ツアーのポイント
PROFILE 同行ガイド 大谷 力 (おおたに ちから)
1964年生まれ。鳥類調査とバードウオッチングガイドの二足のわらじで活動しています。若かりし頃には、バックパック一つで国内各地はもとより、鳥を求めてアジア、北中南米、アフリカ、オセアニアを徘徊。日本ではまだ広く知られていないような鳥や場所に一層魅かれる、フロンティア好きです。旅の行く先で、「鳥がいなければこんな場所に一生来ることも無かっただろうな、それどころかこんな場所があることすら知らなかったろうな」と、よく感動にふけっています。何年ガイドをやっていても未だに自分が一番夢中になってしまいがちなのが困ったところですが、ぜひ皆さんと感動を分かち合いたいと思っています。
COLUMN 大谷さんが語る パキスタン・バードウォッチングの魅力
パキスタン北部を占める西ヒマラヤは、世界有数の高峰や雄大な景観、豊かな自然環境もあって登山やトレッキング旅行では人気の地ですが、バードウォッチング旅行ではこれまであまり注目されてきませんでした。しかしこの地域の圧倒されるほどの大自然や、ヒマラヤ西部に生息地が限られる特産種も多いことを考えれば、本当にもったいない話です。この穴場を訪れるツアーを皆様にお届けできる日が、ついにやってきました。
最初に訪れるカガン渓谷では、カシミールムシクイやアフガンムシクイなどのムシクイ類やホオジロゴジュウカラ、カシミールゴジュウカラなどのカラ類、キンクロシメといったフィンチ類などを探します。いずれも西ヒマラヤならではの種類です。全身がオレンジ色のオレンジウソもメインターゲットです。珍しい種類で西ヒマラヤでも簡単には見られませんが、ここカガン渓谷では比較的よく見られていますので、大いに期待したいと思います。更に山を登ればアカチャイワヒバリやムナグロノゴマ、ズアオジョウビタキなどが期待できるでしょう。運が良ければニジキジやムナグロノゴマも見られるかもしれません。ヒマラヤの峰々の眺望も楽しみです。
他にもキンイロヒタキ、モンツキイソヒヨドリ、カオグロイソヒヨドリ、チベットクロウタドリ、ハイバネツグミ、クリイロツグミ、セボシエンビシキチョウなどを探す予定です。
イスラマバード近郊のマルガラヒルでは、何と言っても珍しいホオジロエナガが最大の目玉です。分布が局地的なエナガの仲間で、パキスタン北部でないとほぼ見ることができません。他にはキボウシアカゲラ、ズグロコセイインコ、インドカケスなども探します。これらもまた、ヒマラヤ西部に分布が限られた種類です。
一度訪れると、多くの人がその魅力に取りつかれリピーターになると言われるパキスタンです。珍鳥目白押しのパキスタン西ヒマラヤへ、是非ご一緒しましょう。
COLUMN 観察が期待できる野鳥
カガン渓谷
ムナグロシャコ(Black Francolin)、シマシャコ(Grey francolin)、ヨーロッパアマツバメ(Common Swifts)、シロハラアマツバメ(Alpine swift)、ハイタカジュウイチ(Common Hawk-Cuckoo)、オニカッコウ(Asian Koel)、キジバト(Oriental Turtle Dove)、ヒマラヤハゲワシ(Himalayan Griffon)、ヒメフクロウ(Collared Owlet)、ハリオアマツバメ(White-throated Needletail)、オオゴシキドリ(Great Barbet)、アリスイ(Eurasian Wryneck)、オナガベニサンショウクイ(Long-tailed Minivet)、ハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)、キバシサンジャク(Yellow-billed Blue Magpie)、ハシブトガラス (Large-billed Crow)、キバラシジュウカラ(Green-backed Tits)、シロガシラクロヒヨドリ(Himalayan Black Bulbul)、タイワンコウグイス(Brownish-flanked Bush Warblers)、チャガシラコウグイス(Grey-sided Bush Warblers)、ズアカエナガ(Black-throated Tits)、バフマユムシクイ(Hume’s Leaf Warblers)、アフガンムシクイ(Brooks's leaf warbler)、ウスゴシムシクイ(Lemon-rumped Waebker)、カシミールムシクイ(Tytler’s Leaf Warbler)、キバラムシクイ(Tickell’s Leaf Warblers)、ヤナギムシクイ(Greenish Warbler)、ハシブトムシクイ(Large-billed Leaf)、ムナフガビチョウ(Streaked Laughingthrush)、ホオジロゴジュウカラ(White-cheeked Nuthatch)、カシミールゴジュウカラ(Kashmir Nuthatch)、ヒマラヤキバシリ(Bar-tailed Treecreepers)、 チベットクロウタドリ(Tibetan Blackbird)、ハイバネツグミ(Grey-winged Blackbird)、クリイロツグミ(Chestnut Thrush)、キンイロヒタキ(Golden Bush Robin)、コチャバラオオルリ(Rufous-bellied Niltava)、セボシエンビシキチョウ(Spotted Forktail)、オオルリチョウ(Blue Whistling Thrush)、アカハラコルリ(Indian Blue Robin)、サメビタキ(Dark-sided flycatcher)、カオグロヒタキ(Slaty-blue flycatcher)、マユヒタキ(Ultramarine flycatcher)、ヒマラヤルリビタキ(Himalayan Bluetail)、ルリビタイジョウビタキ(Blue-fronted Redstart)、カワビタキ(Plumbeous Redstart)、ズアオジョウビタキ(Blue-capped Redstart)、モンツキイソヒヨドリ(Blue-capped Rock Thrush)、カオグロイソヒヨドリ(Chestnut-bellied Rock Thrush)、ヤマザキヒタキ(Grey Bushchat)、カワガラス(Brown Dipper)、アカチャイワヒバリ(Rufous-breasted Accentor)、ウスベニタヒバリ(Rosy Pipit)、キンクロシメ(Black-and-yellow Grosbeak)、ハジロクロシメ(White-winged Grosbeak)、オレンジウソ(Orange Bullfinch)、キバラカワラヒワ(Yellow-breasted Greenfinch)、ヒゲホオジロ(Rock Bunting)、ホオアカ(Chestnut-eared Bunting)
イスラマバード
