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レバノンみどころガイド

レバノン南部

Southern Lebanon

紀元前11世紀、シドンと、同様にフェニキア人の海洋貿易の拠点として栄えた港町ティールなど、貴重な史跡が残るレバノン南部のご紹介です。

シドン(サイダ)/ Sidon(Saida)

ベイルートから南へ約50㎞に位置する港町。現在ではサイダと呼ばれています。紀元前4000年から人が住み始め、紀元前12世紀頃からフェニキア人達の主要な港として栄えました。 サイダで最も有名な遺跡は海の城壁と呼ばれる砦です。13世紀、十字軍が港の防御のために建てたもので、もともとはフェニキア人の神殿があったとされています。 この海の砦の南側には旧市街が広がり、商店やカフェが立ち並んでいます。17世紀に対象宿として建設されたハーン・エル・フランジュは中庭を取り囲む四角い建物で一時フランスの領事館として利用されたこともありました。

キャラバンサライ跡
十字軍の海の城

ティール(スール)/ Tyrus

紀元前11世紀、シドンと同様にフェニキア人の海洋貿易の拠点として栄えた港町。古代はティールと呼ばれていました。紀元前332年にはアレキサンダー大王がここを攻略するために長さ800mの堤を築いて島と陸地をつなぎ、7ヶ月をかけて陥落させたと言われています。 現在では南側と東側にローマ時代の遺跡が残り、2万人以上を収容したと言われる競技場や凱旋門、浴場などが見ることができます。

浴場跡
地中海に面したアクロポリスの列柱
競技場跡
ネクロポリス

ベイト・エッディーン/ Beit ed-Dine

シュフ山地内のレバノンの小さな町ベイト・エッディーンにある宮殿。ベイルートから南へ50km、19世紀に完成した荘厳な宮殿として知られています。 バシール・シハブ2世が、オスマン帝国よりレバノン首長国の首長に任命された1788年から建設が始まり、30年の年月を費やして完成しました。 現在は、17世紀から第一次大戦までの武器や宝石類などの資料が展示されています。

ベイトエッディーン宮殿
モザイクの装飾
宮殿内部
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