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モーリタニアみどころガイド

タガン地方と希望街道

Tagant & Route de L'espoire

アドラール地方よりサハラを縦断して南下するとタガン地方へ入ります。交通事情の悪さからまだまだ訪れる人の少ないタガン地方。道なき砂漠の道を、かつての隊商ルートに沿って走ると井戸に集うラクダや遊牧民に暮らす人々と出会うことができます。 そして”希望街道=トランス・モーリタニア”に到着すると、そこからヌアクショットまで舗装道路が引かれています。

ティシット/ Tichitt

タガント地方のサハラ交易隊商都市として栄えた町。もともと遊牧民が定住して作られた町と言われています。建築に使われている石はこの地方名産のもの。また、この町の旧市街もユネスコの世界遺産に登録されています。

ティシット

隊商ルートの井戸/ Caravan Route

サハラを旅するキャラバンや遊牧民が利用する井戸。時には数百頭のラクダの群れに出会うことも。 暑い時期の井戸にはたくさんのラクダが集まり、人が水をくみ上げてくれるのを待っています。

サハラの遊牧民/ Nomad

砂漠の井戸や木陰の多い地域で遊牧民と出会うことがあります。ラクダのミルクをふるまってくれたり、砂漠の民の暮らしに触れるチャンスもあるかもしれません。

ワラッタ/ Ouaratta

ワラッタはサハラ交易都市のなかでも、「黄金の都トンブクトゥー(マリ)」へ向うキャラバンの最後の休憩地となった町です。ワラッタには独特の建築が残り、アフリカ的な模様とイスラム的な模様が家の外壁と内部装飾に見られます。ユネスコの世界遺産に指定されている町です。

ワラッタの住居
ワラッタの住居
ワラッタの住居

クンビ・サレー/ Kumbi Saleh

8~11世紀に栄えた古代ガーナ王国の幻の都。1913年より発掘が行われていますが十分な発掘には至っていません。ガーナ王国の首都はいまだ不明ですが、クンビ・サレーは首都ないし主要な都だったと考えられています。

クンビ・サレー

「希望街道」トランス・モーリタニアン/ Route de L'espoire

首都ヌアクショットからマリとの国境に近いネマまで1099Kmの舗装道路。 この工事はアマゾンを貫く「トランス・アマゾン」を建設したブラジルの会社によって行われました。 アドラール地方からサハラを南下・縦断し、この希望街道にたどり着くと、「舗装道路」という文明に感謝するとともに、サハラの旅の終わりも感じることでしょう。

希望街道
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