オマーンアドベンチャー 砂漠と海と緑のアラビア【後編】
- オマーン
2024.10.10 update
Day6 ルブ・アル・ハーリー砂漠
本日は砂漠に連泊です。朝日を眺めに裏手の砂丘へ登ります。まだ暗く、涼しかったので気持ちよいハイキングです。朝食後、暑くなる前に砂丘ハイキングへ。キャンプ目の前の美しい砂丘を楽しみながら頂上へ。風もなくとても穏やかでした。ちなみに、この場所で砂嵐にあったことがありますが、その時は本当に大変でした。
キャンプに戻り、美味しいフルーツ&ティータイム。そして昼食後は皆さん、ゆっくりシエスタ(休憩)タイム。そして、夕方、夕日を眺めに再び裏手の砂丘の頂上へ。頂上からは今日一日を締めくくるような美しい夕日が輝いていました。夕食では、美味しいカレーにスルメイカ、そして焚火でマシュマロを焼いて楽しみました。今日は砂漠を1日堪能しました。
Day7 ルブ・アル・ハーリー砂漠 → ジュベル・コブラ
朝、静かな砂漠でゆっくり贅沢な時間を過ごします。その後、ジープに乗り込み石灰岩の奇岩が生み出す光景が広がるジュベル・コブラへ。ルブ・アル・ハーリー砂漠の美しい砂丘が段々小さくなっていき、再び、石油プラントやパイプラインが現れます。途中、カーン・キブリットの塩の結晶が残る洞窟を訪れました。歩いてみると洞窟の中は見た目以上に広く、天井も壁も全て塩の結晶で覆われていてまさに塩の洞窟でした。
ジュベル・コブラ着後、自分の好きな場所にテントを張り、ハイキングへ出かけました。ここは遥か昔海底だった場所で、石灰岩の地層が広がります。何千年と隆起・浸食・風化を繰り返した地形は奇岩の連続で、浸食されたコブラ岩が両サイドに広がっていました。ハイキング後半では、ラクダの骨や、貝の化石も見ることができました。キャンプに戻った後は、きれいな夕日を眺め、美味しい夕食を召し上がってお休みいただきました。
Day8 ジュベル・コブラ → ホワイトデザート
海を目指して走りカールーフの漁村へ。ビーチ沿いから海を眺めるとたくさんのダウ船が漁をしていました。このビーチは遠浅で大きなダウ船が入ってこれないので、捕った魚はスピードボートに詰め替えてビーチへ。そして更にジープでボートを引き上げるというシステムです。ビーチは漁師たちで賑わっていました。本日はゆっくり時間を取って久しぶりの海を楽しみました。その後、ビーチ沿いを走りホワイトデザートへ。
Day9 ホワイトデザート → ラス・アル・ハド
本日は約450km北上し、ラス・アル・ハドへ。右手に海、左手にワヒバ砂漠。この砂漠では、ベトウィン (遊牧民) が今なお生活しています。所々でラクダの放牧も見ることが出来ました。途中、インド料理屋でお昼を食べて、夕方前にラス・アル・ハドへ到着し、夜のウミガメの産卵に備えて出発までお休みいただきました。夕食後、ウミガメ観察へ。オマーンでは、世界に存在する7種のウミガメの内4種いるそうです。(タイマイ、アオウミガメ、アカウミガメ、ヒメウミガメ)。ラス・アル・ハドの海岸にはアオウミガメが産卵に来るようです。今回は、産卵後、砂をかけて穴の中の卵を隠す様子をご覧いただけました。無事に成長してまたこの海に戻ってきて産卵できますように。
Day10 ラス・アル・ハド → スール → ワディ・シャアブ → マスカット
ワディ・シャアブへキャニオニングに出かけます。入水ポイントまでは、ナツメヤシが美しい谷間を歩き、途中、ガレ場を越えていきます。きれいな川が見えてくると「早く水の中に入りたい!」と皆さんテンションが上がっていました。そして、入水ポイント着後、泳ぐ準備をして水の中へ。水の中を歩いたり、少し岩を登ったり、泳いだりを繰り返し、最後の滝のところまで到着しました。皆さんアドレナリンMAXで楽しまれていました。そして、お昼を食べて同じ道を戻りました。マスカットへの道中は皆さんお疲れで車の中は静かでした。
Day11~12 マスカット(ハイラン・ベイ)→ 帰国の途へ
本日は、出発までアラビア海でのボ-ト・トリップとシュノーケリングを楽しむ1日。まずはBBQの食材を探しにフィッシュマーケットへ。オマーンはイスラム系の国では珍しく、シーフードを好んで食べます。イカ、エビ、マグロの切り身(お刺身用)にアジ3匹、と豪勢なBBQになりそうです。購入後、小型ボートにシュノーケルやアイスボックスなど全部積み込んで、入江を目指しました。透明度の高い海と完全なプライベートビーチで贅沢な滞在になりました。海の中は珊瑚も多くたくさんの魚が泳いでいました。BBQでは美味しい魚介類と野菜をたらふく食べました。贅沢な海鮮BBQでしたね。
旅の締めくくりにアラビアの海を堪能し、夜の便で帰国の途につきました。