ツアーのポイント

ポイント 青ヶ島上陸に挑戦

東京の南358km、八丈島から68kmの洋上、伊豆諸島最南端に位置し、日本国内で最も人口の少ない村である青ヶ島。八丈島 - 青ヶ島間の船、あおがしま丸は年間を通して50%の確率で欠航するほど、上陸に困難な場所です。まさに東京最後の秘島といえる青ヶ島。今回は定期就航のヘリコプターを利用して青ヶ島上陸に挑戦します。

ポイント 地元出身のガイドさんと巡る 青ヶ島満喫

青ヶ島出身のガイドさんと終日島内を観光します。青ヶ島のハイライトとなる二重式カルデラの展望地・大凸部(おおとんぶ・423m)や江戸時代末期・天明の大噴火(1785年)で隆起した大小2つの旧火口をもつ内輪山の丸山を訪れます。島出身のガイドさんならではの青ヶ島の歴史、習俗、植生など説明いただき、丸一日使って青ヶ島を満喫します。観光の最後には島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気熱を利用したサウナを訪れて火山島のエネルギーを体感してください。

ポイント 八丈島満喫ハイキング

八丈富士と三原山の2つの海底火山が接合してできたヒョウタン型の島・八丈島。ダイナミックな自然と緑豊かな景観をお楽しみいただけます。

ひんぎゃの窯
ヘリコプターで青ヶ島へ

COLUMN 八丈島を歩く


八丈富士

伊豆諸島最高峰の八丈富士ハイキングは、八丈富士の7合目にある牧場からよく整備された登山道を歩き始めます。海と草原、階段を歩き山頂を目指し、草が生い茂るぽっかりと空いた大きな火口が見えたら稜線に到着です。この火口の稜線を少し歩くと伊豆諸島最高地点(854m)に到達です。

天空の稜線

三原山

八丈富士の森は1万年に対して、三原山の森は10万年といわれています。それだけ森が深く、火山活動も重なり複雑な地形を織りなしております。三原山の尾根からは八丈富士や海に浮かんだ八丈小富士が見渡せます。富士山の様に山頂から裾野まで綺麗な独立峰・八丈富士の壮美な山容をお楽しみください。

眼前に八丈小富士を望む

ポットホール(=甌穴)

日本国内でも地質学的に珍しい甌穴(おうけつ)群をご覧いただけます。長い年月をかけて形成されたポットホール=甌穴群は苔の生えた美しい沢に点在しています。

ポットホール(甌穴群)

COLUMN 東京諸島最後の秘境・青ヶ島

青ヶ島が歴史に記述されれたのは、天明5年(1785年)に起こった天明の大噴火。島民200人余りが70㎞離れた隣島の八丈島へ逃れました。この災難を救った英雄が「青ヶ島のモーゼ」と呼ばれる佐々木次郎太夫です。その他の記述は船の遭難などの海難事故の記録ばかりで、当時の海上交通がいかに困難であったかをしのばせます。青ヶ島に定期航路が開通したのは、明治38年の東海汽船のマミノエ丸でした。こうして、絶海の孤島に近かった青ヶ島も本土との交流と発展がはじまり、昭和15年には青ヶ島村として独立、人口407人での出発でしたが、現在の人口は約170人となっています。

世界的に珍しい二重式カルデラ

島を単純に分類すると、陸島と洋島に分けられます。伊豆諸島の島々はいずれも火山もしくはカルデラ式海底火山由来の洋島にあたります。つまり海底から立ち上がった大きな山の一部の突き出た部分が島となります。青ヶ島はまさにこのイメージ通りの島で、海岸部分には200~400mの断崖(外輪山)が山の斜面の様に立ちはだかります。そして青ヶ島の特徴として、外輪山の中に丸山という内輪山があり、さらにこの中に村があるという点でもこの様な二重式カルデラは世界的にも類をみない絶景として近年海外メディアにも青ヶ島が取り上げられました。東京にありながらなかなか訪れることができない青ヶ島は、まさに秘境の中の秘境といえるでしょう。

世界的に珍しい二重式カルデラ
上空から望む青ヶ島(空撮)
火山の噴気孔「ひんぎゃ」
宙に浮かぶ漁船

COLUMN 東京諸島について

東京都の諸島地域のうち、一般人が生活する伊豆諸島の大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、 御蔵島、八丈島、青ヶ島と小笠原諸島の父島、母島の計11島を総称して東京諸島と呼びます。よく言われる伊豆七島とは、江戸時代に主な有人島であった七島を指した呼称です。新島から津波によって分断された式根島や八丈島よりも南にある青ヶ島は、この七島に含まれていません。そのため、近年は伊豆諸島から小笠原諸島までを含んだ「東京諸島」という呼称が使われ始めています。
八丈富士(登龍峠)

