ハルツーム
Khartoumスーダンの首都ハルツームは、エチオピアのタナ湖からくる青ナイルとウガンダからくる白ナイルの合流地点にあり、大きくは、ハルツーム・バハリ(ハルツーム北)・オムドゥルマンの3つの部分に別れており、それぞれが橋で結ばれています。その中でも1885年にマフディーの作った町・オムドゥルマンにみどころが集中しています。
スーダンの首都ハルツームは、エチオピアのタナ湖からくる青ナイルとウガンダからくる白ナイルの合流地点にあり、大きくは、ハルツーム・バハリ(ハルツーム北)・オムドゥルマンの3つの部分に別れており、それぞれが橋で結ばれています。その中でも1885年にマフディーの作った町・オムドゥルマンにみどころが集中しています。
白ナイルはウガンダのビクトリア湖から流れ出て、スーダン南部の大沼沢地を通りハルツームへ。青ナイルはエチオピアのタナ湖から流れ出ます。 この2つのナイルがハルツームで合流し本流となり、さらにハルツームの北部にあるアトバラでアトバラ川と合流し、その後、まっすぐエジプトのカイロまで続きます。カイロからは支流に別れ、ナイル・デルタを形成し地中海へと注ぎます。 ハルツームで合流する青ナイルと白ナイル(写真左下)。それぞれ水の色が違い、ぶつかり合っているのがはっきりとわかります。
白ナイルをはさんでハルツームの対岸にある町。1885年、エジプトとイギリスのスーダン植民地化政策に反対するマフディ軍が都として建設されました。ハルツームが行政や経済の中心地であるのに対してスーダンの伝統や文化が残る地域です。 スーダン最大のスークや、ラクダ市、マフディーの墓、カリーファの家、ハマデルニールモスク等、ハルツームのみどころが集まる場所となっています。 ラクダ市では、犠牲祭の前になると大量のラクダが売られ、間近で見ることができます。ほとんどのラクダが東・西部スーダンから集まってきます。
19世紀のイスラム神秘主義者ハマデルニールの霊廟で、毎週金曜日の夕方5時ごろになるとモスク前の外の広場に信者が集まり大集会が行われます。霊廟に向かう行列から信者たちは輪になって神の名を次のように口に出して合掌します。「ラー、イッラーハ、イッラーラー(アッラー以外に神はない)」輪の中では宗教指導者が旋回して舞い、信者の感情を高揚させていきます。