神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地
- カザフスタン
2025.03.13 update

旧1000テンゲ札に描かれている岩
Day1 東京 → アルマトイ
東京からお昼のアシアナ航空の便で出発し、インチョンで乗り継ぎ、夜21時過ぎにカザフスタン最大の都市アルマトイに到着しました。
Day2 アルマトイ → アクタウ
この日は早朝よりカザフスタン西部、マンギスタウ州のアクタウへと空路で移動。約3時間のフライトで、カザフスタンを東から西へと横断して、カスピ海沿岸のアクタウに降り立ちました。午後に簡単な市内観光へ。カスピ海を展望しつつ、両替所、大型スーパー、チョコレート屋さんなどへ寄りました。荷造りをして明日からのキャンプ泊に備えます。

カスピ海沿岸の都市アクタウ
Day3 アクタウ → ボクティ山 → ボスジラ(ウスチュルト台地)
いよいよマンギスタウでのアドベンチャーがスタート!4台の四駆車+キッチンカーの計5台で4泊5日ウスチュルト台地のボスジラに向け出発します。一直線に伸びる舗装路を進んで行き、海抜-132mあるというカラキア盆地にて写真&トイレストップ。高台から見下ろす景色は圧巻でした。お昼前にオフロードへと入りました。白亜の台地が織り成したカラフルなボクティ山の前で停車し散策。現1000テンゲ札に描かれている山です。何度か写真ストップをしながら、夕暮れ時に白亜の平原キャンプ地に到着!まずは全員でテントを張ります。絶景を望みながらの贅沢なロケーションでの楽しいバーベキューでした。

四駆車+キッチンカーで4泊5日のアドベンチャーに出発!

カラフルなボクティ山

キャンプ地の様子

豪快なバーベキュー
Day4 ボスジラ滞在
絶景の中で起床。朝食は清々しく素晴らしい気分でした。早朝の気温は11℃と肌寒かったですが、日が昇るとすぐに暖かくなりました。本日もボスジラを周遊探検します!鉄砲水によって削られた細長い水路はまるでアメリカのアンテロープキャニオンを彷彿とさせる見事な天然回廊でした。午後は、台地の上へと向かいます。実はウスチュルト台地は三階層になっており、我々がここまで見てきたのは一階層の景色。ビューポイントへのショートハイキングは最初の10分のみ上り坂が続きますが、あとは台地の上に出てなだらかな道がほとんどとなります。崖っぷちの先端まで行くと昨日見上ていた剣の奇岩と同じ目線の高さになりました。本日は別の絶景地でキャンプです。

アメリカのアンテロープキャニオンを彷彿とさせる見事な天然回廊

ハイキングから戻ると岩陰にランチの準備をしてくれていました。

剣の岩

夕食の一例
Day5 ボスジラ → トゥズバイル塩湖
ウスチュルト台地のアッパーと呼ばれる三階層部分から下を見下ろす断崖や、白亜の地層が水に削られて作り出された景色(ゴルジュ)、種類の違う地層がカラフルに見える場所など様々な場所を訪問。そして、西遊旅行のホームページでメイン写真にも使われている場所へ。この巨岩の絶景には思わず感嘆の声が漏れます。
本日もだだっ広い荒野にてタープで日陰を作ってもらい昼食をとりました。午後はトゥズバイル塩湖に向け出発。長い時間車に揺られ、夕方に塩湖の近くの粘土質の道に入りました。白亜の地層が織り成す木の根っこのような奇岩を堪能しました。そしてキャンプ地へ。

絶景の中で朝食。本日も晴天。

西遊旅行でよくメイン写真に使われる場所

白亜の地層が織り成す木の根っこのような奇岩

キャンプ地の様子
Day6 トゥズバイル塩湖 → シュテぺ → ショモナイ
昨晩から風が強く、テントの撤収作業もままならないほどでした。しかし朝食を取る頃には再び穏やかに。気まぐれな風でした。本日も快晴。まずはアーチの奇岩に立ち寄った後に塩湖のほとりまで車で向かいました。サンダルに履き替え歩き出します。ジャリジャリとした塩の結晶の上を進んでいくと、見事に水が湛えられていて、鏡張りの世界が広がっていました。トリック写真を撮ったり、どこまでも続く地平線を眺めたり、心ゆくまで塩湖を堪能してショモナイへ向かいます。途中、シュテペという街で給油とスーパーで買い出しをすませました。ショモナイのエリアに入ると、これまでとは異なる、石灰と砂岩メインの地層に草が生い茂る景観が印象的でした。そしてアドベンチャー最後のキャンプ地に到着。昨晩は風が強くぐっすり寝れなかったのですが、この日は無風で安眠できました。

アーチの奇岩でフォトストップ

鏡面状になったトゥズバイル塩湖

水が張って鏡面状になる

ショモナイのキャンプ地
Day7 ショモナイ → ラウンドロック → アクタウ
あっという間に4泊5日アドベンチャーの最終日。朝、出発しまずはシェールカラマウンテンで停車。シェール(ライオン)、カラ(城)ということでライオンが寝そべっているように見えることからこの名前がつきました。昼食はラウンドロックにて。元々はアンモナイトなどの化石だったものにマグネシウムやカルシウムが付着し、悠久の年月をかけて地下で圧力をかけられ円形になりました。なぜかこの辺り一帯に多数存在し、中には熊や亀などに見えるものもありました。
午後はムスリムの岩窟モスクであるシャクパックアタを訪問。シャクパックさんは優秀な医者でもあったそうで、病気療養にご利益があると信じる巡礼者が今でも多く足を運んでいます。その後カパムサイ渓谷を訪れて、マンギスタウ観光はこれにて終了。アクタウまで続くハイウェイに入り、無事にホテルに帰還を果たしました。久方ぶりのシャワーが気持ちよかったですね。お疲れ様でした!

テチス海で形成され隆起によって現れた巨大な丸い石(ラウンドロック)

ラクダや馬が放牧されていました

キッチンカーとスタッフのみなさん

10世紀から残る岩窟イスラム寺院シャクパック・アタ
Day8 & Day9 アクタウ → アルマトイ → 東京
早朝のフライトでアルマトイへ戻ります。朝食後に市内観光へ。教会やバザールなどを見学し帰国の途につきました。