ツアーのポイント
ポイント いくつもの峠を越え目指す、ヒマラヤ最果ての地・ムスタン王国
かつてヒマラヤの独立王国だったムスタンは、いまだネパール政府によって入域が制限されています。特別許可を取得し、乾燥した大地を歩き、いくつもの峠を越えて片道5日間かけて都・ローマンタンにたどり着く冒険旅行です。ポイント ムスタンの地に根づくチベット仏教の世界に浸る旅
「古き良きチベット」と評されるムスタンの地には、王国時代より脈々とチベット仏教が根づいています。各地で語り継がれるパドマサンバヴァによる魔女調伏伝説や荒涼とした大地に響く僧侶たちの祈り。各地の僧院に残る壁画や仏像など、貴重な仏教美術の数々もご覧いただけます。ポイント ご参加の方に特製ダッフルバッグをプレゼント
特製のダッフルバッグ(70ℓ)をポカラでプレゼント。日本からはスーツケースでご準備いただき、ポカラでダッフルバッグに詰め替え、スーツケースはホテルへ預けていきます。 COLUMN 河口慧海ゆかりの道を辿る
ヒマラヤ最果ての都・ローマンタンへ
1992年まで外国人の立ち入りを拒んでいた旧ムスタン王国。現在も外国人の入域制限があり、カグベニより北への入域には特別許可が必要です。ムスタンの歴史は、9世紀のチベットにおける吐蕃王国滅亡にともない、その子孫たちが西チベットへ移り住んで建国したンガリ王国に始まるとされています。その後、ムスタンはチベットで産出される良質な岩塩をインドへと運ぶ交易路「塩の道」の中継地として発展しました。今も本当のチベット文化が息づく地域として、多くの旅人を魅了し続けています。かつては仏教学者であり探検家でもある河口慧海もたどったルートを歩き、旧ムスタン王国の都ローマンタンへ。乾いた大地に佇む集落を訪ね、城壁に囲まれたローマンタンに滞在し、独特の自然と文化にふれる旅です。
COLUMN ムスタン王国最大の祭り「ティジ祭」を見学
西蔵暦の4月7日から9日までの3日間にわたり、王宮前の小さな広場で行われる悪魔祓いの祭りです。ニンマ派の開祖「パドマサンバヴァ」を中尊とする大タンカが開帳され、僧侶による「チャム(仮面舞踊)」が奉納されます。英雄神が悪魔を退治して大地に水を取り戻す物語が舞いのテーマになっています。
COLUMN ホーストレッキングの手配
標高3,000~4,000mの地を計8日間、1日4~8時間歩きます。小さな谷が連続する地形のため、登り下りの繰り返しとなります。歩いてムスタンを目指される場合は、十分な体力、高所での山歩きの経験が必要です。
ホーストレッキング手配
■料金:98,000円
馬の手配を承ります(ジョムソン~ローマンタン~チュクサン間)馬1頭につき馬子が1人つきます。ただし、急勾配の危険な箇所などは降りて歩いていただくこともあります。トレッキングの途中から馬を手配することはできないため、ご希望の場合は日本出発までにお申し込みください。
COLUMN 【オプショナルツアー/日程15日目】
エベレスト遊覧飛行
首都カトマンズより運行されている「マウンテン・フライト(エベレスト遊覧飛行)」です。カトマンズから往復約1時間で行ける究極の空旅をお楽しみいただけます。
■料金:25,000円(1名様)
■お申し込み・お支払い方法:ご出発前までに日本でお申し込み・お支払いください。
■旅行企画・実施:西遊ネパール
出発日と料金
2019年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
---|---|---|---|
05月25日(土) ~ 06月09日(日)ティジ祭見学 |
16日間 | 638,000円 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
コース難易度
体力 | 4,000m級の峠越えを繰り返すアップダウンの多いトレイルが連日続きますので、十分な体力が必要です。 | |
---|---|---|
高度 | 最高宿泊高度は3,760m、最高到達地点は4,050mです。徐々に高度を上げますが、頭痛などの軽度の高山病の症状が出ることがあります。 | |
宿泊 | ロッジ2泊、テント7泊。テント設営はスタッフが行い、テント場は草地や土です。 | |
