企画者の声
ポイント同行ガイド 簗川堅治さんからのメッセージ
日本海側の離れ島は渡りの季節にはたくさんの渡り鳥で賑わいます。山形県沖に浮かぶ飛島もそのひとつです。飛島の魅力はいくつかありますが、本土ではまず見ることができない大陸系のいわゆる“珍鳥”が見られることです。秋は地味な鳥が多いですが、渡りの時期が長いため、春とは違った楽しみがあります。秋の代表格はシラガホオジロとヤマヒバリです。シラガホオジロは初秋、ヤマヒバリは晩秋がピークですが、この時期なら両種が期待できる時期です。また、ホオジロ類は種数、個体数とも多く、ツメナガホオジロ、ユキホオジロ、コホオアカ、シベリアジュリンなどがこの時期の常連ですし、ベニヒワ、イスカ、オオマシコなどのアトリ類の赤い鳥がよく出ることも秋の魅力のひとつです。その他、チョウセンメジロ、ニシオジロビタキ、カラフトムジセッカなどにも出会えるでしょう。魅力はまだあります。それは日本で普通に生息している鳥ですが、ウグイス、ジョウビタキ、シロハラ、ミヤマホオジロ、アオジが日によって島中のいたるところにいます。そして、これらは一晩にしていなくなることがしばしばです。鳥が夜に渡ることが実感できます。そんな鳥たちを満喫する3日間です。
PROFILE 同行ガイド 簗川 堅治(やながわ・けんじ)
1967年生まれ。山形県在住。日本野鳥の会山形県前支部長。「何しったのやぁ?こだい寒いどごで(何してるんですか?こんなに寒い所で)」「鳥ば見っだのよぉ(バードウォッチングです)」「こだい寒いどぎ、ほだなどさ、鳥あて、いだんだがしたぁ?(こんなに寒い時にそんな所に鳥がいるんですか?)」私の地元では、こんな会話が日常茶飯事です。鳥はいつでもどこでも楽しめます!見て、聞いて、撮って楽しんでもらうのはもちろん、ほっこりとした温かい時間を過ごしてもらえるように山形弁でがんばります。おらいの(私の)島、飛島さもきてけらっしゃい(飛島にもきてください)!
>> 簗川堅治さんによる「野鳥観察レポート」はこちら
COLUMN秋の飛島で出現を期待したい野鳥
カラスバト、ハヤブサ、キマユムシクイ、カラフトムシクイ、ムジセッカ、カラフトムジセッカ、チョウセンメジロ、ニシオジロビタキ、ヤマヒバリ、ツメナガセキレイ、ベニヒワ、イスカ、オオマシコ、ツメナガホオジロ、ユキホオジロ、シラガホオジロ、コホオアカ、シベリアジュリンなど。
シラガホオジロ
秋を代表する種で、ホオジロ類では最大です。単独、または2、3羽の群れで現れます。鳴き声が独特で、姿を見ずともその声を聞いただけで存在がわかります。
ヤマヒバリ
秋が深まるにつれ、島にやってくる秋の代表種です。比較的藪を好みますが、島では目につく場所にもよく現れます。「チリリリ」とカヤクグリにそっくりな細く高い声で鳴きます。
キクイタダキ
普段は高い針葉樹の枝先にいて見上げるばかりですが、飛島では地面にいることも多く、足元までやってきます。
ベニヒワ
♂は胸がほんのりと赤いです。よく群れになり、数羽から数十羽の群れでせわしなく島内を飛び回っています。
シベリアジュリン
オオジュリンやコジュリンに似ています。主に秋に単独で現れ、スズメのような「チュッ」という声で鳴きます。
出発日と料金
2023年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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10月20日(金)~10月23日(月) 簗川堅治さん同行 |
4日間 | 98,000円 |
発着地 | 現地発着 (酒田集合・解散) |
最少催行人員 | 3名(5名様限定)・簗川堅治さん同行 |
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一人部屋追加代金 | 5,000円 |
- 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
[東京からの参考アクセス]
東京駅~新潟駅:上越新幹線(約2時間)
新潟駅~酒田駅:特急いなほ(約2時間)
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 酒田 | 各自、酒田駅から徒歩にてホテルへ。ご自身でチェックインをお願いします。夕食は各自でお済ませください。
