ツアーのポイント
ポイント ワイルドライフ&探検隊時代の歴史にふれるコマンドルスキー諸島エクスペディション
訪問の難しかった極東ロシアの離島、コマンドルスキー諸島のベーリング島とメードヌイ島を訪問。コマンドル スキー自然保護区で繁殖する海鳥、キタオットセイ、トド、ラッコ、そしてクジラ・シャチを観察。クルーズ、上陸してのハイキングをお楽しみいただきます。
ポイント ベーリング終焉の地ベーリング島
探検家ヴィトゥス・ベーリング終焉の地である、ベーリング島。絶滅したステラーカイギュウの全身骨格のある博物館や、コマンドルスキー湾のベーリングの墓を訪問。探検時代の歴史にもふれます。2019年のエクスペディションでは上陸して散策中にステラ―カイギュウの骨を発見しました。ポイント 西遊旅行のチャーター船アフィナ号で巡る船旅
コマンドルスキー諸島の変わりやすい天候に備えて、予備日を設けた日程の船旅です。COLUMN コマンドルスキー諸島を行くチャーター船「アフィナ号 AFINA」
もともと調査などに利用される船で設備は非常にシンプルですが、千島列島やカムチャッカ・コマンドルスキー諸島の海域を熟知した船員、ガイドによるクルーズ船です。大型船では接近もできない島近くの海域も航行し、甲板のどこからでも観察・撮影が可能です。アフィナ号でも近づけない海岸や海鳥のコロニーには、ゴムボートで接近します。
アフィナ号 AFINA
■総トン数:169トン ■全長:36.15m ■幅:6.2m ■階層:3階 ■巡航速力:10ノット●各キャビンはベッド2つと、クローゼット、小さなデスクのみ、部屋は小さくシンプルな造りで、トイレ・シャワー、洗面所は共同となります。
●電気は24時間ご利用可能、各キャビンにて充電が可能です。
●船内での食事はロシア料理と、新鮮な海産物も取り入れた和食をご用意いたします。
持ち物・装備について
日本からはスーツケースでご参加いただけますが、ペトロパブロフスク・カムチャッキーのホテルに預けていきます。クルーズ中に必要なものは別途布製のカバンに詰め替えていただきます。各キャビンは十分なスペースがありませんので、詰め替え用のカバンは、60リットルまでの布製のカバンをご準備ください。寒暖の差が激しいため、ボートクルーズおよびウェット・ランディングに備えたしっかりとした準備が必要です。
■かばん:
防水性でリュックタイプのもの。普通のリュックの場合は必ずレインカバーをつけてください。水しぶきなどで濡れます。
■長靴:
ウェット・ランディングとその後の散策のために膝下丈位のもので、釣り用などのしっかりとした素材の長靴をご準備ください。
■防寒着:
【靴下】暖かいものを用意、靴用の携帯用カイロも有用です。
【下半身】タイツ、暖かいズボン、ゴアテックス素材の防水のズボン
【上半身】暖かい肌着、長袖シャツ、薄手のダウンジャケット、ゴアテックス素材の防水の上着
【頭部】ネックウォーマー(顔までカバーするもの)、暖かい帽子(耳が隠れるもの)
【手袋】防寒・防水のもの
■その他:
サングラス(日よけと防寒)、足用と手用の携帯用カイロ、双眼鏡(海鳥・動物観察用)、カメラ(海鳥や動物の撮影には望遠レンズ推奨)
COLUMN ベーリングの航海とステラーカイギュウ
「ベーリング海」「ベーリング海峡」の由来となった探険家がヴィトゥス・ベーリング。デンマーク出身のロシア帝国の探検家で1925年~1941年の間に2度のカムチャッカ探検を行ない、ユーラシア大陸とアメリカ大陸が陸続きでないことを確認しました。さらにはアリューシャン列島へも遠征しますが、その帰路、コマンドルスキー諸島のベーリング島(彼の名にちなむ)にたどり着きそこで亡くなります。その後、残された隊を率いたのが医師であり博物学者であるドイツ人のゲオルク・ステラーです。彼らはこの地に生息していたステラーカイギュウを食料源とする事で、脱出を成功させる事ができました。帰国後はこの地に暮らすステラーカイギュウ等の海の動物や海鳥の存在を世界に知らせました。その結果、乱獲がはじまり、ステラーによって紹介された「ステラーカイギュウ」は、1868年、「発見」からわずか27年でこの世から姿を消すこととなってしまいました。同様にメガネウも1852年頃に絶滅しています。
COLUMN 無人島メードヌイ島
ベーリング島の東に位置するメードヌイ島。この島の東には日付変更線が通っており、その東にはアメリカ合衆国アラスカ州に属するアリューシャン列島のアッツ島があります。19世紀の終わりには、アッツ島より移住したアレウト人達によってプレオブラジェンスコエという集落が形成され、他にも小集落が存在していました。その後1970年に全島民がベーリング島に移住し、無人島となりました。現在では、動植物の研究などが行われています。
観察できる可能性のある鳥類・哺乳類
