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エリアガイド

パキスタンの旅

カラコルム、ヒンドゥークシュ、ヒマラヤ、三つの山脈が交わる地・パキスタン。世界第2位の高峰・K2をはじめ、五座の8,000m峰が聳えています。「桃源郷」フンザ、インダス文明の遺跡モヘンジョダロやハラッパ、ガンダーラ美術と仏教文化が栄えたタキシラやペシャワール…。自然、文化、歴史と多彩な魅力に満ちた国、パキスタンへ。

パキスタンみどころガイド 詳細なみどころは下記の写真をクリック!

パキスタン基本情報

概要

名称 パキスタン・イスラム共和国 Islamic Republic of Pakistan
面積 796,000㎢
人口 約2億777万人(2017)
首都 イスラマバード Islamabad
時差 日本との時差 -4時間
公用語 英語(公用語)
ウルドゥー語(国語)
通貨 パキスタン・ルピー

旅のシーズン

●3月から4月

南部やパンジャーブ地方で気温が上がり始める時期です。3月末から4月上旬にかけては北部のフンザ、スカルドゥで杏やアーモンドの花が咲き春を迎えます。晴れれば山の展望も素晴らしい季節で、まさに桃源郷とよばれる北部エリアを体感するには旅のベストシーズンと言えます。

●5月

例年5月1日頃にクンジェラブ峠の中国との国境が外国人に開放されます。北部パキスタンは新緑に包まれ、また標高の高い上部フンザの谷ではこの頃に杏の花が見られる場所もあります。カラーシャの谷では「ジョシ祭」が執り行われます。

●6月から7月

平均標高4,000mのデオサイ高原やシャンドゥール峠で高山植物の花が咲き始めます。モンスーンの影響で雨が降ることもあります。パキスタンのトレッキング・登山の本格的なシーズンの始まりです。またパキスタンの学校の長期休暇にあたるため国内旅行客が多い季節です。

●8⽉から9⽉

カラコルム・ハイウェイを旅する人が増え中国との国境を目指すツーリストで賑わいます。トレッキング・登山のハイシーズンです。

●10月

中旬から下旬にはフンザ地方など北部一帯で紅葉・黄葉が楽しめる季節になります。晴天率も高く高峰群の素晴らしい展望が望めるベストシーズンです。クンジュラブ峠の国境は外国人に対して例年10月31日頃閉鎖されます。

●11月から2月頃

南部のシンド州やパンジャーブ州が過ごしやすい季節を迎えます。インダス文明で有名なモヘンジョダロ遺跡やハラッパ遺跡の訪問はこの季節がお勧めです。

  • フンザやスカルドゥの杏の花は3⽉20⽇頃から4⽉上旬が⾒ごろ。上部フンザでは4⽉下旬頃まで⾒られます。

  • トレッキングの季節は場所にもよりますが、5⽉下旬から9⽉下旬。

  • 6⽉下旬〜7⽉下旬はデオサイ⾼原や各地の峠で⾼⼭植物、野花が咲き乱れます。

ビザ(査証)について

パキスタンへ行くには出発前に査証(ビザ)を取得する必要があります。
東京のパキスタン大使館にて取得が可能です。

パキスタン・イスラム共和国大使館 Embassy of the Islamic Republic of Pakistan
〒106-0046 東京都港区元麻生2-14-9
TEL:03-3454-4861
WEBサイトはこちら

パキスタンビザ(査証)取得代行について
弊社ではパキスタンビザの代行申請を行っております。 代行申請させていただく場合は、下記のようなお手続きとなります。

1. パスポートの残存期間をご確認ください。ビザ申請時に6ヶ月以上と見開きページが1ページ以上あることが必要です。
2. 弊社から予約申込書とビザ申請用紙、簡易書留返信用封筒(送料弊社負担)をお送りします。
3. 上記の予約申込書とサインのみしていただいたビザ申請用紙、及び、写真2枚(タテ4.5cm×ヨコ3.5cm)、パスポートを同封し、返信用封筒にて、郵便局より簡易書留にてご返送ください。
4. 所要日数は約14日間前後。出来上がりましたらご指定のご住所へお送りします。

査証代金について
■弊社で航空券や現地手配を承っている方:実費100円、代行手数料は7000円+消費税
■添乗員同行のパッケージツアーにお申込みの方:実費100円、代行手数料4,000円+消費税
■査証取得代行のみの方:弊社にて身元とパキスタン内での行動の保証をしなくてはならないため、お問い合わせください。

