秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

COLUMN スリランカが誇る 3つのシンボルロックに登る

【1】シギリヤ・ロック

ジャングルの中に突如として姿を現す岩山。スリランカ随一の観光地、世界遺産シギリヤです。頂上まで岩壁が垂直に立ちはだかっているように見え、約1200段の石段を登った先の頂上には、かつてカーシャパ一世という王子が建てた王宮跡があり、沐浴場、見張り台などの遺跡を見学することができます。

スリランカのシンボル  シギリヤ・ロック

シギリヤ・ロック頂上にある王宮遺跡

【2】ピドゥランガラ・ロック

古くより仏教徒が祈りを捧げる場として使われていた岩山。カーシャパ王がシギリヤに都を造るにあたり、元々生活していた僧侶達を移動させた場所とも言われています。シギリヤ・ロックとほぼ同じ高さで、360度のジャングルと、ジャングルから突き出たシギリヤ・ロックの景観が楽しめます。

シギリヤ・ロックから望むピドゥランガラ・ロック

ピドゥランガラロック山頂部(シギリヤロックより撮影)

【3】エッラ・ロック

標高約1,000mの山岳地帯にあるエッラの岩山。山頂には2つの展望ポイントがあり、エッラの街と美しい山並みを望むことができます。また、山頂までのハイキングルートは鉄道線沿いから始まり、途中紅茶畑の景観が広がります。道沿いの村や田園風景など、地元の人々の生活も垣間見れます。

ハイキングは鉄道線沿いからスタート

エッラ・ロックより朝焼けの景色を展望

COLUMN シンハラジャ自然保護区をハイキング

スリランカ南部にある、熱帯雨林のジャングル。1978年にユネスコの生物圏保護区となり、1988年に世界自然遺産にも登録された希少な固有種の宝庫です。「シンハ＝獅子」、「ラジャ＝王」を意味し、熱帯雨林のトレイルを歩いて森の植生を観察しながらハイキングを楽しむことができます。平均35～40mの高さの樹木が鬱蒼と生い茂り、211種確認されている樹木のうち、139種は固有種です。また、スリランカの固有種の野鳥の多くが生息していることでも知られます。

シンハラジャの森のトレイルをゆく

固有種セイロンサンジャク

COLUMN 雲霧林広がるホートンプレインズ国立公園

ホートンプレインズは、スリランカ中央丘陵、ヌワラエリヤから遠くない場所にある標高2,100～2,300ｍの国立公園です。雲霧林と草原が広がり、道中のトレイルでは小川や滝、固有の植物が観察できることで知られています。ツアーでは、天候の安定する早朝に訪問し、植生豊かな公園内を歩いて、高さ1,000mの絶壁「ワールズエンド」までの周遊ハイキングにご案内いたします(約4時間)。スリランカ固有のサル・カオムラサキラングール（Purple-faced leaf Monkey）やキミミヒヨドリなど、ここでしか出会えない生き物達との出会いもお楽しみください。

雲霧林の中を抜けていく

落差1,000mの断崖絶壁ワールズエンド

ススイロヒタキ

カオムラサキラングール

水鹿(サンバー)

ノボタン

アステリア・エックロニー

インパチェンス

COLUMN スリランカの２つの古都　ポロンナルワとキャンディ

ポロンナルワ

10～12世紀にかけてシンハラ王朝の首都があったとされるポロンナルワ。仏教の中心都市として繁栄を極め、当時はタイやビルマからも僧が訪れました。全長14mの巨大な一枚岩に座像、立像、涅槃像が彫られたガル・ヴィハーラ、高さ17.5mの壁に彫られた仏像ランカティラカなど、大規模な遺跡はその栄華を物語ります。

キャンディ

シンハラ王朝の最後の都。一番のみどころは、国の約7割を占める仏教徒のシンボルともいえる仏歯寺。仏歯は4世紀にスリランカへもたらされたといわれており、当時の王都アヌラーダプラの礼拝堂に祀られていました。その後、遷都の度に王権の象徴として一緒に運ばれ、1590年にキャンディの仏歯寺へ渡りました。

ガル・ヴィハーラの涅槃像

釈尊の犬歯が納められている仏歯寺