ヒメウ、チシマウガラス、エトロフウミスズメ、シラヒゲウミスズメ、エトピリカ、ツノメドリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミツユビカモメ、アカアシミツユビカモメ、フルマカモメ、ワシカモメ、トウゾクカモメ、ウミガラス、ハシブトウミガラス、ハシボソミズナギドリ、シノリガモ、ハイイロヒレアシシギ、チシマシギ、キョウジョシギ、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、ミソサザイ、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、キタオットセイ、トド、ラッコ、シャチ、コククジラ、ザトウクジラ、マッコウクジラ、ナガスクジラ、イシイルカ、ホッキョクギツネ、ヒグマ
出発日と料金
2022年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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08月13日(土) ~ 08月26日(金) |
14日間 | 1,080,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 9名(13名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 1,200~2,600円(11月24日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 20,000円(ウラジオストック、ペトロパブロフスク・カムチャッキー計4泊分) ※アフィナ号の一人部屋利用は(最大4部屋予定)9泊10日で270,000円 |
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ビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 利用する船は研究・調査などに使われている小型のクルーズ船です。トイレ・シャワー共同、船内の設備はシンプルで一般の観光用クルーズ船ではありません。
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京 ウラジオストク |
午前又は午後発 午後着 |
空路、ウラジオストクへ。着後、ホテルへ。
ウラジオストク泊
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2 | ウラジオストク ペトロハバロフスク・カムチャッキー |
早朝発 午前着 |
空路、ペトロハバロフスク・カムチャッキーへ。着後、ホテルにて休養および 準備。
ペトロハバロフスク・カムチャッキー泊
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3 | ペトロハバロフスク・カムチャッキー シプンスキー半島 |
専用バスにて港へ。9泊10日の船旅の始まりです。アバチャ湾、海鳥の繁殖するスタリチコフ島付近を航行したのち、カムチャッカ半島太平洋岸を北上航行し、シプンスキー半島へ。
船中泊 |
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4 | クロノツキー半島 | クロノツキー国立生物圏・自然保護区に位置するオルガ湾へ。ボートクルーズで湾に集まるコククジラを観察します。その後、一路コマンドルスキー諸島を目指します。
船中泊 |
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5 | ベーリング島 | 朝、コマンドルスキー諸島ベーリング島の村ニコルスコエを訪問します。ベーリングの記念碑、希少なステラーカイギュウの骨格を展示した博物館などを訪問します。その後、10万羽のエトピリカなどの海鳥の繁殖地トポルコフ島に上陸。
船中泊 |
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6 | ベーリング島 | 引き続きベーリング島周辺での観察。海鳥が繁殖するアリー岩礁、キタオットセイの繁殖地ユーシナ半島でボートクルーズ。また、ベーリング海側のコマンドルスキー湾に上陸し、ベーリングの墓を訪問します。その後船は、現在は無人島となったメードヌイ島を目指します。
船中泊 |
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7 | メードヌイ島 | 終日、メードヌイ島周辺での観察。ベーリング海側の湾に上陸し、ハイキングおよび海鳥の観察。プレオジェンスカヤ湾、キタオットセイの南東繁殖地などを訪問します。
船中泊 |
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8 | メードヌイ島 | 引き続き、メードヌイ島周辺での観察。太平洋側の湾でのボートクルーズや、上陸してハイキングおよび海鳥の観察。 船中泊 |
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9 | ベーリング島 | 再びベーリング島へ戻ります。太平洋側の湾でのボートクルーズや、上陸してハイキングおよび海鳥の観察。
