯です。
パキスタンの首都、イスラマバード。インドからイスラム国家として分離独立した1947年、首都はカラチに置かれましたが、カラチはパキスタンの南端でどの町からも遠く、また気候も暑すぎるということでイスラマバードへ遷都されることが決定し、1962年より首都として機能を始めました。
ガンダーラ美術の中心がペシャワール、スワート渓谷であるのに対し、タキシラは離れた場所にありながらガンダーラ最大の都市でした。
16世紀に建設された世界遺産のロータス・フォートとアレキサンダー大王の時代に発見され現在も採掘がつづくケウラ・ソルト・マイン(塩の鉱山)のご紹介です。
パンジャーブ州の州都にしてパキスタン第2の都市。ラホールの語源は「loha(鉄)」で、古代鉄壁な防御を誇る町があったと言われています。
ラヴィ川南岸に位置するインダス文明の都市跡。ハラッパ遺跡は東の城塞区と西の市街地からなり、最盛期には2万人の人々が暮らしていました。
ムルタンは、パンジャブ地方南部の交易の場として古くから栄えた町。当時はラヴィ川とチェナブ川の合流点に位置しました。
ウチ・シャリフは、姉妹都市のムルタンと並び13~14世紀に中央アジアから多くのイスラム聖者が集まり、イスラム信仰、文化、政治の中心となった町です。
チョリスタン砂漠はパキスタンのシンド州とインドのラジャスラン州の「タール砂漠」につながる砂漠です。
ハイバル・パフトゥンハー州(旧北西辺境州)の州都であり、かつてはガンダーラの中心都市として栄え、クシャーナ朝時代カニシカ王の冬の都、プルシャプラと呼ばれました。
ペシャワールの西にあり、アフガニスタンとの国境へと向かう「カイバル峠」は古くから東西の文化圏を結ぶ交易路として重要な峠でした。
緑豊かで、美しい山並みが広がる渓谷、スワート。 紀元前2世紀から9世紀にかけガンダーラ仏教文化が花開き、密教行者パドマサンババの生まれた地ともいわれています。
独自の宗教を信仰し、「異教(カフィール)徒の地=カフィリスタン」と呼ばれる地に暮らす、カラーシャ族の谷へ。
チトラールの人々はイラン系山岳諸民族の特徴を持ち、白い肌に青い瞳の人もおり、男性は"パコル"と呼ばれるフェルトの帽子をかぶっています。
パキスタン・シンド州の州都。パキスタン最大の都市で、現在の推定人口は約1300万人。現在パキスタンの商業・金融の中心地です。
パキスタンのシンド州のインダス川に面した町。 バロチスタン州とパンジャーブ州への中継地点でもあり、インダス川から運河をわける巨大な堰堤サッカル・バレッジで有名です。
BC2600年~1700年に栄えたインダス文明最大の都市遺跡。モヘンジョ・ダロとは「死者の丘」を意味しています。
名称 | パキスタン・イスラム共和国 Islamic Republic of Pakistan |
面積 | 796,000㎢ |
人口 | 約2億777万人(2017) |
首都 | イスラマバード Islamabad |
時差 | 日本との時差 -4時間 |
公用語 | 英語(公用語) ウルドゥー語(国語) |
通貨 | パキスタン・ルピー |
フンザやスカルドゥの杏の花は3⽉20⽇頃から4⽉上旬が⾒ごろ。上部フンザでは4⽉下旬頃まで⾒られます。
トレッキングの季節は場所にもよりますが、5⽉下旬から9⽉下旬。
6⽉下旬〜7⽉下旬はデオサイ⾼原や各地の峠で⾼⼭植物、野花が咲き乱れます。
パキスタンへ行くには出発前に査証(ビザ)を取得する必要があります。
東京のパキスタン大使館にて取得が可能です。
パキスタン・イスラム共和国大使館 Embassy of the Islamic Republic of Pakistan
〒106-0046 東京都港区元麻生2-14-9
TEL:03-3454-4861
WEBサイトはこちら
パキスタンビザ(査証)取得代行について
弊社ではパキスタンビザの代行申請を行っております。 代行申請させていただく場合は、下記のようなお手続きとなります。
1. パスポートの残存期間をご確認ください。ビザ申請時に6ヶ月以上と見開きページが1ページ以上あることが必要です。
2. 弊社から予約申込書とビザ申請用紙、簡易書留返信用封筒(送料弊社負担)をお送りします。
3. 上記の予約申込書とサインのみしていただいたビザ申請用紙、及び、写真2枚(タテ4.5cm×ヨコ3.5cm)、パスポートを同封し、返信用封筒にて、郵便局より簡易書留にてご返送ください。
4. 所要日数は約14日間前後。出来上がりましたらご指定のご住所へお送りします。
査証代金について
■弊社で航空券や現地手配を承っている方:実費100円、代行手数料は7000円+消費税
■添乗員同行のパッケージツアーにお申込みの方:実費100円、代行手数料4,000円+消費税
■査証取得代行のみの方:弊社にて身元とパキスタン内での行動の保証をしなくてはならないため、お問い合わせください。