※日本の暦とは別にイスラム暦による大使館の休日もありますので、出発直前の申請は避けてください。
※最新の情報はご予約時にお問い合わせください。

>> 取得代行はメールフォームより問い合わせください。

 

パキスタンへの行き方

●パキスタン航空の直行便が東京から週2便(北京経由)の便がイスラマバード・ラホールへ運行
●タイ国際航空が東京・大阪・名古屋・福岡からバンコク乗換えにて、カラチ、ラホール、イスラマバードへ運航。ビジネス渡航で一般的に使われています。
●スリランカ航空がコロンボ乗り換えでラホールへ就航。復路にスリランカにも立ち寄りたい人には価格的にもお得。
●キャセイ・パシフィック航空が東京・大阪・名古屋・福岡からカラチへ
●中国国際航空が北京乗り換えでイスラマバード・カラチへ。
●トルコ航空、エミレーツ航空、カタール航空など中東系航空会社でパキスタン各地へ。ただし、乗り継ぎ時間が長い場合がほとんどです。

※2019年1月現在


>> パキスタン行き航空券はこちら (東京・大阪発着)
※福岡・名古屋発着をご希望の場合はお問い合わせください

食事・飲み物

パキスタン料理はよくインド料理と比較されますが、肉料理が中心でグレイビーソースをナンやチャパティ、ライスにつけて食べるのが一般的です。香辛料はきつくないですが、レストランによっては脂っぽいこともしばしば。 タンドールからあがったばかりのアツアツのナン、バザールのカバブ、濃厚なグレイビーソース、そして季節のフルーツと、パキスタンの美食をお楽しみください。


○飲料水

水道水は飲まないでください。ミネラル・ウォーターが各地で簡単に手に入ります。トレッキング・登山に出かけられる方は同行のコックが泉から水を取り煮沸したものを飲用していただきます。


○お酒事情

パキスタンは"禁酒国"です。イスラマバードやカラチの一部のホテルは許可証を持っており、時間限定で販売していたり、ルームサービスで購入できたりします。その場合も公共の場での飲酒は禁止されており、部屋でのみ飲むことが可能です。持ち込みに関しては空港で没収されることもありますのでご注意ください。ビールはパキスタン製のマリー・ビールがあります。Murree Breweryはイギリス植民地時代からの醸造所でマリークラシック、マリーミレニアムなどの銘柄を作っています。また以前はパキスタンの北部では国境を超えて中国製のビールが入ってきていましたが、パキスタン観光客の増大に伴い厳しい規制が取られ2018年現在手に入りにくくなっています。 そのほかフンザには伝統的な"フンザ・ウォーター"と呼ばれる果実を蒸留した地酒があります。

○果物

6~7月はマンゴーの季節。品種豊富でいろんなタイプのマンゴーを賞味することができます。そのほか、さくらんぼやぶどう、すいかも豊富で夏の終わりにはざくろ、みかん、りんごが売り出されます。フンザ地方では一年を通じてドライフルーツ(杏など)を楽しめます。 <水> 水道水は飲まないでください。ミネラル・ウォーターが各地で簡単に手に入ります。トレッキング・登山に出かけられる方は同行のコックが泉から水を取り煮沸したものを飲用していただきます。

○ご注意

バザールでの買い食いなど、食事の衛生面にはご自身で十分にご注意<ください。 特に油ものを使った料理やヨーグルトなどの乳製品はお腹をこわす原因になりやすいものです。また、民家で食事の提供がある場合も、衛生面に疑問をもつ場合は丁寧に断るなどご自身でしっかり管理なさってください。

  • カバブはパキスタンを代表する肉料理

  • チャイハナ(お茶食堂)のシンプルな食事

  • サモサはパキスタン全土でポピュラーなスナック

  • パキスタンのマリー・ビール。非イスラム教徒が作っています。

  • パキスタンのマンゴーは世界的に有名です。

  • フンザの伝統料理

旅の注意事項とアドバイス

パキスタンの多くの人はイスラムを信仰します。スンニ派、シーア派、イスマイル派など地域によって宗派が異なることもあります。旅先の習慣を理解し尊重しましょう。公共の場での飲酒は当然禁止されていますし、女性も男性も肌を露出するような服装はNGです。 ラマダン(絶食月)中は外国人には制限はないものの、現地の人たちは日中の食事をしません。町中のレストランも日中は閉めているところが多くなります。ラマダンが明けるとイード(犠牲祭)のため、町はお祭ムードとなります。2019年のラマダンは5月5日頃から1ヶ月です(正確な日付はイスラム聖職者が月を見て決めます)。


