ツアーのポイント
ポイント 月の山 ルウェンゾリ
ウガンダとコンゴの国境に位置するルウェンゾリ山地。アフリカ大陸第3の高峰でありウガンダ最高峰マルゲリータ峰を擁するスタンリー山塊そしてスピーク山塊、ベイカー山塊等からなる山域です。この山地はエドワード湖、アルバート湖をしたがえており、大気が常に湿潤です。そのため、麓には山地降雨林が鬱蒼と茂り、まさに原始の森と呼ぶのに相応しい景観を呈しています。霧に隠されていることの多い神秘的な山塊はその姿をめったに現さない事から幻の「月の山」と太古より呼ばれてきました。ポイント 周遊ルートでルウェンゾリ山地の変化に富んだ大自然を満喫
エレナ・ハットからは同じ道を戻らずにルウェンゾリ山地を周遊するルートを歩きます。原生林のジャングルから湿地帯、巨大化した植物や、白く輝く氷河とめくるめく景色をたっぷりお楽しみください。ポイント 日程8日目は「マルゲリータ峰登頂」または「氷河展望トレッキング」よりお選びいただけます
マルゲリータ峰へのアタック地、エレナ・ハットではA.登頂グループとB.トレッキンググループに分かれての行動となります。A.マルゲリータ峰登頂グループ(体力4.5)
雪山登攀経験者のみご参加いただけます。エレナ・ハットを基点として東スタンリー氷河とマルゲリータ氷河を遡り、添乗員、登山ガイドと共に頂上を目指します。B.氷河展望トレッキンググループ(体力3)
英語ガイドが最高峰マルゲリータ峰と東スタンリー氷河の展望地にご案内します(氷河の取り付き部分まで。登頂グループと同ルートですが、アイゼンは使用しません)。COLUMN ルウェンゾリ山地トレイルとマルゲリータ峰登頂ルート
登山1~2日目 熱帯雨林の中を進む
ニャビタバ・ハットまでは、熱帯雨林のなか、概ね緩やかに登りが続きます。小屋からは右(北)側にポータル山塊を望むことができます。そしてムブク川沿いのルートからブジュク川沿いにルートを変え、一部急登や大股を強いられますが簡単な岩場を進みジョン・マテ・ハットに到着。
登山3~4日目 独自の植生を眺めながら、湿地帯をゆく
ジョン・マテ・ハットからブジュク・ハット間に湿地帯が広がり、ひどい時には膝まで潜ることもあるので、ゴム長靴が必需品です。ビゴ・ボグと呼ばれる大きな湿地帯が2ヶ所ありますが、ここには木道がかけられているので安心です。ジャイアント・セネシオやロベリアといったアフリカらしい植物が見え始めるのもこの区間。ブジュク湖が見えてきたらブジュク・ハットはもうまもなくです。ブジュク・ハットからエレナ・ハットまでは、前半は湿地帯からの急登、後半はスラブ上の岩上のルート。雨の中では滑り易いので慎重に登ります。
登山5日目 本格的な登攀を経て、頂へ
エレナ・ハットからは、本格的な登攀が始まります。深夜ヘッドランプを点けて出発。簡単な岩場を登り切ると、東スタンリー氷河の取り付きへ。スタンリープラトー氷河を遡ります。アイゼン歩行でプラトーを詰めて、マルゲリータ峰の隣峰アレクサンドリア峰から続く稜線の岩場へ降り立ちます。少し下って再び登り返すと、マルゲリータ氷河の取り付きへ。取り付き部分約200mが氷斜面の急登。キックステップを交えたアイゼンワークやピッケルワークが必須雪上技術です。そこを越えると粘り強い継続的な登りを強いられ、雪上のルートを登りきると山頂直下の岩場へ。一部固定ロープが張られている岩場を登りきると、頂上です。標高の高いところでの登攀になるので、しっかりとした基礎体力があることがご参加の条件です。下りは同ルートを慎重に戻ります。
COLUMN マルゲリータ峰 登頂の準備
■登山靴 保温性の高い雪山用登山靴。お持ちのアイゼンと相性がよいもの ■アイゼン 10本爪以上(前爪がついているものでセミワンタッチ式又はワンタッチ式が望ましい) ■ピッケル 滑落に対する初期停止目的を含め、状況によってストックと使い分けます。■ハーネス ■ヘルメット ■安全環付カラビナ4枚 ■ユマール用スリング ■アッセンダー ■ディッセンダー
氷河上ではアンザイレン、下山時の懸垂下降、固定ロープ箇所ではユマールを使っての登攀となります。
※登頂希望の方は登攀器具を使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へのご加入が必要です。
出発日と料金
2018年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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01月19日(金) ~ 02月01日(木) |
14日間 | 748,000円 | |
02月09日(金) ~ 02月22日(木) |
14日間 | 748,000円 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
コース難易度
体力 | (+特殊技術) 登頂される方は標高が5,000mに及ぶなかで10時間を越える登攀になりますので、十分な体力が必要です。傾斜のある氷河上でのアイゼン歩行やピッケルワーク、簡単な岩登りの技術が必須です。登頂されない方の体力の目安は3です。熱帯雨林の急登や湿地帯と悪いコンディションの中で周遊コースを1日7時間ほど歩ける体力が必要です。 | |
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高度 | 最高宿泊高度は4,541m、最高到達地点は5,109mですので高山病の影響が十分に予想されます。 | |
宿泊 | 山小屋7泊 ロッジ1泊 お部屋は男女相部屋(山小屋は大部屋)泊となります。寝袋(冬用)が必要です。 | |
荷物 | 日本からはスーツケースでご参加いただき、カンパラにてバッグに詰め替えます。9泊10日分の荷物が入るバッグをご用意ください。ポーターは12kgまでお運びします。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京 | 22:20発 | 空路、東京よりカタールの首都ドーハへ。
機中泊 |
2 | ドーハ ドーハ エンテベ カンパラ |
04:35着 08:15発 14:15着 |
ドーハ着後、航空機を乗り換えて、ウガンダのエンテベへ。着後、専用車にて首都カンパラへ。
カンパラ泊 |
3 | カンパラ ミフンガ村 |
08:00発 18:00着 |
専用車にてルウェンゾリ山麓の町カセセを経て、国立公園事務所のあるミフンガ村(1,585m)へ。途中、赤道記念碑を通過します。
