リビア北部
Northern Libya真っ青な地中海とのコントラストが美しい古代ギリシャ・ローマ遺跡、昔ながらの赴きを残すガダメスの旧市街。リビア北部の見どころをご紹介します。
サブラタの町は紀元前9~8世紀に地中海交易で富を築いたフェニキア人達によって築かれ、ローマ帝国の支配下におかれた2世紀から3世紀にかけて内陸部から運ばれる物資の輸出港として最盛期を向かえました。 今でも、広大な敷地の中に神殿やバジリカ、フォーラムとよばれる公共広場など当時の繁栄を髣髴とさせる遺跡が残っています。特に北アフリカで最も保存状態が良いとされる円形劇場は3000人の収容人数を誇り、今でも訪れる人を驚かせています。
紀元193年から211年までの間ローマの皇帝に在位したセプテミウス・セウェルス帝。彼の出身地こそがここリビアのレプティス・マグナでした。在位中、レプティス・マグナは大きな発展を遂げ、ローマ帝国を代表する都市となったのです。 5世紀にヴァンダル人の侵略を受け、町は荒廃してしまいましたが、大部分が砂に埋もれていたため現在でも保存状態が非常に良く、リビアを代表する遺跡となっています。
紀元前630年頃、飢饉に苦しんでいたティーラ(サントリーニ島)の人々はデルフィでアポロの信託を受けると、島を抜け出しリビアを目指しました。彼らはリビア東部のキレナイカ地方に肥沃な場所を見つけ、都市を築いたのです。 町は発展を遂げ、キレナイカ地方中心都市となり、泉の女神にちなんでキュレーネと名づけられたのです。
チュニジア、アルジェリアとの国境近くに位置するガダメスは古来から地中海沿岸部とアフリカ内陸部との交易の中継地として栄えてきました。町全体が丸みを帯び、家々は密集し、細い入り組んだ道でつながっています。家の内部には北アフリカ独特のアラベスク模様をあしらい美しく装飾されています。日干し煉瓦に石灰を塗った白い建物の内部は涼しく、気温が40度を越える様な夏の暑さをしのげる構造になっています。 1983年に新市街が造られると人々は移り住んでしまいましたが、町全体が博物館の様に保存され、昔のままの姿を残しています。