カノコバト(Spotted dove)、シロハラクイナ(White-breasted Waterhen)、アジアコビトウ(Little Cormorant)、ゴイサギ(Black-crowned Night Heron)、インドアカガシラサギ(Indian Pond Heron)、カタグロトビ(Black-winged Kites)、ハチクマ(Crested Honey Buzzard)、タカサゴダカ(Shikra)、メジロサシバ(White-eyed Buzzard)、アオショウビン(White-throated Kingfisher)、ヒメヤマセミ(Pied Kingfishers)、アジアヒメキツツキ(Speckled Piculet)、ヒマラヤアオゲラ(Scaly-bellied Woodpecker)、ヒメコガネゲラ(Black-rumped Flameback)、 ズグロコセイインコ(Slaty-headed Parakeet)、コセイインコ(Plum-headed Parakeets)、 ホンセイインコ(Rose-ringed parakeet)、コサンショウクイ(Small Minivet)、ノドジロオウギビタキ(White-throated Fantail)、タカサゴモズ(Long-tailed Shrike)、インドカケス(Black-headed Jay)、チャイロオナガ(Rufous Treepie)、イエガラス(House Crow)、シリアカヒヨドリ(Red-vented Bulbuls)、ホオジロヒヨドリ(Himalayan Bulbuls)、ハリオツバメ(Wire-tailed Swallow)、ズアカサンショクツバメ(Streak-throated Swallows)、ホオジロエナガ(White-cheeked Tit)、オナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)、インドメジロ(Oriental White-eye)、ホオアカマルハシ(Rusty-cheeked Scimitar-Babbler)、ズグロムクドリ(Brahminy Starling)、インドハッカ(Common Myna)、ハイイロハッカ(Bank Mynas)、インドヒタキ(Indian Robin)、ムラサキタイヨウチョウ(Purple Sunbird)、コイワスズメ(Yellow-throated Sparrow)、オオハクセキレイ(White-browed Wagtail)、ヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit)
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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06月15日(土) ~ 06月22日(土)大谷力さん同行 |
8日間 | 448,000円 |
発着地 | 東京・大阪発着 | 最少催行人員 | 5名(8名様限定)・大谷力さん同行 |
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燃油サーチャージ | 40,800円(9月10日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 55,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 バンコク 大阪 バンコク バンコク イスラマバード |
午前又は昼発 午後着 11:45発 15:35着 19:00発 22:10着 |
東京、大阪よりそれぞれバンコクへ。着後、航空機を乗り換えて、パキスタンの首都イスラマバードへ。 ※大谷力さんは東京より同行し、バンコクで合流します。 イスラマバード泊
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2 | イスラマバード カガン渓谷 |
朝発
夜着 |
専用車にてカガン渓谷へと向かいます。午後、カガン渓谷でのバードウォッチング。カガン渓谷に4泊滞在し、じっくりと探鳥をお楽しみいただきます。
カガン渓谷周辺泊
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3~5 | カガン渓谷 | 3~5日目はカガン渓谷やその周辺でのバードウォッチング。カシミールムシクイやアフガンムシクイなどのムシクイ類、ホオジロゴジュウカラやカシミールゴジュウカラなどのカラ類、オレンジウソ、モンツキイソヒヨドリ、クリイロツグ、アカチャイワヒバリなど様々な西ヒマラヤの珍し野鳥の観察をお楽しみいただきます。 カガン渓谷周辺泊
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4 | |||
5 | |||
6 | カガン渓谷 イスラマバード |
朝発 夕方着 |
午前中、カガン渓谷周辺での最後のバードウォッチング。その後、イスラマバードへと戻ります。
イスラマバード泊
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7 | (マルガラヒル) イスラマバード |
23:20発 |
終日、マルガラヒルを中心にイスラマバード周辺でのバードウォッチング。ここではホオジロエナガを観察する他、ズグロコセイインコやインドカケスなどヒマラヤ西部の野鳥の観察をお楽しみください。夕食後、空港へ。深夜の便にてバンコクへ。
機中泊
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8 | バンコク
バンコク 東京 バンコク 大阪 |
06:25着 07:35発 15:45着 08:25発 15:55着 |
バンコク着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝6/昼6/夜6:機内食は除く
- 利用予定航空会社:タイ国際航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | パキスタン(8ドル)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。 |
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気候・服装 | 日中は晴れていれば夏服又は長袖シャツ1枚で過ごせますが、曇天の日や朝晩は冷え込みますので、ジャンパーなどの防寒着もお持ちください。日差しは強いのでしっかりと日除け対策をお願いします。靴は歩きやすい防水性のハイキングシューズやトレッキングシューズが最適です。雨が降る事もありますので、折り畳み傘と上下セパレート式の雨合羽もお持ちください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記のホテルリストをご覧ください。 |
野鳥観察について | 写真や日程表に記載のある野鳥は必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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