ツアーのポイント

ポイント 人気の現地日本語ガイド・サリームさんがご案内

西遊旅行の現地支店「Indus Caravan」の人気日本語ガイド、サリーム・ベイグがご案内します。フンザ出身のサリームさんは、2023年のNHKのシムシャール取材に季節を変えて複数回同行し、シムシャールの暮らし、放牧の伝統と知恵を学びました。速いスピードで失われていく伝統、ワヒ族の村の暮らしを、ぜひ皆様にご紹介したいという思いから企画したツアーです。上部フンザの秋景色が一番きれいな季節で、パキスタン・リピーターの方にお勧めです。 このツアーではシムシャール村に3泊し、写真家・中西敏貴さんとじっくりと撮影のチャンスを狙います。

ポイント 消えゆく伝統「クッチ」に立ち会う貴重な体験

パミール高原で「移牧」を営むワヒ族。子どものヤク、ヤギ、羊を連れて夏に出かけた人々が秋にシムシャール村に戻ってきます。久しぶりに再会する家族、川、橋を渡って帰ってくるヤクやヤギの姿。村の入り口で「クッチ」の戻りを村人と一緒に迎えます。

ポイント 紅葉と雪山の絶景、上部フンザとクンジェラブ国立公園へ

秋色に染まり冬支度を急ぐ上部フンザの村をめぐり、紅葉・岩山・雪山の風景が美しいクンジュラブ国立公園も訪問します。積雪の状態にもよりますが、ヤクやヒツジ・ヤギが高地から降り始める季節です。
パス氷河、シスパーレ(7,611m)、パスーピーク(7,478m)を望む
紅葉に色づく秋のクンジュラーブ国立公園

PROFILE 中西敏貴 (なかにし としき)

1971年大阪生まれ。在学中から北海道へと通い続け、2012年に撮影拠点である美瑛町へ移住し、写真作家としての活動を開始。そこに住まう者としての視点を重視しつつ、農、光、造形を主なテーマとして作品作成を続ける。近年はそのフィールドを海外にも広げ、風景だけでなくそこに暮らす人々にもレンズを向けている。
>> 中西敏貴公式WEBサイト

COLUMN シムシャールで暮らすワヒ族の一年

2008年以降、夏のクッチ、6,000m峰のミングリク・サール登頂、春のタガム祭、そして秋のクッチまで村人・スタッフと深くかかわってきた村です。2023年、NHKの取材も手配・同行し、一層親交を深めました。西遊旅行はシムシャール村の伝統を尊重し、その存続のために努めています。

秋【10月中旬】 クッチ <人と家畜が村に戻る>
麦の収穫が終わると、パミール高原で過ごした人々とヤギ、冬を高地で過ごせないヤクの子どもが一斉に村に戻ります。ポプラが色づく金色のシムシャール村にはたくさんの笑顔があふれます。
冬【10月下旬〜3月】 シュプーン<極寒地で家畜を放牧する>

氷点下の冬、静まり返った村では男性は刈った家畜の毛で絨毯を織り、女性は家畜の世話をします。一方、若く元気なヤクはパミールに残り、十分な草を食べます。村の選ばれた9人の男性がヤクの面倒を見るために数ヶ月極寒のパミールで過ごします。

春【4月上旬】 春を祝う祭り「タガム」

大地が凍てつく長い冬が終わり、春の到来を祝います。女性は総出でハレの食事を作り、長老は村の歴史を唄い、男性たちはこれからの1年が平穏であるように祈願します。

夏【5月中旬】 クッチ<人と家畜の大移動>

村人たちはヤギやヤクを何千頭も連れ4,000mを超える夏の放牧地へ向かいます。これを「クッチ<移動>」と呼びます。村人の中には4ヶ月もの間家を離れ、乳を搾り乳製品を作りながら過ごす人もいます。

>>クッチに関するブログはこちら

パミール高原の放牧地から村へと戻る
村に戻ってきたヤギと羊の群れ
村に到着したヤギ・羊を確認する人々
吊橋を渡って村へと向かう
シムシャール村に到着したヤクと村人たち

