利用予定航空会社の変更に伴うツアー再設定のお知らせ
タイ国際航空利用から大韓航空利用への変更に伴い、日程・日数を変更して再設定させていただきます。日程表・詳細をご確認いただきますようお願いいたします。■新設定: 3月10日(日) ~ 3月30日(土) 21日間
ツアーのポイント
ポイント アイランドピーク Island Peak(6,189m)について
標高6,189mのアイランドピークは、ナムチェバザールの北東、クーンブ山群に位置しています。年間100隊近い登山隊を迎える抜群の人気を誇る名峰です。圧倒的なローツェ南壁と鋭峰アマダブラムを仰ぎ見るイムジャ・コーラの最奥にあり、氷河に浮かぶ島のように見える事からイギリスのチョー・オユー隊のエリック・シプトンによって1952年にアイランドピークと名付けられました。1984年ネパール当局は、「イムジャ氷河」とシェルパ語の峰を意味する「ツェ」を使ってイムジャツェと改名しました。最高峰の北東峰(6,189m)、南西峰(6,100m)から成り、南西峰がエベレストの英国隊による訓練の一環として 1953 年に初登頂され、主峰の北東峰はスイスのローツェ隊のハンス・グンテンと2名のシェルパによって1956年に初登頂されました。山頂からは、8,000m峰3座(ローツェ、マカルー、チョーオユー)、特にローツェ南壁とマカルー西壁の8,000mの2大岩壁やクーンブ山群の素晴らしい大パノラマが広がっています。
ポイント 14日間の登山期間
アイランドピークの登山期間は、ルクラを起点に6日間のトレッキングと4日間の高所登山、4日間のトレッキング(バックキャラバン)からなる14日間となります。6日間のトレッキングでは、エベレスト街道を進み、チュクンからイムジャコーラを進み、パレジャ・ギャブ・ベースキャンプ(5,087m)へ向かいます。4日間の高所登山では、ハイキャンプ(5,780m)を設けて6,189mの山頂を目指します。
ポイント クーンブ山群に聳える6,189mの山頂を目指すヒマラヤ登山
現在27座あるネパールのトレッキング・ピーク(ネパール山岳協会が定めた5,000m~6,000m峰)の中では、抜群の人気を誇るピークです。技術的にはクレバス越えや雪壁の登り降り、両側が切れ落ちた頂稜のリッジ登攀など確実なアイゼン・ピッケルの歩行の技術・経験が必要です。また、傾斜45度から60度の雪壁に設置されたフィックス・ロープをユマール(アッセンダー)で登り、エイト環(ディセンダー)で下る確実なロープワークも求められます。頂上アタックには、5,087mのベースキャンプから2日間で標高差約1,100mを登って下りる体力が必要となります。
COLUMN アイランドピーク(6,189m)登頂ルート概要
パレジャ・ギャブBC(5,087m)から登山開始。ハイキャンプ(5,640m)を設けて6,189mの頂を目指します。予定では、ハイキャンプで1泊し、翌日山頂をアタックした後にベースキャンプに戻ります。当日の天気やご参加者の体調によっては、ベースキャンプから日帰りで往復するなど、予定とは異なる行程になる場合も充分ありますので、あらかじめご承知おきください。
【STEP1】 パレジャ・ギャブBC(5,087m)からイムジャ氷河のアブレーションバレーを進み、ほどなくして南面に登る分岐を曲がります。草地の急斜面に付けられた道をジグザクに登っていくとガレ場に変わり、岩のルンゼを登ると岩棚状のキャンプ地であるハイキャンプ(5,640m)に到着します。氷河からの水流で水を得られ、また、ここまでゾッキョやヤクが荷揚げすることができます。標高差553m。
【STEP2】 ハイキャンプ(5,640m)から岩のルンゼを横断し右手の岩尾根へ。ケルンに導かれながら浮石の多いガレた白い岩尾根を登り切り、5,850mの氷河末端に到着。ここでアイゼンを装着し、氷河をひとのぼりするとプラトー(台地)に出ます。クレバスを避けながら雪壁の基部に向かってプラトを進みます。右奥にヒマラヤひだを走らせた主峰が見えてきます。
【STEP3】 基部から核心部の雪壁を頂稜リッジを目指して登ります。ラインの取り方はいろいろありますが、3ピッチ~4ピッチ、約200mの雪壁をフィックスされたロープを伝いユマールを使って登ります。雪壁を登りきった後は、氷化した頂稜リッジを慎重に登り、狭い山頂(6,189m)へ。天気が良ければ頂上からは、大パノラマをお楽しみいただけます。標高差549m。
【STEP4】 下山は同ルートを下降します。頂稜リッジではローツェ氷河側への滑落に細心の注意を払い、雪壁のフィックス・ロープをエイト環で下る際には、ミスのないよう落ち着いて行動します。予定では、山頂からパレジャ・ギャブBC(5,087m)まで一気に下山します。標高差1,102m。
COLUMN アイランドピーク登頂の準備と装備について
アイランドピーク登頂は、標高6,189mの頂きを目指すピッケル・アイゼンを使用した本格的な高所登山です。最低気温マイナス25℃程度を想定した防寒着の他に、雪山登山用の本格的な装備が必要となります。さらに、ピッケル、アイゼン、ロープを使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へのご加入が必要です。
<用意するもの(一例)>
■雪山用登山靴:保温性の高い雪山用登山靴。ワンタッチ・アイゼン装着が可能なもの。
■アイゼン:10本爪以上。前爪がついてるものでワンタッチ式かセミワンタッチ式限定。
