ツアーのポイント
ポイント 野鳥の宝庫コロンビア、アンデス山岳地帯とアマゾンで探鳥
野鳥の種数は2000種を迫り、世界で最も多種多様な鳥が見られる国のひとつとされるコロンビア。固有種も約80種と多く、その生物多様性、変化に富んだ風景と生態系から近年バードウォッチャーに注目を集めています。今回はコロンビアのアンデス地方のスマパス国立公園と、ブラジル国境に近いコロンビアアマゾンの熱帯雨林が広がるミトゥに焦点をあて、じっくりとバードウォッチングをお楽しみいただきます。
PROFILE 同行ガイド 大谷 力 (おおたに ちから)
1964年生まれ。鳥類調査とバードウオッチングガイドの二足のわらじで活動しています。若かりし頃には、バックパック一つで国内各地はもとより、鳥を求めてアジア、北中南米、アフリカ、オセアニアを徘徊。日本ではまだ広く知られていないような鳥や場所に一層魅かれる、フロンティア好きです。旅の行く先で、「鳥がいなければこんな場所に一生来ることも無かっただろうな、それどころかこんな場所があることすら知らなかったろうな」と、よく感動にふけっています。何年ガイドをやっていても未だに自分が一番夢中になってしまいがちなのが困ったところですが、ぜひ皆さんと感動を分かち合いたいと思っています。
大谷力さんからのメッセージ
アマゾンというと広大な熱帯雨林が一様に広がっているイメージかもしれませんが、実際には様々な条件に応じ成立している特異な植生のモザイクです。常に冠水することの無いテラフィルメと呼ばれる森や、雨季には冠水してしまうヴァルセア、中洲や河畔、極度に貧栄養のホワイトサンドフォレストなどが、その代表です。そしてそれぞれの環境にそれぞれ異なった種類の鳥が見られます。これがアマゾンの多様性の大きな一因なのです。今回のツアーでは、このアマゾンの多様性の一端に触れることができるでしょう。
今回訪れるミトゥはイメリと呼ばれる地域に属し、分布の限られた地域特産種も見られます。Tawny-tufted Toucanet(サンショクコチュウハシ)、 Yellow-throated Antwren(キノドヒメアリサザイ)、 Imeri Warbling Antbird(ナキアリドリの1種)、 Grey-bellied Antbird (ハイバラアリドリ)、Rio Negro Gnatcatcher(ブユムシクイの1種)などです。なるべく多くを探したいと思います。 他にもミトゥならではの種類としてChestnut-crested Antbird(ムネアカカンムリアリドリ)も、忘れるわけにはいきません。他所ではなかなか見られない種類です。ミトゥでも簡単ではないようですが、是非見たいものです。 テラフィルメの森ではケツァールの仲間、Pavonine Quetzal(アカハシカザリキヌバネドリ)を始め、珍しいWhite-bellied Dacnis(シロハラヒワミツドリ)やWhite-plumed Antbird(シロエボシアリドリ)も楽しみです。シロエボシアリドリはグンタイアリの群れに付いて行動するという鳥で、この珍しい生態はアリドリという名の由来ともなっています。 ホワイトサンドフォレストではOrinoco Piculet(オリノコヒメキツツキ)、Black-headed Antbird(ズグロアリドリ)、Cinnamon Neopipo(ニッケイマイコドリ)、Azure-naped Jay(シロエリルリサンジャク)、Plumbeous Euphonia(ハイイロスミレフウキンチョウ)などが期待できます。 川沿いの森では美しいFiery Topaz(トパーズハチドリの1種)や前髪が傘のようにせり出した奇妙な風貌のAmazonian Umbrellabird(カサドリ)、また別の森ではGuianan Cock-of-the-Rock(イワドリ)も見られるでしょう。 アマゾンの探鳥地と言えば、エクアドルやペルーが有名ですが、コロンビアでは町をベースにするため、高価なジャングルロッジに宿泊するエクアドルなどと比べ、比較的安価に滞在できることも魅力です。 アマゾン探鳥の穴場、コロンビアアマゾンの旅へ是非ご一緒しましょう。
COLUMN 観察が期待できる野鳥