船中泊 |
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10 | 航行 | 船はカムチャッカ半島に向けて航行します。
船中泊 |
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11 | クロノツキー半島 カムチャッカ半島東海岸 |
クロノツキー半島の先端部にあるコズロバ岩礁にてトドと海鳥を観察。順調であればカムチャッカ半島東海岸に上陸や、ボートクルーズでの観察。 船中泊 |
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12 | ペトロパブロフスク・カムチャッキー | 船は昼ごろペトロパブロフスク・カムチャッキーへ到着します。着後、ホテルへ。ご希望の方は海産品の市場へご案内します。
ペトロパブロフスク・カムチャッキー泊 |
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13 | ペトロパブロフスク・カムチャッキー ウラジオストック |
午前発 午前着 |
空路、ウラジオストクへ。着後、日本帰国用のPCR検査を受けます。
ウラジオストク泊
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14 | ウラジオストック 東京 |
午前又は午後発 昼又は午後着 |
空路、帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝13/昼11/夜13:機内食は除く
- 利用予定航空会社:日本航空、全日空、オーロラ航空、アエロフロート・ロシア航空、S7航空
- コマンドルスキー諸島への船旅の行程は天候に大きく左右されます。最大限の訪問努力をいたしますが、日程表記載の島の訪問・野生動物の観察を保証したものではありません、予めご理解の上お申し込みください。
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ロシアビザセンター手数料(4,500円)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間はロシア出国時6ヶ月以上、査証欄の余白が見開き2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 上記の持ち物・装備についてをご覧ください。 |
ロシアへの入国に際して | ロシア到着予定時刻の72時間以内に受検したPCR検査の英文陰性証明書(検査機関による押印が必須)が必要です。 |
ロシアからの出国に際して | 出発前にウラジオストクでPCR検査を受検していただきます。検査代4,500ルーブル(約7,500円)は現地にてお支払いください。 |
日本の出入国条件に関して | 日本の出入国条件に関しては「海外渡航に必要な手続きと出入国の流れ」をご覧ください。 |
利用予定ホテル | 下記をご覧ください。 |
観光について | クルーズの行程は天候、海上の状況により非常に流動的です。予定している島でボートクルーズが実施できない場合があります。天候により内容が大きく左右される船旅であることを予めご理解ください。尚、自然観察ですので、写真や日程表中の動物や鳥が必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。 |
その他のご注意 | 途中に病院などがないため参加者全員に健康質問書を、必要によっては健康診断書の提出をお願いいたします。また、当コースではテレビ取材班の同行が予定されている他、調査研究目的の日本人・ロシア人が一部区間で同乗することがあります。西遊旅行とアフィナ号は移動手段の限られた千島・コマンドルスキー諸島での調査研究に協力しておりますので、予めご了承ください。 |
特別許可証について | ロシアの辺境で特別許可を取得するため、ご出発の3ヶ月前までのお申込みでロシア査証を取得する必要があります。 |
フライ&クルーズ旅行 取消料の規定について | 本コースは旅行全日程の50%以上がクルーズ泊となるコースのため、取消条件が一般のツアーとは異なり、下記の通りとなります。ご旅行お申し込みの際には、海外クルーズ保険を同時にお申し込みされることをおすすめいたします。 <取消日と取消料> ※取消日は旅行開始日の前日から起算します ■120日前~91日前まで・・・・・・ご旅行代金の20% ■90日前~ご出発当日(ご旅行開始前)・・・・・・ご旅行代金の50% ■旅行開始後又は無連絡不参加 ・・・・・・ご旅行代金の100% |
海外旅行保険について | ご参加の方には治療、救援費用の項目が無制限の海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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