■ピッケル、ストック:基本的にはストック利用が便利ですが、滑落停止目的を含め、状況によってピッケルと使い分けます。
■ハーネスほか登攀具:フィックスロープを登下降するためのアッセンダー(ユマール)とディセンダー(エイト環など)が必要です。
■登山用ヘルメット:落石や滑落の危険がある場所で装着します。
※お申込後に、より詳細な装備リストをお送りいたします。
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
---|---|---|---|
03月10日(日) ~ 03月30日(土)新設定・堤智顯(東京本社)同行 |
21日間 | 998,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(6名様限定)・添乗員同行 |
---|---|---|---|
燃油サーチャージ | 53,000円(12月27日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 68,000円(ベースキャンプから先のテント泊を除く) | ||
日本の地方発着 | 名古屋・福岡などの地方発着も別途手配可能です(ソウル合流)。追加代金等について詳しくはお問合せください。 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
コース難易度
体力 | (+特殊技術) パレジャ・ギャブBCまでの6日間のトレッキングは連日、5時間前後を歩きます。勾配のきつい登り下りを含み、十分な体力が必要です。パレジャ・ギャブBCから先の4日間は、高所登山となります。過去の高所登山・トレッキングの経験に加え、ピッケル・アイゼンを長時間・長期間使用した冬山登山の特殊技術・経験が必要です。 | |
---|---|---|
高度 | 最高宿泊高度は5,640m、最高到達地点は6189mです。高山病の影響が十分に予想されます。 | |
宿泊 | ホテル3泊(カトマンズ)+ ロッジ10泊(トレッキング)+テント5泊(高所登山) ルクラから先のトレッキング中はロッジ泊となります。パレジャ・ギャブBCから先の高所登山中のテント泊は、1テント男女一緒で2-4名利用となります。 |
|
荷物 | 日本からはスーツケースでご参加いただき、カトマンズにてお渡しするダッフルバッグに詰め替えます。カトマンズ~ルクラ間の国内線の預け荷物は、手荷物を含めて25kgまでお預けすることが可能です。ダッフルバッグはパレジャ・ギャブBCまではポーターが運びます。なお、パレジャ・ギャブBCから上部のハイキャンプへは、寝袋・マットはポーターが運びますが、その他の個人装備はご自身で背負う必要があります。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
---|---|---|---|
1 | 東京 ソウル ソウル カトマンズ |
09:15発 12:00着 13:40発 18:20着 |
空路、東京よりソウルへ。着後、航空機を乗り換えて、ネパールの首都カトマンズへ。
カトマンズ泊
|
2 | カトマンズ ルクラ ルクラ パグディン |
朝発 約3時間 |
航空機にて、カトマンズより、エベレスト街道の起点となるルクラ(2,827m)へ。 ●トレッキング1日目(約3時間) シェルパ、ポーターと合流してパグディン(2,652m)へ向かいます。 ロッジ泊
|
3 | パグディン ナムチェバザール |
約6時間 | ●トレッキング2日目(約6時間) 川沿いの樹林帯を歩き、タムセルクを眺めながらナムチェバザール(3,450m)へ。 ロッジ泊
|
4 | ナムチェバザール (シャンボチェの丘) |
約5時間 | ●トレッキング3日目(約5時間) 高所順応日。シャンボチェの丘を越えてエベレスト・ビューホテル(3,800m)まで往復トレッキング。エベレスト山群の展望をお楽しみください。 ロッジ泊
|
5 | ナムチェバザール タンボチェ |
約6時間 | ●トレッキング4日目(約6時間) 午前中、プンキテンガ(3,190m)まで一気に下ります。午後、急登をゆっくり登り、秀峰アマダブラムの麓の村タンボチェ(3,867m)へ。 ロッジ泊
|
6 | タンボチェ ディンボチェ |
約7時間 | ●トレッキング5日目(約7時間) ローツェ南壁の好展望地ディンボチェ(4,343m)へ。ソマレを過ぎるエベレストはヌプツェの背後に隠れます。 ロッジ泊
|
7 | ディンボチェ チュクン |
約5時間 | ●トレッキング6日目(約5時間) 両側に壮大なピークが立ち並ぶ谷道をさかのぼり、最も美しいヒマラヤひだ(カンレヤムウ)や、迫力のローツェ南壁が一望できるチュクン(4,730m)へ。着後、周辺を散策します。 ロッジ泊
|
8 | チュクン (チュクン・ピーク) |
約7時間 | ●トレッキング7日目(約7時間) 高所順応日。チュクン(4,730m)からチュクンピーク(5,400m)を往復。条件が許せばさらに奥のチュクン・リ(5,550m)を目指します。ローツェ(8,516m)、マカルー(8,463m)に加え、ヌプツェ(7,855m)や6,000mを超える高峰群を見渡します。 ロッジ泊
|
9 | チュクン パレジャ・ギャブBC |
約4時間 | ●トレッキング6日目(約4時間) ローツェ南壁やアマダブラム北面、振り返るとロールワリンの山々など眺めの良いイムジャ氷河のモレーンを進み、アブレーションバレーの中にあるパレジャ・ギャブBC(5,087m)へ。アイランド・ピーク・ベースキャンプを設営します。 テント泊