オナガヤシアマツバメ(Fork-tailedPalmSwift)、アゴヒゲコバシハチドリ(Bronze-tailedThornbill)、ヘルメットハチドリ(Green-beardedHelmetcrest)、アオボウシエメラルドハチドリ(VersicoloredEmerald)、シロアゴサファイアハチドリ(White-chinnedSapphire)、ジャノメドリ(Sunbittern)、アカハシカザリキヌバネドリ(PavonineQuetzal)、ハグロキヌバネドリ(Green-backedTrogon)、アマゾンキヌバネドリ(AmazonianTrogon)、シロエリオオガシラ(White-neckedPuffbird)、ブロンズキリハシ(BronzyJacamar)、オナガキリハシ(ParadiseJacamar)、オウゴンゴシキドリ(GildedBarbet)、シロムネオオハシ(White-throatedToucan)、オリノコヒメキツツキ(OrinocoPiculet)、アマゾンミドリインコ(Cobalt-wingedParakeet)、キンホオインコ(Orange-cheekedParrot)、ズグロシロハラインコ(Black-headedParrot)、ヒオウギインコ(Red-fanParrot)、アマゾンアリモズ(AmazonianAntshrike)、コバシヒメアリサザイ(MoustachedAntwren)、キノドヒメアリサザイ(Yellow-throatedAntwren)、セボシマユアリサザイ(Spot-backedAntwren)、イメリナキアリドリ(ImeriWarbling-Antbird)、ハイイロアリドリ(GrayAntbird)、ズグロアリドリ(Black-headedAntbird、ノドグロアリドリ(Black-throatedAntbird)、シロエボシアリドリ(White-plummedAntbird)、コシアカオタテドリ(Pale-belliedTapaculo)、シマバラオニキバシリ(Bar-belliedWoodcreeper)、コビトマイコドリ(DwarfTyrant-Manakin)、キガシラマイコドリ(Golden-headedManakin、アオボウシマイコドリ(Blue-cappedManakin)、シロボウシマイコドリ(White-crownedManakin)、イワドリ(GuiananCock-of-the-rock)、カサドリ(AmazonianUmbrellabird)、ソライロカザリドリ(SpangledCotinga)、ムジカザリドリ(ScreamingPiha)、マユワキムラサキカザリドリ(White-browedPurpletuft)、メジロコビトドリモドキ(White-eyedTody-Tyran)、キバラカギハシタイランチョウ(Citron-belliedAttila)、シロエリルリサンジャク(Azure-napedJay)、オオヌマミソサザイ(Apolinar'sWren)、ハイイロスミレフウキンチョウ(PlumbeousEuphonia)、チャバラオオツリスドリ(OliveOropendola)、トルコイシフウキンチョウ(TurquoiseTanager)、ナナイロフウキンチョウ(ParadiseTanag)、ノドジロクロイカル(Slate-coloredGrosbeak)
(Pavonine Quetzal)
(Moustached Antwren)
(Blue-capped Manakin)
(Orange-cheeked Parrot)
(Moustached Antwren)
(White-plummed Antbird)
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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12月10日(火) ~ 12月20日(金)大谷力さん同行 | 11日間 | 968,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(7名様限定)・大谷力さん同行 |
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燃油サーチャージ | 28,000円(10月10日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 78,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 メキシコシティ メキシコシティ ボゴタ |
11:50発 09:10着 18:30発 24:19着 |
空路、メキシコシティへ。着後、航空機を乗り換えてコロンビアのボゴダへ。着後、ホテルへ。 ボゴタ泊 |
2 | ボゴタ (スマパス国立公園) |
ボゴダより日帰りでスマパス国立公園(標高約3,700m)を訪れバードウォッチング。ヘルメットハチドリやアゴヒゲコバシハチドリ、オオヌマミソサザイ、コシアカオタテドリなどアンデス地方の野鳥を観察します。
ボゴタ泊 |
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3 | ボゴタ ミトゥ |
早朝発 |
早朝の国内線にてブラジル国境付近・アマゾンの熱帯雨林の広がるミトゥへ。着後、ミトゥ近郊の熱帯雨林でバードウォッチング。ここではコバシヒメアリサザイ、ズグロシロハラインコ、カサドリ、アオボウシエメラルドハチドリやジャノメドリなどの熱帯雨林の野鳥を探します。