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況

10月11日(土) ~
10月19日(日)秋の移牧「クッチ」を出迎える

9日間 448,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 6名(10名様限定)・中西敏貴さん同行
燃油サーチャージ 37,800円(12月30日現在の見込み)
一人部屋追加代金 46,000円
日本の地方出発(往路のみ) 新千歳・名古屋・福岡などの地方出発(往路のみ)も別途手配可能です(バンコク合流)。追加代金等についてはお問合せください。
ビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋をご希望の場合でも、ご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は御一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
  • 特別価格コースのため再利用割引等はありません。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
バンコク
大阪
バンコク
バンコク
イスラマバード
12:00発
16:30着
11:45発
15:35着
19:00発
22:10着
空路、東京・大阪よりそれぞれバンコクへ。
※中西敏貴さんは東京または札幌より同行し、バンコクにて合流します。着後、航空機を乗り換えパキスタンの首都イスラマバードへ。着後、入国・通関の後、ホテルへ。
イスラマバード:ICレジデンシーまたはグランド泊
2 イスラマバード
スカルドゥ
スカルドゥ
パスー
朝発

7時間
空路、スカルドゥへ。着後、インダス川沿いに走りカラコルムハイウェイに合流します。その後、北上し上部フンザのパスーへ。
パスー:サライ・シルクルート泊
3 パスー
(クンジュラブ峠)
パスーにて周囲の山・村の景色の撮影。その後、クンジュラーブ川沿いの紅葉が美しく高峰に雪を頂いたクンジュラーブ国立公園を往復します。途中の放牧の風景もお楽しみください。
パスー:サライ・シルクルート泊
4 パスー
シムシャール村
12:00発
15:00着
午前、上部フンザの村や山岳風景を撮影。午後、四輪駆動車にてシムシャール村へ。
シムシャール村:ゲストハウス泊
5

シムシャール

  終日、シムシャール村滞在。冬の準備をする村の様子、川を渡って5カ月を過ごしたパミールからヤギ・羊、ヤクが戻ってくるクッチを見学・撮影します。
シムシャール村:ゲストハウス泊
6

シムシャール

  前日に引き続き、クッチを見学・撮影。家畜が戻ると村が一気に活気に満ちます。
シムシャール村:ゲストハウス泊
7

シムシャール
パスー
パスー
チラス

07:00発
10:00着
10:00発
18:00着
シムシャール村よりパスーへ。パスーよりカラコルムハイウェイを南下しチラスへ。
チラス:シャングリラ泊
8

チラス
イスラマバード
イスラマバード

06:00発
18:00着
23:30発
一路、カラコルムハウェイまたはバブサル峠を越えてイスラマバードへ。夕食の後、空港へ。空路、バンコクへ。
機中泊
9 バンコク
バンコク
東京

バンコク
大阪

06:25着
07:35発
15:45着
08:25発
15:55着

バンコク着後、航空機を乗り換えて東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。

  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝7/昼7/夜7:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:タイ国際航空、パキスタン航空、エアーブルー

ご案内とご注意

査証(ビザ) パキスタン(無料)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。
気候・服装 パキスタン北部は標高が1,500m〜3,000mあるため、昼夜の寒暖の差が大きい山岳気候です。日中は晴れていれば長袖シャツ1枚で過ごせますが、曇天の日や朝晩は冷え込みますので、セーターやライトダウンなどの防寒具をお持ちください。また、標高3,100mのシムシャール村ではしっかりした防寒着が必要です。
利用予定ホテル 日程および下記をご覧ください。
ベシャム:ヒルトン、ラマダ
海外旅行保険について ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。
日程について 行程のほとんどが山岳地帯の移動となります。カラコルムハイウェイは以前に比べると快適になりましたが、ベシャム~チラス間のダム工事の影響や不測の大雨などの後には一時的に通行不能になることがあります。移動に予想以上の時間がかかることもあり、万が一がけ崩れなどにより車の通行が不能になった場合、大きく日程変更が必要となることがあります。予め、山岳地帯のご旅行であることをご理解の上ご参加ください。
宿泊について シムシャール村、パスー村では簡素なロッジやゲストハウスに宿泊します。トイレ・シャワーはありますが、お湯の出が悪かったり、時間制限があるなど、設備は十分ではありません。また、山岳地帯のため停電がよく起こります。懐中電灯は常にお持ちください。
その他のご注意 各地の黄葉・紅葉の状況はその年の気候により多少ずれることがあります。山岳地帯では高低差があるため、場所によりその程度が異なります。
「クッチ」は天候や宗教上の理由で1~3日ずれることがあります。現地で日程・宿泊地の変更や調整が必要になる場合がございます。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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