ユーフラテス川沿い
Euphrates basinユーフラテス川はトルコの東部山岳地帯に源を発し、西アジア最長の全長2800kmを誇る大河です。ティグリス川と共に、人類最古の文明とされるメソポタミア文明を育みました。流域は古代オリエント文化の発祥地であるため、古代遺跡が残っています。
デリゾール（デーレゾール）/ Deir ez-Zor
パルミラから北東へ230kmに位置するユーフラテス川沿いの町。歴史上重要な遺跡は多くありませんが、ユーフラテス川に沈む夕日は多くの観光客を魅了しています。 悠久の歴史を見てきたユーフラテス川を眺めながらのんびりと過ごしたい場所です。
夕暮れのユーフラテス
ユーフラテスに掛かるつり橋マリ / Mari
最古の文明メソポタミアの中心地であったマリ。イラクとの国境近くに位置し、紀元前3,000年からバビロニアと地中海を結ぶ重要な拠点として栄えた王国でした。 マリで出土した粘土板は「マリ文書」と呼ばれ、ユーフラテス川流域の歴史を知る重要な資料となり、ダマスカスの国立博物館に展示されています。
マリ遺跡ドゥラ・エウロポス / Dura-Europos
紀元前3世紀、アレキサンダー大王の武将セレウコスによって造られた軍事都市。支配者であるセレウコス1世の誕生地でもあります。 町は激しく破壊され、現在では見るものは少なくなってしまいましたが、ここで発掘されたシナゴーグの内部はダマスカスの国立博物館に復元されています。
ドゥラ・エウロポス