ミトゥ泊
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4 | ミトゥ | 早朝よりミトゥ近郊の熱帯雨林でバードウォッチング。この日はアマゾンアリモズやムジカザリドリ、アマゾンミドリインコ、アオボウシマイコドリ、セボシマユアリサザイ、ノドグロアリドリ、オナガヤシアマツバメなどの野鳥の観察チャンスがあります。
ミトゥ泊
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5 | ミトゥ | 早朝より出発し、車でミトゥから郊外の探鳥ポイントへ(移動約1.5時間)。この日はヒムネハチドリをメインターゲットに探鳥。他にもチャバラオオツリスドリ、ブロンズキリハシ、アカハシカザリキヌバネドリ、ヒオウギインコなどの観察を狙います。
ミトゥ泊
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6 | ミトゥ | ミトゥ郊外の探鳥ポイントでバードウォッチング。この日はハグロキヌバネドリ、 キバラカギハシタイランチョウ、メジロコビトドリモドキ、ソライロカザリドリ、コビトマイコドリなどの観察チャンスがあります。
ミトゥ泊
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7 | ミトゥ | ミトゥ郊外の探鳥ポイントでバードウォッチング。この日のポイントではイワドリがメインターゲットです。他にもオウゴンゴシキドリやトルコイシフウキンチョウ、アマゾンアリモズやハイイロアリドリなどの観察チャンスがあります。
ミトゥ泊
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8 | ミトゥ ボゴタ |
昼発 |
午前、ミトゥ近郊での最後のバードウォッチング。その後、航空機にてボゴダへと戻ります。
ボゴタ泊 |
9 | ボゴダ メキシコシティ メキシコシティ |
08:00発 12:05着 21:20発 |
航空機にてメキシコシティへ。着後、航空機を乗り換えてモントレイ乗り継ぎで帰国の途につきます。
機中泊 |
10 | 日付変更線を通過します。
機中泊 |
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11 | 東京 | 06:20着 |
着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝7/昼7/夜7:機内食は除く
- 利用予定航空会社:アエロメヒコ航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間は入国時に3ヶ月以上必要です。査証欄の余白は2ページ以上必要です。 | |
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気候・服装 | ボゴダや2日目に訪れるスマパス国立公園は高地にあたるため朝晩は気温が下がります。フリースやジャンバーなどの防寒着もご準備下さい。ミトゥは熱帯雨林のため蒸し暑く、夏服が基本となります。雨が降る事がありますので雨具(上下セパレート式の合羽)もご準備下さい。長時間歩いてのバードウォッチングとなるため、靴は防水性のハイキングシューズやトレッキングシューズをご準備下さい。 | |
利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 | |
荷物について | 今回利用するコロンビア国内線は預け荷物が15㎏まで、手荷物は5kgまでと制限されております。超過する荷物は預けられませんので、必ず荷物は制限内でご準備下さい。不要な荷物をボゴダのホテルに預けていくことは可能です。 | |
野鳥観察について | ミトゥでの毎日のバードウォッチングは、熱帯雨林のジャングルを終日徒歩で行います。長時間歩くことが難しい方のご参加はご遠慮下さい。尚、写真や日程表に記載のある野鳥は必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。 | |
高山病について | 日程2日目に訪れるスマパス国立公園は標高が3,700mほどの高地となります。標高約2,600mのボゴダから日帰りで訪れますが、頭痛など軽度の高山病の症状が出ることがあります。 |
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旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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