ミフンガ村:ロッジ泊 |
4 | ミフンガ村 ニャビタバ・ハット |
約5時間 | 登山手続き後、登山開始。 ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約5時間) ムブク川沿いに標高を上げ、尾根上のニャビタバ・ハット(2,651m)へ。 ニャビタバ・ハット:山小屋泊 |
5 | ニャビタバ・ハット ジョン・マテ・ハット |
約7時間 | ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約7時間) ブジュク川を渡り、苔の生い茂ったジャングル地帯を進み、ジョン・マテ・ハット(3,380m)へ。 ジョン・マテ・ハット:山小屋泊 |
6 | ジョン・マテ・ハット ブジュク・ハット |
約6時間 | ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約6時間) ブジュク川を渡り、氷河に削られた広いU字谷の湿地帯を抜け、ブジュク湖へと登ります。その後、ひと登りで、ブジュク・ハット(3,962m)へ。 ブジュク・ハット:山小屋泊 |
7 | ブジュク・ハット エレナ・ハット |
約4時間 | ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約4時間) 湿地帯を進み、岩場の急登を登ると、エレナ氷河を眼前に望むエレナ・ハット(4,541m)に到着。 エレナ・ハット:山小屋泊 |
8 | エレナ・ハット (マルゲリータ峰登頂) |
約11時間 | A.マルゲリータ峰登頂グループ ●マルゲリータ峰登頂(約11時間) 早朝、添乗員、登山ガイドと共に出発し、マルゲリータ峰(5,109m)に登頂。その後、エレナ・ハットに戻ります。 B.氷河展望トレッキンググループ ●氷河展望トレッキング(約4時間) 朝、英語ガイドと共に出発し、マルゲリータ峰と東スタンリー氷河の展望地を訪れます。その後、エレナ・ハットに戻ります。 エレナ・ハット:山小屋泊 |
9 | (登頂予備日) エレナ・ハット キタンダラ・ハット |
約4時間 |
マルゲリータ峰登頂予備日。 ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約4時間) マルゲリータ峰を望みながら、ジャイアント・セネシオの群生の中をキタンダラ・ハット(4,023m)へと向かいます。目の前に湖がある穏やかなロケーションです。 キタンダラ・ハット:山小屋泊 |
10 | キタンダラ・ハット ガイヨーマン・ハット |
約7時間 | ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約7時間) アップダウンを繰り返し、ムブク川に沿って、ガイヨーマン・ハット(3,450m)へ。 ガイヨーマン・ハット:山小屋泊 |
11 | ガイヨーマン・ハット ミフンガ村 ミフンガ村 カセセ |
約8時間 | ●ルウェンゾリ周遊トレッキング(約8時間) ニャビタバ・ハットを経て、ミフンガ村へと下り、トレッキング終了。その後、専用車にてカセセへ。 カセセ泊 |
12 | カセセ カンパラ |
08:00発 17:00着 |
専用車にてカンパラへ戻ります。
カンパラ泊 |
13 | カンパラ エンテベ エンテベ |
19:10発 |
午前中、簡単な市内観光の後、専用車にてエンテベの空港へ。航空機にてドーハへ。
機中泊 |
14 | ドーハ ドーハ 東京 |
00:25着 03:20発 19:00着 |
ドーハ着後、航空機を乗り換えて、帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝11/昼11/夜11:機内食は除く
- 利用予定航空会社:カタール航空、エミレーツ航空
- 上記はカタール航空利用の日程です。エミレーツ航空利用の場合は乗り継ぎ地がドバイとなり、発着時間が異なります。
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ウガンダ(6,500円)、代行手数料(4,320円)、写真2枚。旅券の残存有効期間はウガンダ出国時6ヶ月以上、査証欄余白は見開き1ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | キャンプ地での朝晩は0℃前後まで冷え込みます。山頂へのアタックは深夜に出発し、マイナス5℃以下まで冷え込むこともあります。日本の冬山を想定してご準備ください。平地では夏服で過ごせますが、朝晩、曇天の日は冷え込みますので、セーターやフリースなどの上着が必要です。 |
利用予定ホテル | パンフレット巻末のホテルリストをご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
高山病について | 高山病の影響が十分予想されるコースです。ご参加の方全員に健康診断書をご提出いただき、疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険のご加入をお願いしております。高山病対策として、添乗員はパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、携帯加圧装置を持参します。 高山病についてのご注意と取り組み |
宿泊について | ミフンガ村のロッジでは、お湯の出が悪い等、十分な設備が整っていません。また、部屋数が限られているため、近くの別のロッジと分宿になることがあります。テント泊では寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社にて有料(6,000円)で貸し出しいたします。 |
山岳割増保険について | 登頂希望の方はアイゼンやピッケル(登攀用具)を使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へ必ずご加入ください。 |
予防接種について | 黄熱病の予防接種が必要です。また、マラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬もございますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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