ツアーのポイント
ポイント インド北部チャンタン高原に聳える6,000m峰メントック・カンリに登頂
13日間という短期間の日程で、本格的な6,000m峰登頂コースを実現しました。メントック・カンリ(6,250m)は、標高のみならず技術や経験値としても、更なる高みを目指したい方には最適な山です。
ポイント 高所順応に配慮した日程
高所順応のためレーに2連泊し、カルドゥン・ラ(峠:5,359m)を訪問。さらにコルゾック、メントック・カンリB.C.でも2連泊します。ポイント 万全の登頂サポート体制
2名様にスタッフ1名の体制で登頂までサポートいたします。プライベートポーターの手配も承ります。COLUMN 本格的な雪山登攀と6,000mから望む天空の湖
チベット北西部からラダック南東にかけて広がるチャンタン高原。ここに聳えるメントック・カンリ(6,250m)の登山における特徴は二つ。一つ目は、角度45度近い雪面でのユマーリング(下りは懸垂下降)や、岩と雪のミックス帯のクライミング等、本格的な登攀を味わえるという点です。二つ目は、空、雲、山、雪、大地、湖が織り成す素晴らしい景観です。日の出とともに浮かび上がる天空の湖ツォ・モリリは、頂に向けての新たなる意欲を掻き出してくれ、下山中に眼前に広がる紺碧の美しい姿は、疲れた心身を癒してくれます。ツォ・モリリはコルゾック、ベースキャンプ、登山ルート、そして頂上からでさえ望むことができます。トレッキングピークとは呼ばせない本格的な6,000m峰登山。ストック・カンリ(6,153m)の登頂経験者にとっても次なるステップとなるでしょう。
COLUMN メントック・カンリ登頂ルート概要
レー(3,505m)からコルゾック(4,527m)まで車で移動。ここで2連泊をして高所順応を図り、B.C.(5,300m)へ。更なる高所順応と登攀技術の確認をして、B.C.滞在2日目の深夜にアタックを開始します。
【STEP1】 ヘルメットとヘッドランプをつけて、岩がゴロゴロしたトラバース道から、ガレ場の急登を経て、氷河に取り付きます(約3時間)。
【STEP2】 アイゼンを着用して、トラバース気味に緩やかな雪面をフィックスロープの末端部まで登ります(約1.5時間)。
【STEP3】 角度約45度の雪面(北面)に張った約250~300mのフィックスロープをユマーリング。一気に標高を上げて、Ⅲ峰の北東稜線に出ます。(約1時間)。
【STEP4】 角度も緩くなった雪と岩のミックスルートをⅢ峰に向けて登ります(約1.5時間)。※状況によってはアンザイレンします。
【STEP5】 Ⅲ峰に登頂後、Ⅰ峰とのコル(鞍部)まで緩やかに下ります(約15分)。
【STEP6】 Ⅰ峰に向けて、北稜線の簡単な岩場を一部手を使いながら(ユマーリングをする場合もあります)、登り切ると頂上へ。頂上からはツォ・モリリを眼下に望み、素晴らしい景観が広がっています(約1.5時間)。 ※状況によってはアンザイレンします。
【STEP7】 同ルートを下山。ユマーリングをした部分は、懸垂下降しながら下っていきます。下山の体力を残しておくことも重要です(下山約5時間)
COLUMN メントック・カンリ登頂の準備
標高6,000mを越える本格的な雪山登攀。最低気温マイナス10℃を想定した十分な防寒着のほかに、雪山登攀用の特殊な装備が必要となります。
【用意するもの】
■登山靴…保温性の高い雪山用の登山靴。アイゼンと相性が合うもの。■アイゼン…10本爪以上。登山靴に合い、容易に取り付けできるもの。■ストック、ピッケル…初期制動目的を含め、状況によって使い分けます。軽量のもの。■ハーネス…ユマーリング、また稜線上ではアンザイレンします。■ユマール、スリング、安全環付カラビナ… 現地でも練習しますが、事前に装着、使用方法を理解した上でご参加ください。■ヘルメット… B.C.出発時より帰着時まで、常時装着します。
※登攀器具を使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へのご加入が必要です。
出発日と料金
2017年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
---|---|---|---|
08月07日(月) ~ 08月19日(土) |
13日間 | 658,000円 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
コース難易度
体力 | (+特殊技術) 氷河上、斜面のある雪面、岩と雪のミックスの稜線におけるアイゼン歩行が続きます。また14~15時間に及ぶ高所登山ですので十分な体力が必要です。 | |
---|---|---|
高度 | 最高宿泊高度は5,300m、最高到達地点は6,250mですので高山病の影響が十分に予想されます。5,000m以上の高所経験が必須です。 | |
宿泊 | テント6泊 テント設営はすべてスタッフが行います。テント場は村の川沿いおよびツォ・モリリを上から望むB.C.で、整備されています。十分な寒さ対策が必要です。 | |
荷物 | 日本からはスーツケースでご参加いただき、レーにて荷物を詰め替えます。6泊7日分の荷物が入るバッグをご用意ください。登山中は登攀装備が入るサイズのザックをご用意ください。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
---|---|---|---|
1 | 東京 デリー |
11:30発 18:00着 |
空路、東京より直行便にてインドの首都デリーへ。着後、ホテルへ。
デリー(グルガオン)泊 |
2 | デリー レー |
早朝発 | 航空機にて、ラダックの中心地レー(3,505m)へ。着後、高所順応のため休養。夕方、レー郊外の好展望地ナムギャル・ツェモへ。レーの町を一望し、天気が良ければラダック最高峰ストックカンリ(6,153m)をご覧いただけます。
レー泊 |
3 | レー (カルドゥン・ラ) |