※日本の暦とは別にイスラム暦による大使館の休日もありますので、出発直前の申請は避けてください。
※最新の情報はご予約時にお問い合わせください。
>> 取得代行はメールフォームより問い合わせください。
●パキスタン航空の直行便が東京から週2便(北京経由)の便がイスラマバード・ラホールへ運行
●タイ国際航空が東京・大阪・名古屋・福岡からバンコク乗換えにて、カラチ、ラホール、イスラマバードへ運航。ビジネス渡航で一般的に使われています。
●スリランカ航空がコロンボ乗り換えでラホールへ就航。復路にスリランカにも立ち寄りたい人には価格的にもお得。
●キャセイ・パシフィック航空が東京・大阪・名古屋・福岡からカラチへ
●中国国際航空が北京乗り換えでイスラマバード・カラチへ。
●トルコ航空、エミレーツ航空、カタール航空など中東系航空会社でパキスタン各地へ。ただし、乗り継ぎ時間が長い場合がほとんどです。
>> パキスタン行き航空券はこちら (東京・大阪発着)
※福岡・名古屋発着をご希望の場合はお問い合わせください
パキスタン料理はよくインド料理と比較されますが、肉料理が中心でグレイビーソースをナンやチャパティ、ライスにつけて食べるのが一般的です。香辛料はきつくないですが、レストランによっては脂っぽいこともしばしば。 タンドールからあがったばかりのアツアツのナン、バザールのカバブ、濃厚なグレイビーソース、そして季節のフルーツと、パキスタンの美食をお楽しみください。
水道水は飲まないでください。ミネラル・ウォーターが各地で簡単に手に入ります。トレッキング・登山に出かけられる方は同行のコックが泉から水を取り煮沸したものを飲用していただきます。
パキスタンは"禁酒国"です。イスラマバードやカラチの一部のホテルは許可証を持っており、時間限定で販売していたり、ルームサービスで購入できたりします。その場合も公共の場での飲酒は禁止されており、部屋でのみ飲むことが可能です。持ち込みに関しては空港で没収されることもありますのでご注意ください。ビールはパキスタン製のマリー・ビールがあります。Murree Breweryはイギリス植民地時代からの醸造所でマリークラシック、マリーミレニアムなどの銘柄を作っています。また以前はパキスタンの北部では国境を超えて中国製のビールが入ってきていましたが、パキスタン観光客の増大に伴い厳しい規制が取られ2018年現在手に入りにくくなっています。 そのほかフンザには伝統的な"フンザ・ウォーター"と呼ばれる果実を蒸留した地酒があります。
6~7月はマンゴーの季節。品種豊富でいろんなタイプのマンゴーを賞味することができます。そのほか、さくらんぼやぶどう、すいかも豊富で夏の終わりにはざくろ、みかん、りんごが売り出されます。フンザ地方では一年を通じてドライフルーツ(杏など)を楽しめます。 <水> 水道水は飲まないでください。ミネラル・ウォーターが各地で簡単に手に入ります。トレッキング・登山に出かけられる方は同行のコックが泉から水を取り煮沸したものを飲用していただきます。
バザールでの買い食いなど、食事の衛生面にはご自身で十分にご注意<ください。 特に油ものを使った料理やヨーグルトなどの乳製品はお腹をこわす原因になりやすいものです。また、民家で食事の提供がある場合も、衛生面に疑問をもつ場合は丁寧に断るなどご自身でしっかり管理なさってください。
カバブはパキスタンを代表する肉料理
チャイハナ(お茶食堂)のシンプルな食事
サモサはパキスタン全土でポピュラーなスナック
パキスタンのマリー・ビール。非イスラム教徒が作っています。
パキスタンのマンゴーは世界的に有名です。
フンザの伝統料理
パキスタンの多くの人はイスラムを信仰します。スンニ派、シーア派、イスマイル派など地域によって宗派が異なることもあります。旅先の習慣を理解し尊重しましょう。公共の場での飲酒は当然禁止されていますし、女性も男性も肌を露出するような服装はNGです。 ラマダン(絶食月)中は外国人には制限はないものの、現地の人たちは日中の食事をしません。町中のレストランも日中は閉めているところが多くなります。ラマダンが明けるとイード(犠牲祭)のため、町はお祭ムードとなります。2019年のラマダンは5月5日頃から1ヶ月です(正確な日付はイスラム聖職者が月を見て決めます)。
写真撮影 | 今どきのパキスタンの若い人は、自撮りやFacebookなどのSNSに夢中で写真を撮られるのも、一緒に撮るのも大好きという人たちが多いですが、「写真」に対する考え方は地域やその家族によっても違います。男女を問わず写真撮影の際には必ず本人に確認してから撮影しましょう。 特に山岳地帯や内陸の保守的な村では注意が必要です。その他、軍関係施設や警察の写真撮影も禁止です。 |
