パルミラ
Palmyraダマスカスから北東に215km。砂漠の中のオアシスに忽然と現れるパルミラは古代タドモールと呼ばれていました。 地中海沿岸のシリアやフェニキアと、東のメソポタミアやペルシャを結ぶ交易路となっており、パルミラはシリア砂漠を横断するキャラバンにとって非常に重要な中継点でした。 2世紀頃からシルクロードの隊商都市としてその交易で冨を築き、多くの神殿や劇場などが建設されました。現在でも列柱道路やバール神殿など遺跡の保存状態は素晴らしく、1980年にユネスコ世界遺産に指定されています。