午前中、専用車にて、絶景のビーコン・ハイウェイを走り、高所順応を兼ねて、カルドゥン・ラ(峠:5,359m)へ。午後は自由行動及び装備確認など翌日からの準備を行います。
レー泊 |
|
4 | レー タグラン・ラ ツォ・カル コルゾック |
08:00発 17:00着 |
専用車にて、マナリ・レー道路の最高地点のタグラン・ラ(峠:5,328m)を越え、ツォ・カル(湖)を経て、チャンタン高原の湖ツォ・モリリを目指します。湖畔のキャンプ地コルゾック(4,527m)には遊牧民のテントが立ち並び、牧歌的な風景が広がっています。
テント泊 |
5 | コルゾック (高所順応) |
約4時間 | ●高所順応トレッキング(約4時間) 高所順応の為、終日コルゾックに滞在。メントック・カンリを望む湖畔の散策や、湖畔唯一の集落にあるコルゾック僧院を見学。放牧をする遊牧民のキャンプも訪れます。 テント泊 |
6 | コルゾック メントック・カンリB.C. |
約5時間 | ●メントック・カンリ登山(約5時間) ヤギ・羊の放牧地でもある緩やかな斜面を登っていきます。正面にはメントック・カンリⅠ峰、Ⅲ峰、Ⅱ峰、背後にはツォ・モリリを望みながら、メントック・カンリB.C.(5,300m)へ。キャンプ地からは眼下にツォ・モリリが広がります。 テント泊 |
7 | メントック・カンリB.C. (高所順応) |
約3~4時間 | ●高所順応トレッキング(約3~4時間) メントック・カンリB.C.に滞在。高所順応の為、周辺をトレッキング。最終の装備確認や登頂に備えたシミュレーション練習も行います。 テント泊 |
8 | メントック・カンリB.C. (メントック・カンリ登頂) |
約14~15時間 | ●メントック・カンリ登頂(約14~15時間) 深夜にB.C.を出発し、メントック・カンリⅢ峰を経て、Ⅰ峰にあたる山頂(6,250m)を目指します。晴れていれば、眼下にはツォ・モリリ、その上部にはルンサール・カンリ(6,666m)とチャムシール・カンリ(6,623m)を望む、素晴らしい景観の中での登攀となります。登頂後、同ルートをメントック・カンリB.C.まで下山。 テント泊 |
9 | メントック・カンリB.C. コルゾック |
約4時間 | ●メントック・カンリ下山(約4時間) 往路をコルゾックへ。 テント泊 |
10 | コルゾック チュマタン レー |
08:00発 17:00着 |
専用車にて、チュマタン経由でレーへ戻ります。チュマタンでは、足湯をお楽しみいただけます。
レー泊 |
11 | レー (予備日) |
登頂予備日。予定通りの場合は、終日自由行動。 ※ご希望の方は、オプショナルツアーをお楽しみください。詳細は34ページをご覧ください。 レー泊 |
|
12 | レー デリー |
午前発 21:15着 |
航空機にて、デリーへ。天気が良ければ、機内からヒマラヤの山並みを空から楽しむことが出来ます。予定通り到着した場合は、着後、簡単な市内観光。その後、空港へ。東京方面の方は直行便で、大阪方面の方は香港経由の便で、それぞれ帰国の途につきます。
機中泊 |
デリー | 21:15発 | ||
デリー | 23:15発 | ||
13 | 東京 | 08:00着 | 着後、解散。 |
大阪 | 12:05着 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝11/昼11/夜11:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エア・インディア
ご案内とご注意
査証(ビザ) | インド(2,620円)、代行手数料(4,320円)、写真1枚。旅券の残存有効期間・査証欄余白は入国時6ヶ月以上・2ページ以上必要です。 |
---|---|
気候・服装 | キャンプ地の朝晩は0℃前後まで冷え込みます。山頂へのアタックは深夜に出発し、マイナス10℃近くまで冷え込むこともあります。日本の初冬の山を想定してご準備ください。靴は保温性の高い雪山用の登山靴をご用意ください。レーでは夏服で過ごせますが、朝晩、曇天の日は冷え込みますので、セーターやフリースなどの上着が必要です。 |
利用予定ホテル | 日程及びパンフレット巻末のホテルリストをご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
高山病について | 高山病の影響が十分予想されるコースです。このコースでは、高山病対策として添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、および携帯加圧装置を携行し、現地で酸素ボンベを用意します。ご参加の方全員に健康診断書のご提出、および疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 高山病についてのご注意と取り組み |
日程について | デリー/レー間の航空機は、悪天候等の理由により変更になることがあります。日程変更により、稀に追加費用が生じる場合があります。このような状況に対応する項目が含まれる海外旅行保険へのご加入をお願いしています。 |
宿泊について | レーのホテルは、設備が十分とはいえず、シャワーのみでお湯の出が悪いことがあります。登山中はテント泊となり、寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社より有料(6,000円)で貸し出しいたします。 |
山岳割増保険について | アイゼン・ピッケルなどの登攀用具を使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へのご加入がご参加の条件です。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
日本旅行業協会正会員
東京都千代田区神田神保町2-2 共同ビル神保町3階
-
東京
03-3237-1391 -
大阪
06-6367-1391
営業時間外に受信したメール・FAX・郵送など
でのご連絡は、翌営業日扱いとなります。