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ウガンダみどころガイド

ブウィンディ原生国立公園
<マウンテンゴリラトレッキング>

Bwindi Impenetrable National Park

コンゴ民主共和国との国境に接し、標高1,200m~2,600mの高地にある国立公園です。ブウィンディ原生林はアフリカの生態系の中でも最も豊かな場所の一つで、多種多様な動植物が生息しています。その中には絶滅危惧種やアフリカ大地溝帯の固有種も含まれ、チンパンジーの保護区にもなっています。1991年に設立し、1994年に世界自然遺産に登録されました。
ここブウィンディ原生国立公園で有名なのは340頭ほどのマウンテンゴリラです。この頭数は絶滅が危惧されている世界のマウンテンゴリラの頭数の約半分にあたります。

ブウィンディ原生国立公園のマウンテンゴリラ

/ Mountain Gorillas in Bwindi Impenetrable National Park

現在、ここブウィンディ原生国立公園のゴリラのグループは、それぞれ7頭から、大きなものでは約35頭の 群れで構成されており、ンションギ、ミシャヤ、カフンジェ、ブウェザ、ブシンジェ、ムバレ、カテンデギェレ、ルシェグラなどと名前がつけられています。マウンテンゴリラの雄は、子どもの頃は背中が黒いため「ブラックバック」、大人になって背中が灰色になると「シルバーバック」と呼ばれるようになります。マウンテンゴリラは一夫多妻制で、群れはボスのシルバーバックを中心に家族単位で構成されています。

ゴリラトレッキングのレンジャー達
オスのマウンテンゴリラ
マウンテンゴリラの子供
マウンテンゴリラの親子
野生のマウンテンゴリラ

ゴリラトレッキングの流れ/ About Gorilla Trekking

ゴリラトレッキングは朝、事務所からスタートします。その日ゴリラトレッキングに参加する観光客が集まり、事務所で手続きを行ないます。そこで、レンジャー達によってどのゴリラのグループに行くかが割り当てられます。残念ながらグループを観光客が指定することはできません。

01.トレッキングスタート ~ ゴリラの捜索

どのゴリラを見に行くか決まったら、各グループに分かれて、レンジャーからトレッキングに関する説明を受けます。訪れるゴリラの家族構成やゴリラ観察の諸注意などが説明されます。風邪をひいたりしているとトレッキングに参加させてもらえないかもしれないので体調管理には十分に気をつけて下さい。 その後、各グループに分かれて車でトレッキングのスタート地点へ向かい、山の麓からトレッキングスタートです。ここでは10ドル程度で専属のポーターを雇うことも可能です。トレッキング中、荷物を持ってくれたり、険しい山道で手を引っ張ってくれたりとお手伝いをしてくれます。ゴリラは毎日移動するため、どの位歩くかは分かりません。1時間位で出会えることもあれば、3時間位歩かなければならない場合もあります。ゴリラは必ずしも歩きやすい道にいるわけではありません。そのため、険しい森の中をかけ分けて山の中を進んで行く事も多いのです。道中、トラッカーからレンジャーへ何度も連絡が入り、その指示に従いながら最短距離でゴリラの群れを目指します。

02.ゴリラの観察

ゴリラのいる場所へ到着すると、ここからはカメラと最小限の貴重品のみを持ってゴリラ観察に向かいます。そして、いよいよマウンテンゴリラの群れと対面です。ゴリラの群れに辿りついたら1時間の観察が許可されます。ルールでは7m以内に近づく事はできません。ゴリラは大きな身体を支えるために、1日の3割を食事に費やします。肉食動物と思われがちですが実は草食で、様々な植物を食します。特にアザミやセロリ、竹の子が大好物です。また、水分の多い植物を好み、あまり水を飲まなくても生きていくことができます。じゃれあう子供ゴリラや赤ちゃんゴリラ、少し大きくなったブラックバックにグループのボスとなるシルバーバックと、通常ゴリラは家族でまとまって行動しています。観察中、ゴリラはドラミングと呼ばれる胸を叩く行動をとったりする場合もあります。ドラミングは相手を威嚇するための行動ですが、それは無為な争いを避けるためだといわれています。ゴリラは見かけによらず温厚で、こうしたゴリラ達の様子を、わずか7、8mほどの距離からゆっくりと観察すれば誰しもが大きな感動を覚えるに違いありません。

03.下山

1時間の観察時間が終了すると、再び歩いて山を下山します。時間帯によっては周辺でお弁当を食べてから下山することになります。下山後、車に乗って事務所へと向かい、最後にゴリラトレッキングの証明書が授与さます。「野生のマウンテンゴリラに出会う」この貴重な体験は、誰にとっても一生の思い出になることは間違いないでしょう。

ゴリラトレッキング事務所
グループに分かれてレンジャーよりブリーフィング
ゴリラトレッキングスタート
ポーターを雇う事も可能
遭遇。7mまで近づいて観察可能
野生のマウンテンゴリラ
終了後に発行される証明書

【ゴリラトレッキングに必要なもの】
防寒具(フリース、ジャンパー等) / 雨具(上下セパレート式のしっかりした物) / 底のしっかりした防水性の靴 (ハイキングシューズやトレッキングシューズ) / 帽子・サングラス / 手袋(軍手可)/ ミネラルウォーター/ 虫除けスプレー(ガス式でないもの)/ カメラ、ビデオ、双眼鏡

【ゴリラトレッキングの注意事項】
・ ゴリラの7m以内に近づかないこと
・ フラッシュの使用は禁止されています
・ ゴリラを指差さない
・ 観察中は静かにすること
・ 驚いても逃げない事
・ くしゃみや咳は後ろを向いて手で覆ってすること
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