荷物 | 日本からはスーツケースでご参加いただき、ポカラにてダッフルバッグに詰め替え、馬が運びます。トレッキング中はデイパックをご用意ください。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
---|---|---|---|
1 | 東京 バンコク |
午前又は午後発 | 空路、東京・大阪よりそれぞれバンコクへ。着後、ホテルへ。 ※添乗員は東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、バンコクにて合流します。 バンコク泊 |
大阪 バンコク |
午前又は午後発 | ||
2 | バンコク カトマンズ |
10:15発 12:25着 |
空路、ネパールの首都カトマンズへ。着後、自由行動。その間にアッパームスタンへ訪問するために必要な入域許可取得手続きを行います。
カトマンズ泊 |
3 | カトマンズ ポカラ |
午前発 | 航空機にてヒマラヤの景勝地ポカラへ。着後、自由行動。ペワ湖畔の散策などのんびりとお過ごしください。
ポカラ泊 |
4 | ポカラ ジョムソン ジョムソン カグベニ |
早朝発 約4時間 |
航空機にて、アンナプルナ山群とダウラギリ山群の間にたたずむジョムソン(2,710 m)へ。 ●トレッキング(約4時間) ジョムソン着後、カリ・ガンダキ川沿いを北上し、ムスタンへの入口の村カグベニ(2,800m)へ。翌日からのトレッキングに備え、緩やかな道で足慣らしをします。着後、カグ・チョデ・チュプテンゴンパを訪れます。 ロッジ泊 |
5 | カグベニ ツェレ |
約7時間 | ●トレッキング(約7時間) 雄大な浸食地形の中を進み、ムスタンゲートを経てツェレ(3,200m)へ。カリ・ガンダキ(河)の河原でアンモナイト探しもお楽しみいただけます。 テント泊 |
6 | ツェレ ギリン |
約8時間 | ●トレッキング(約8時間) ここからはチベットらしい荒涼とした砂漠地帯が始まります。サマルの村を通り過ぎ、バガ・ラ(峠:3,870m)を越えてギリン(3,510m)へ。着後、タシ・チョリン・ゴンパを訪れます。 テント泊 |
7 | ギリン ツァラン |
約7時間 | ●トレッキング(約7時間) ニイ・ラ(峠:4,050m)を越え、かつてロー地方と呼ばれたムスタンの中心地へと入ります。ガミの村を通り過ぎ、河口慧海が滞在したというツァラン(3,625m)へ。着後、ムスタンで最大規模のゴンパ、チェデ・ゴンパとツァラン王宮を訪れます。 テント泊 |
8 | ツァラン ローマンタン (ティジ祭) |
約5時間 | ●トレッキング(約5時間) ツァラン・コーラの峡谷を大きく回りこみ、最後の峠ロー・ラ(3,950m)を越え、いよいよ旧ムスタン王国の都ローマンタン(3,760 m)へ。着後、ムスタン最大の祭りティジ祭2日目を見学。開帳されたパドマサンヴァバが描かれた大タンカ、僧によるチャム(仮面舞踏)を見学します。 テント泊 |
9 | ローマンタン (ティジ祭) |
午前中、城壁に囲まれたローマンタンの入り組んだ路地の散策や僧院見学をお楽しみください。その後、引き続き、ティジ祭最終日の見学。悪魔祓いの儀式が行われるクライマックスを見学します。
テント泊 |
|
10 | ローマンタン ガミ |
約8時間 | ●トレッキング(約8時間) 往路とは異なる道を歩き、ムスタン最古のニンマ派の僧院、ローゲカル・ゴンパへ。その後、奇岩群の絶景の中を下り、「赤い絶壁」を左手にダクマール村を過ぎ、石垣に囲まれた村ガミ(3,690m)へ。 テント泊 |
11 | ガミ チュングシ・ケイブ サマル |
約8時間 | ●トレッキング(約8時間) 往路と別ルートを通り、鍾乳洞の中に自然に出来たと言われる聖地チュングシ・ケイブを訪れます。その後、サマル(3,700m)へ。 テント泊 |
12 | サマル チュクサン チュクサン ジョムソン |
約3時間 約2時間 |
●トレッキング(約3時間) ムスタンゲートを過ぎ、チュクサン(3,000 m)まで戻ります。着後、専用車にてジョムソンへ。 ロッジ泊 |
13 | ジョムソン ポカラ |
早朝発 | 航空機にてポカラへ。着後、ホテルにて休養。
