ガリラヤ湖周辺
Galilee Regionガリラヤ湖周辺はイエスの宣教の中心的場所です。新約聖書にはこの湖畔で行なわれた数々の奇跡が示されています。
山上の垂訓教会/ Church of the Beatitudes
ここでイエスが弟子達と群集に向け、「心の貧しい人は、幸いある。」の一節から始まるな有名な説教（山上の垂訓 - 至福の教え）をされたことを記念して建てられた教会です。 丘の上に立つこの教会からはガリラヤ湖の眺望を楽しむことができます。
山上の垂訓教会
八角形の聖堂の中央に位置する祭壇５つのパンと２匹の魚の教会/ Church of Multiplication of the Loaves and the Fishes
イエスが5つパンと２匹の魚を祝福し、5000人の人々の飢えを満たされたことを記念して建てられた教会。 祭壇中央の床にあるパンと魚のモザイク画が有名。また周囲にはまた当時ガリラヤ湖畔に生息していた動植物のモザイク画も描かれています。
５つのパンと２匹の魚の教会
祭壇と床に描かれたパンと魚のモザイク カペナウム（カファルナウム）/ Capernaum
カペナウム(カファルナウム)はイエスの宣教活動の拠点の町です。町に残るシナゴーグの跡が当時の面影を伝えています。またここには、ペテロの家があったとされる場所も残っており、家の土台石の上に記念教会が建てられています。
カペナウムのシナゴーグ跡
古代ローマ時代の遺構ナザレ/ Nazareth
ナザレという小さな町でイエスは伝道を始められるまでの約30年間を両親と共に過ごしました。 またこの町は、イエスの母マリアが天使ガブリエルよりイエスの受胎を告げられた場所として知られています。 現在ここには、マリアの受胎告知を記念した教会（受胎告知教会）が建っています。アベ・マリアの頭文字「Ａ」を模って作られた屋根が印象的な建物です。 受胎告知教会の礼拝堂の中には世界の国々から寄贈された様々な聖母子の絵があります。 その中には日本から贈られた「華の聖母子」（作：長谷川路可氏）も飾られています。
受胎告知教会
受胎告知教会の礼拝堂
「華の聖母子」作：長谷川路可氏