|
10~13 | パレジャ・ギャブBC アイランドピーク山頂 パレジャ・ギャブBC |
●高所登山(4日間) テント4泊
|
|
11 | |||
12 | |||
13 | |||
14 | パレジャ・ギャブBC パンボチェ |
約8時間 | ●バックキャラバン1日目(約8時間)
パレジャ・ギャブBC(5,087m)を出発し、往路をパンボチェ(3,860m)へ。 ロッジ泊
|
15 | パンボチェ ナムチェバザール |
約7時間 | ●バックキャラバン2日目(約7時間) 往路をナムチェバザール(3,450m)へ。 ロッジ泊
|
16 | ナムチェバザール パグディン |
約7時間 | ●バックキャラバン3日目(約6時間) 往路をパグディン(2,652m)へ。 ロッジ泊
|
17 | パグディン ルクラ |
約7時間 | ●バックキャラバン4日目(約6時間) 往路をルクラ(2,827m)へ。 ロッジ泊
|
18 | ルクラ カトマンズ |
航空機にてカトマンズへ戻ります。着後、自由行動。
カトマンズ泊
|
|
19 | カトマンズ (フライト予備日) |
フライト予備日。
予定通りの場合は、終日、自由行動。 カトマンズ泊
|
|
20 | カトマンズ | 20:15発 | 午後の出発まで自由行動。夜の航空機にてソウルへ。
機中泊
|
21 | ソウル ソウル 東京 |
05:25着 09:55発 12:20着 |
ソウル着後、航空機を乗り換えて東京へ。着後、解散。
|
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝19/昼18/夜19:機内食は除く
- 利用予定航空会社:大韓航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ネパール(6,000円)、代行手数料(4,400円)、写真1枚(サガルマータ国立公園入園用とネパール山岳協会提出用を含む)。旅券の残存有効期間は6ヶ月、査証欄余白は1ページ以上必要です。 |
---|---|
気候・服装 | カトマンズは日本に比べ暖かく、快適にお過ごしいただけます。トレッキング中は標高によって気温は大きく異なります。標高3,000mを超える場所では朝晩の気温は0℃を下回り、パレジャ・ギャブBCではマイナス15℃以下にまで下がることがあります。ハイキャンプでは、朝晩は、通常、マイナス10℃からマイナス20℃まで冷え込みますので充分な防寒具をお持ちください。なお、お申込後に、より詳細な装備リストをお送りいたします。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記のホテルリストをご覧ください。 ■カトマンズ:フジホテル、バイシャリ、マヤ・マナー・ブティック、アンバサダー |
健康診断書のご提出 | ご参加の方全員に健康診断書(出発日から起算して6カ月以内に受診されたもの)のご提出をお願いしております。 健康診断書の内容には、血液検査、心電図、胸部X線の項目が必須となります。 |
高山病について | 高山病の影響が十分予想されるコースですので、高山病対策として添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、および携帯加圧装置を携行し、現地で酸素ボンベを用意します。 高山病についてのご注意と取り組み |
海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。また、通常の海外旅行傷害保険のほか、運動割増保険に必ずご加入いただく必要があります。予めご了承ください。 |
ネパールの国内線について | 現在、カトマンズ空港では運航便の増加に伴い、滑走路の混雑緩和のために 国内線の離発着数を制限しています。そのためルクラ線については一時的に ラメチャップ空港発着にて運航する場合があります。その場合には午前2時頃に専用車でカトマンズ市内を出発、ラメチャップ空港まで移動する必要が生じます(所要約5時間)。 カトマンズまたはラメチャップ/ルクラ間は小型飛行機による山岳フライトです。悪天候の場合はフライトキャンセルになることがあります。稀に悪天候が続いた場合には日程変更を余儀なくされることがあります。その場合には、可能な限り当初の日程に沿うように、現地にて臨機応変に対応させていただきます。代替としてヘリコプターを利用することもあります。その変更にかかる費用(片道あたり6~8万円程度)はお客様のご負担となります。 |
寝袋について | トレッキング中のテント泊では寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社で有料(6,000円)で貸し出しいたします。パレジャ・ギャブBCから先の高所登山中のテント泊は、寝袋(厳冬用・マイナス20℃以上対応)が必要です。寝袋(厳冬用)は、ご自身でご用意ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
日本旅行業協会正会員
東京都千代田区神田神保町2-2 共同ビル神保町3階
-
東京
03-3237-1391 -
大阪
06-6367-1391
営業時間外に受信したメール・FAX・郵送など
でのご連絡は、翌営業日扱いとなります。