写真撮影 今どきのパキスタンの若い人は、自撮りやFacebookなどのSNSに夢中で写真を撮られるのも、一緒に撮るのも大好きという人たちが多いですが、「写真」に対する考え方は地域やその家族によっても違います。男女を問わず写真撮影の際には必ず本人に確認してから撮影しましょう。 特に山岳地帯や内陸の保守的な村では注意が必要です。その他、軍関係施設や警察の写真撮影も禁止です。
服装 夏期であっても、女性の肌を露出した服装は控えましょう。半そでシャツは大丈夫ですが、タンクトップや短パンは男性でも避けてください。女性はスカーフを一枚お持ちになると良いでしょう。隣国のイランのような服装の制限はありませんが、体の線があまり出ない、動きやすい服装がお勧めです。特に北部へ行かれる方は夏であっても温かめの服装をご準備ください。
トイレ事情 トイレは南アジア式で、紙を使わず水を使います。ホテルのトイレを除いてトイレットペーパーは備え付けられていませんので、ポケットティッシュを多めにお持ちください。また、使用後の紙はトイレには流さず(対応していないためつまる原因になります)備え付けのバスケットにすててください。 トレッキング・登山へ出かける方はキャンプ地のトイレを除いては「青空トイレ」になります。使用した紙は持ち帰るなどし、自然の中に放置することがないようにしてください。
見学のマナー 各地の博物館は原則、写真撮影が禁止されています。ラホールの博物館は有料で写真撮影が可能ですが大きな荷物の持込が禁止されています。モスクや聖者廟を訪問する際は、靴を脱ぎ、脱帽し、女性はスカーフを着用します。写真撮影は礼拝する人の邪魔にならないようにしてください。
高山病 フンザからパミール高原にかけては標高が2,500mから4,700mまで高度が上がります。人によっては頭痛や吐き気など高度障害の症状が出ることもあります。水分を多めにとり、深い呼吸をし、当日の入浴・シャワーは控えてください。体調の変化があったらすぐに同行者やホテルの人に相談しましょう。
停電 電力不足による停電が都市部でも村でも起こります。バックアップ発電機を持つホテルやゲストハウスがほとんどですが、停電に備えて懐中電灯、予備バッテリーの用意をお勧めします。
お祭り イスラムに関する行事や祝日以外にも、クリケットの試合など様々な理由で現地が混雑したり、休みとなることがあります。事前にカレンダーをよく確認しましょう。
異常気象 近年の異常気象はパキスタンにおいても観察されます。例外的な大雪、雨等によりがけ崩れなどが起こることがあります。春の雪解けの季節、モンスーンの影響を受ける夏場にカラコルム・ハイウェイでの落石による通行止めが起こることがあります(通常は数時間で開通されます)。
外国人登録・入域許可 以前は北部のギルギット・バルチスタン州のでは観光客の外国人登録(Foreigners Registration Card)が行われていましたが、2019年6月現在、廃止の方向にあります。
カラコルム・ハイウェイ上のチェックポストでは引き続き、チェックポストが設けられパスポートの提示が求められます。 中国との国境近い上部フンザの谷によっては入域許可の取得が別途必要な場所もあります。バロチスタン州など全域において州政府または内務省発行の異議なし証明書(No Objection Certificate:NOC)の取得が必要な州もあります。
セキュリティー・エスコート カラコルム・ハイウェイやKPK州、シンド州、バロチスタン州を旅しているとバスや車を地元警察がエスコートすることがあります。地域ごとにリレー式でエスコートが提供されることが多く、近年のアジアからの観光客の急増によりエスコート需要が増え、待たされたり、数台のグループをまとめるなどの不都合も発生しています。
クンジェラブ峠の国境 例年5月1日~10月31日の間、外国人に開放されています。毎週土・日曜日とパキスタンと中国の祝祭日には国境が閉まります。2018年は11月も外国人の国境通過が可能でしたが積雪などにもよりますので現地確認が必要です。
ドローン撮影 絶景パキスタンにはドローン撮影スポットがたくさんあります。原則はドローンの撮影(個人用・商業利用)許可の取得が必要です。州や地域によって事情が異なります。

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