服装 | 夏期であっても、女性の肌を露出した服装は控えましょう。半そでシャツは大丈夫ですが、タンクトップや短パンは男性でも避けてください。女性はスカーフを一枚お持ちになると良いでしょう。隣国のイランのような服装の制限はありませんが、体の線があまり出ない、動きやすい服装がお勧めです。特に北部へ行かれる方は夏であっても温かめの服装をご準備ください。 |
トイレ事情 | トイレは南アジア式で、紙を使わず水を使います。ホテルのトイレを除いてトイレットペーパーは備え付けられていませんので、ポケットティッシュを多めにお持ちください。また、使用後の紙はトイレには流さず(対応していないためつまる原因になります)備え付けのバスケットにすててください。 トレッキング・登山へ出かける方はキャンプ地のトイレを除いては「青空トイレ」になります。使用した紙は持ち帰るなどし、自然の中に放置することがないようにしてください。 |
見学のマナー | 各地の博物館は原則、写真撮影が禁止されています。ラホールの博物館は有料で写真撮影が可能ですが大きな荷物の持込が禁止されています。モスクや聖者廟を訪問する際は、靴を脱ぎ、脱帽し、女性はスカーフを着用します。写真撮影は礼拝する人の邪魔にならないようにしてください。 |
高山病 | フンザからパミール高原にかけては標高が2,500mから4,700mまで高度が上がります。人によっては頭痛や吐き気など高度障害の症状が出ることもあります。水分を多めにとり、深い呼吸をし、当日の入浴・シャワーは控えてください。体調の変化があったらすぐに同行者やホテルの人に相談しましょう。 |
停電 | 電力不足による停電が都市部でも村でも起こります。バックアップ発電機を持つホテルやゲストハウスがほとんどですが、停電に備えて懐中電灯、予備バッテリーの用意をお勧めします。 |
お祭り | イスラムに関する行事や祝日以外にも、クリケットの試合など様々な理由で現地が混雑したり、休みとなることがあります。事前にカレンダーをよく確認しましょう。 |
異常気象 | 近年の異常気象はパキスタンにおいても観察されます。例外的な大雪、雨等によりがけ崩れなどが起こることがあります。春の雪解けの季節、モンスーンの影響を受ける夏場にカラコルム・ハイウェイでの落石による通行止めが起こることがあります(通常は数時間で開通されます)。 |
外国人登録・入域許可 | 以前は北部のギルギット・バルチスタン州のでは観光客の外国人登録(Foreigners Registration Card)が行われていましたが、2019年6月現在、廃止の方向にあります。 カラコルム・ハイウェイ上のチェックポストでは引き続き、チェックポストが設けられパスポートの提示が求められます。 中国との国境近い上部フンザの谷によっては入域許可の取得が別途必要な場所もあります。バロチスタン州など全域において州政府または内務省発行の異議なし証明書(No Objection Certificate:NOC)の取得が必要な州もあります。 |
セキュリティー・エスコート | カラコルム・ハイウェイやKPK州、シンド州、バロチスタン州を旅しているとバスや車を地元警察がエスコートすることがあります。地域ごとにリレー式でエスコートが提供されることが多く、近年のアジアからの観光客の急増によりエスコート需要が増え、待たされたり、数台のグループをまとめるなどの不都合も発生しています。 |
クンジェラブ峠の国境 | 例年5月1日~10月31日の間、外国人に開放されています。毎週土・日曜日とパキスタンと中国の祝祭日には国境が閉まります。2018年は11月も外国人の国境通過が可能でしたが積雪などにもよりますので現地確認が必要です。 |
ドローン撮影 | 絶景パキスタンにはドローン撮影スポットがたくさんあります。原則はドローンの撮影(個人用・商業利用)許可の取得が必要です。州や地域によって事情が異なります。 |
砂漠と遺跡のパキスタン。パキスタンをカラチからイスラマバードまで陸路で走破。南部・中部のみどころを網羅。モヘンジョダロ、ハラッパ、インダス文明の遺跡をじっくり見学。
人気の現地日本語ガイド・サリームさんがご案内。シムシャールの春の到来を祝う独特の祭り「タガム」の見学と、上部フンザを巡る9日間。春景色が一番きれいな季節で、パキスタン・リピーターの方にもお勧め。
杏の里シガールとカリマバードにそれぞれ3連泊。上部フンザも訪れるカラコルムの山の展望にもこだわった日程。
世界第9位の名峰ナンガパルバットの好展望地からカラコルムの里へ。フンザの中心地カリマバードに3連泊。カラコルムの山々を楽しみ、上部フンザ、クンジュラブ峠も訪問。
ダムの完成により水没するシルクロードの遺産、最後の時を訪ねる旅。この貴重な岩刻画群が水没する前にぜひ見ていただきたいという願いで作った企画です。