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
04月13日(水) ~
04月16日(土)上山仁美(専属添乗員)同行
4日間 208,000円
発着地 八丈島空港集合・解散 最少催行人員 4名(6名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 7,000円(八丈島泊のみ)
  • 青ヶ島は部屋数が限られるため分宿や3名以上の相部屋となる場合がございます。
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 東京から八丈島の交通機関を飛行機ではなく船を希望される場合はご相談ください
  • ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 航空機をご利用の場合の参考アクセス(航空券手配をご希望の方はご相談ください)
    ■往路:ANA1891 羽田-八丈島 07:30発-08:25着
    ■復路:ANA1892 八丈島-羽田 09:00発-09:55着 もしくは    
        ANA1894 八丈島-羽田 13:50発-14:45着

コース難易度

体力・技術 歩くことが好きな方ならどなたでもご参加いただけます。
宿泊 いずれもトイレ・浴室は共同利用となることがあります。アメニティグッズはありますが、 タオル類や寝間着は各自でご持参ください。部屋数が限られるため分宿や3名以上の相部屋となる場合がございます。
荷物 各地ではポーターがいないので、移動中の荷物は各自でお持ち運びいただきます。小型のキャリーケースやザック等コンパクトな荷物でご参加ください。ヘリコプターのお手荷物はお一人様5㎏以内 です。 大きさについては、縦25㎝、横40㎝、幅20㎝までです。規定を超える重量形状の手荷物につきましては別途超過手荷物料金240円/1KGを頂きます。青ヶ島に不要な荷物は八丈島の民宿へ預けます。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 八丈島
三原山
ポットホール
末吉
09:00発 8時40分、八丈島空港集合、専用車にて三原山山麓滝巡りへ。
●三原山山麓縦走(約4時間)
三原山の登山口から歩き始めます。整備された階段を登ると、展望の良い尾根へ。晴れていれば雄大な八丈富士と八丈小島が見渡せます。頂上からは運が良ければ青ヶ島も見ることができます。林道に出て三原山の山麓を歩き、ポットホールへ向けて下山。日本国内でも地質学的に珍しい甌穴群をご覧いただけます。長い年月をかけて形成されたポットホール=甌穴(おうけつ)郡の美しい沢をお楽しみください。その後専用車にて末吉の高台にある見晴らしの湯へ。海を眺めながらゆっくり八丈島の温泉でおくつろぎください。
八丈島:そこど荘泊|食事:朝× 昼× 夜○
2

八丈島
青ヶ島
(大凸部)

09:20発
09:40着

八丈島ヘリポートより青ヶ島へ。着後、専用車にて島内観光へ。
●青ヶ島生まれのガイドさんと巡る島内観光
終日かけて青ヶ島を隅から隅まで観光します。岡部地区と呼ばれる外輪山北側にある青ヶ島最高地点の大凸部(オオトンブ/423m)を訪れます(所要20分)。青ヶ島特有の二重式カルデラの景色をお楽しみください。池之沢地区へ移動し、内輪山の丸山ゆっくりと一周します(所要40分)。その他に島内の集落やひんぎゃ、漁船が陸に停泊する港などを訪問します。
青ヶ島:かいゆう丸泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
3 青ヶ島
八丈島
09:45発
10:05着

青ヶ島ヘリポートより、八丈島へ。着後、専用車にて八丈富士登山口へ。
●東京諸島最高峰・八丈富士登山(約4時間)
7合目登山口より、緩やかな斜面を歩いて八丈富士に登頂。通称「天空の道」と呼ばれる空と海を見渡す山頂の景色をお楽しみください。天候がゆるせば、八丈富士の火口を一周するお鉢めぐりや稜線から少し火口へ降りたところにある浅間神社をお参りします。

八丈島:そこど荘泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 八丈島
08:00発 朝食後、専用車にて空港へ。着後、解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝3/昼1/夜3

ご案内とご注意

気候・服装 この時期の八丈島、青ヶ島の最高気温は20℃前後、朝晩の平均気温は12℃前後で す。衣服調整がしやすい山の服装やし悪天時の為の防寒着やウインドブレーカー が必要です。ハイ キング中は上下セパレートタイプの雨具をお持ちください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
東京-八丈島間の移動について 東京から八丈島の交通機関を飛行機ではなく船を希望される場合はご相談ください。
青ヶ島に関して ヘリコプターは1日1便の就航、座席は9席しかありません。予約は出発の一ヶ月前に始まりますが、とても人気があるため、座席の確保が非常に困難です。座席の確保が最小催行人員に達した場合に催行決定となります。また天候の状況によっては当日フライトキャンセルも考えられます。そうなった場合は、その時点で宿泊地の手配や観光はその時点で手配できるものを行います。料金に不足分が生じた場合は現地にて各自、実費をお支払いいただきます。
食事について ツアー中のお昼ご飯はスーパーや商店で購入していただき、召し上がっていただきます。各自、実費をお支払いください(青ヶ島滞在日を除く)。
八丈島富士について 東京諸島最高峰の八丈島富士は有人島内に限ります。無人島を含むと、南硫黄島916mが最高峰となります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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