酒田:ホテルアルファワン酒田泊|食事:朝× 昼× 夜×
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2 | 酒田港 飛島・勝浦港 |
09:30発 10:45着 |
朝、弊社手配のタクシーにてホテルより酒田港へ送迎いたします。着後、各自で乗船手続きの上、定期船「とびしま」にて飛島へ。 ※船の予約は弊社より行っておりますが、乗船運賃は窓口で各自のお支払いとなります(往復4,280円 2023年4月現在)。 飛島着後、ガイドがお出迎え。宿に荷物を置いて、徒歩にてバードウォッチング。シラガホオジロや、ヤマヒバリ、キクイタダキ、ベニヒワ、シベリアジュリンなどの大陸系の珍鳥が見られるのが、飛島の魅力です。 飛島:沢口旅館泊|食事:朝○ 昼× 夜○
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3 | 飛鳥 | 終日、徒歩にて飛島でのバードウォッチングをお楽しみくさい。
飛島:沢口旅館泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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4 | 飛鳥・勝浦港 酒田港 酒田駅 |
13:45発 15:00着 15:30着 |
午前中、引き続き飛島でのバードウォッチングをお楽しみください。13時頃に港へ。ガイドと別れ、定期船「とびしま」に乗船し酒田へ戻ります。着後、弊社手配のタクシーにて酒田駅へ送迎。着後、解散。
食事:朝○ 昼○ 夜×
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- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝3/昼2/夜2
ご案内とご注意
気候・服装 | この時期の飛島では日中晴れると最高気温15~18℃位、最低気温は10℃程度です。ダウンジャケットや手袋、暖かい帽子などしっかりとした防寒着が必要です。降雨に備えて折畳み傘と上下セパレート式の雨具もお持ちください。靴は防水性のハイキングシューズにスパッツ(又は長靴)が最適です。 |
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利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
野鳥撮影について | 飛島では徒歩での探鳥となりますので、撮影の場合は手持ちできる機材をお勧めします。天候や鳥の観察状況により柔軟に観光内容を変更することがあります。日程表に記載の野鳥は野生ですので、必ずしも観察できるとは限りません。 |
酒田~飛島のフェリーについて | 海況により船が欠航となることが通常よりも多い航路です。出発の3日前位にはある程度の予測がたち、欠航の可能性が高い場合には直前にツアーを中止したり、日付の変更を余儀なくされる事があります。復路も予定の日が欠航になる場合は延泊を余儀なくされたり、ツアーを1日短くすることも考えられます。そのため、ご予定に余裕をもってご参加ください。また、ご自宅から酒田までの移動手段は鉄道をご利用いただく事をお勧めします。航空機を利用される場合は取消料のかからない普通運賃の航空券を手配ください。尚、船の欠航により飛島や酒田で延泊が生じた場合、追加費用はお客様のご負担となりますので、予めご了承ください。 |
ガイドの同行区間について | 野鳥ガイドは2日目の飛島港到着時より、4日目の飛島港出発時までの同行となります。 |
食事について | 1日目酒田での夕食、2日目の昼食はツアーに含まれておりません。1日目の夕食は各自でお召し上がりください。2日目の昼食は酒田港出発前に各自お買い求めください。 |
年齢制限について | 原則として80歳以上の方のご参加をお受けできない場合がありますので、担当までお問合せください。 |
その他のご注意 | 健脚向きです(一日約7km歩きます。一部、40mの高低差あります)。また、当コースは添乗員が同行しないコースのため、旅の記録のサービスはございませんが、同行ガイド作成 の「観察した野鳥リスト」を送付いたします。 |
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