北アフリカ最高峰ツブカル山登頂
- モロッコ
2024.12.23 update
モロッコのツブカル山に登ってきました。
ツブカル山はアトラス山脈最高峰で北アフリカエリア最高峰。標高は4167m。キナバル山よりも少し高い標高です。ステップアップで少しでも高い山に登りたい方、異国情緒たっぷりの登山にもオススメの山です。
ツアーでは登山に要する三日間(山小屋2泊)が終われば、あとは魅力溢れるモロッコの観光となり、今回も晴天の中、全員登頂。あとはサハラ砂漠を楽しんたり、世界遺産の迷路のような旧市街やガスバ(要塞のような集落)を訪ね歩き、峠を越えツアー後半を楽しむことができました。
観光だけではちょっと物足りない登山好きな方には楽しみいっぱいのツアーでした。
さっそく名物タジンをいただく。モロッコではさまざまなタジン料理を味わいました。野菜も豊富でちょっとハマります。
登山開始は山麓のイムリル村。登山基地となる村でもあり、世界じゅうから登山者が集まります。特にヨーロッパからの登山者は多く、山小屋も大賑わい。さすがはモロッコの富士山(国の最高峰)だなぁと感じます。
登山中もたくさんの茶屋があり、フレッシュオレンジにハマりました。下山の時も栄養補給を楽しみに下山しました。
山小屋に泊まり、翌日は山頂アタック。そして昼過ぎには再び山小屋に宿泊します。ヘッドライトをつけて暗いうちから山頂を目指します。ガレ場が続き、慣れていない方は特に下では苦労しました。
無事に高山症状もなく、山頂に全員登頂!アトラスの山脈が東西に並んでいます。そして南にはサハラ砂漠、北には見えないけども、大西洋が広がっているのでしょう。その先には中南米。ロマンが広がります。
下山して、楽しみのモロッコの観光が始まります。まずは下山後のホテル宿泊でシャワーを浴びてスッキリ。マラケシュ!有名で世界中から人が集まるジャマエルフェ広場へ。広大な広場にたくさんの出店や屋台がでて、ずっと見ていても飽きない人通りです。
イスラムの国ではありますが、女性も自由闊達な様子。広場から一歩外れれば、迷路のようなスークが広がっています。何日も滞在したい街でした。
モロッコはアトラス山脈を挟んで二つの顔があります。地中海側は比較的都会で乾燥地帯とはいえ、その先には海があり、豊かです。一方、山脈の南側にはサハラ砂漠が広がる荒涼とした地帯。集落は要塞化したガスバとなり、砂漠への入り口となります。そのガスバの中でも、保存よく、世界遺産でもあるアイド・ベン・ハドゥへ立ち寄ります。岩山の斜面に迷路のように入り組んだ路地があり、山頂部には当初の残骸のような遺構が残されています。
いよいよサハラ砂漠に来ました。今回の大きな楽しみのひとつです。また砂丘に隣接する砂漠リゾートホテルに宿泊しますので、プラリと砂丘歩きを楽しめます。
サハラ砂漠はなんとアフリカ大陸の1/3をしめ、日本の国土の24倍!!その世界一の砂漠のほんの一端を堪能します。ラクダに乗って雰囲気抜群。夕刻と朝の砂丘を歩き、砂の芸術を楽しみました。
夢のようなサハラ世界から再びアトラス山脈を越えて、世界一の迷路の街といわれるフェズに向かいました。
モロッコの街は新市街と旧市街に分かれていることが多く、城壁に囲まれた旧市街の中にはスークが広がり、まさに迷路。無数の路地が入り組んで人々が生活しています。猫もたくさん、みんな猫に優しいモロッコの人々でした。
旅の終わりは首都ラバトからカサブランカへ。大西洋に面した街は内陸の街とは違い、白壁の通りが続き海風が気持ち良い。レストランではシーフードも堪能。最後に大西洋に沈む夕日でツアーを締めくくることができました!
【モロッコ旅の本棚】
モロッコを旅するにあたって学びたいことはたくさんあります。まずはイスラム教やイスラム文化。西遊での旅ではイスラム圏を訪ねることも多いので、やっぱり深めたい。さらにベルベル人のこと、街の成り立ち、食など日本とはかけ離れた国だからこそ、興味深いことがたくさんです。
雑誌TRANSITは世界を旅するバイブルで旅行に出かけるときはバックナンバーを是非チェックしたい雑誌です。
【外国旅のアドバイス】
飲み物に気をつかおう!
ツアー中の水分補給はとても大切です。特に登山やトレッキング、乾燥地帯や長い機内やドライブ。水の補給だけでは満たされないものがあります。ミネラルや塩分補給、疲れをとるクエン酸など。
写真のものは一部ですが、ポイントは500mlの水に溶かすだけ!そしてさまざまな味を揃えて、味を楽しむ。ポカリやアクエリアスを持参する人は多いですが、1l用で使い勝手が悪しい味も飽きます。違うドラッグストアを何軒か周りチェックしてみてください。いろんな種類があるとわかります。また経口補水液の粉末500ml用などは体調不良の際にはかなり有効です。また野菜不足になりがちな、海外旅の時は乳酸菌入りの青汁を毎日飲むようにしてます。何だか体調良い気がします。コーヒーも二種。ドリップとインスタント。ノンカフェインは夕食後。とにかく旅行中だけでなく、旅の準備も学習もとにかく楽しみを見出すというのが大切ではないでしょうか。
Photo & Text : Kamizuru Atsushi