ポカラ泊 |
14 | ポカラ カトマンズ |
午前発 | 航空機にてカトマンズへ。昼食はネパール産蕎麦を使用した本格的なカトマンズ市内観光。
カトマンズ泊 |
をご賞味ください。午後、
15 | カトマンズ バンコク |
13:30発 18:15着 |
午前中、自由行動。午後、航空機にてバンコクへ。着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。
機中泊 |
バンコク | 夜又は深夜発 | ||
バンコク | 夜又は深夜発 | ||
16 | 東京 | 朝着 | 着後、解散。 |
大阪 | 朝着 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝14/昼12/夜14:機内食は除く
- 利用予定航空会社:タイ国際航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ネパール(関東方面の方は4,000円、関西方面の方は4,400円)、代行手数料(4,320円)。写真はアンナプルナ国立公園入園用、ムスタン入域許可用を含めて4枚必要です。旅券の残存有効期間は6ヶ月、査証欄余白は1ページ以上必要です。 |
---|---|
気候・服装 | カトマンズやポカラは暑く、夏服が基本となります。トレッキング中は高所の乾燥地帯ですので、昼夜の寒暖の差が非常に大きくなります。日中は長袖シャツが基本となりますが、曇天の日や朝晩は0℃近くまで冷え込みますので、十分な防寒着をお持ちください。靴は防水の効いたトレッキングシューズが最適です。 |
利用予定ホテル | パンフレット巻末のホテルリストをご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
高山病について | 高山病の影響が十分予想されるコースです。ご参加の方全員に健康アンケートのご記入をお願いしております。弊社では高山病対策として、添乗員はパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)を持参します。 高山病についてのご注意と取り組み |
海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
トレッキングについて | 高所を長時間かけて歩くコースです。連日、高所を歩くための十分な体力がない方は馬の手配をお申込みください。また、馬をご利用いただく場合も、馬に乗っての移動が危険な場所は馬から降りて歩いていただきます。 |
観光について | ムスタン地方は中国との国境に位置するため、政情等の理由により、突然観光に制限が設けられる可能性があります。この地方へのビデオの持ち込みは原則禁止されています。また、寺院・僧院などは観光地ではないため、現地事情により入場観光ができないことがあります。 |
宿泊について | トレッキング中はロッジ又はテントに宿泊します。ロッジの数には限りがありますので、御一人部屋をお取りできなかったり、3~4人部屋にお泊りいただいたりすることがあります。そのような場合は変更保証金の対象外とさせていただきますが、生じた差額は返金いたします。テント泊では寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社より有料(6,000円)で貸し出しいたします。 |
ジョムソンフライトについて | ポカラ/ジョムソン間は山岳フライトですので、悪天候の場合はフライトキャンセルになることがあります。予備日を設けておりますが、フライトキャンセルが続いた場合には、陸路での移動や大幅な日程変更を余儀なくされ、帰国日の遅延が生じる場合も考えられます。そうした現地事情をご理解の上で、帰国後の予定も余裕を持ってご参加ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
日本旅行業協会正会員
東京都千代田区神田神保町2-2 共同ビル神保町3階
-
東京
03-3237-1391 -
大阪
06-6367-1391
営業時間外に受信したメール・FAX・郵送など
でのご連絡は、翌営業日扱いとなります。