ツアーのポイント
ポイント 山上から日本海まで、立山連峰が造り出した大地と水を歩いて辿る旅
弥陀ヶ原湿原、立山カルデラ、室堂平など数多くの絶景地を誇る立山連峰が織りなす複雑な地形を、上述した山上の火山地帯だけでなく、川(常願寺川・片貝川・黒部川など)や湖(黒部湖・有峰湖)、扇状地(杉沢の沢杉、魚津港)まで追っていきます。眺めるだけでなくハイキングも交えながら立山の自然をお楽しみください。
ポイント 日本のシェルパの里・芦峅寺では伝統を繋ぐガイドの案内で山岳信仰の世界も学ぶ
古くより立山の山岳信仰の拠点として栄えた村・芦峅寺に訪れ、伝統を繋ぐガイドの案内のもと神社や宿坊、橋、山等の修験者に縁のある地も見学します。
ポイント 黒部ダムや重要文化財・本宮砂防堰堤など、立山連峰の砂防施設にも注目
立山連峰の迫力ある大自然の裏には、土砂崩れや洪水等の自然の驚異と共存してきた人々の知恵と工夫の歴史があります。ツアーでは黒部ダム、有峰ダムの他、国の重要文化財に指定される本宮砂防堰堤などの砂防施設も周ります。
ポイント 山麓・山上・峡谷沿いの3つの大自然の中で温泉を満喫!
富山県産の旬の食材をふんだんに使った立山山麓のリゾートホテル、夜は満天の星空を楽しめる標高2,450mに位置する室堂平の山小屋、黒部峡谷の玄関口として知られる素晴らしい見晴らしの宇奈月温泉。ツアー中は、いずれも大自然に囲まれた絶好の宿泊地で温泉も合わせてお楽しみいただきます。
COLUMN 北アルプス・立山連峰
富山県東部に聳え立つ立山連峰。北アルプス(飛騨山脈)山中を流れる一級河川、黒部川の西側に連なる山域を指します。富山市内の公園や空港をはじめ、見晴らしの良い多くの場所から屏風のように連なる山容を見渡すことができる、いわば富山を象徴する存在です。山には氷河が削ったU字谷、谷の下部で溶けた水が削ってできた深いV字谷が続いており、削られた土砂は下流に扇状地を造りながら海まで続き多様な地形を生み出しています。周囲は立山黒部ジオパークの対象となっており、富山湾の深さ約1,000mを考慮すれば、周辺地域だけで4,000mもの高低差がある非常に珍しい地域になります。また、中心となる「立山」は、富士山・白山にならぶ日本三大霊山のひとつであり、地獄と極楽浄土が存在するといわれています。約1300年前に越中国守の息子である佐伯有頼が開山したとされ、万葉集の歌の中でも詠まれており、古くから「神々が宿る山」として人々から信仰と畏敬の念をもって親しまれている山です。ツアーでは立山連峰の自然と信仰という2つの姿に注目して周ります。
COLUMN 日本のシェルパの里・芦峅寺
芦峅寺(あしくらじ)とは、富山県中新川郡立山町芦峅寺のことを指し立山連峰の玄関口に位置しています。かつて立山信仰の拠点として多くの修験者が過ごした村であり、最盛期には宿坊が立ち並び、芦峅寺の人々は霊山を案内するガイドとして活躍しました。明治時代に入ると、本格的な近代登山の案内人としても活躍するようになり、「山男の鏡」と称される佐伯宗作氏を始め、後世に語り継がれるような優れたガイドを多く輩出してきました。その中でも芦峅寺五人衆と呼ばれる5人のガイドが第一次南極観測隊の隊員に選ばれ活躍したのは有名なお話です。 偉業を成し遂げようとする挑戦者達を支える彼らの頼もしい力強さは、ネパールの登山者達を支えるシェルパと共通点が多く、実際にたくさんの優秀なシェルパを輩出しているエベレスト街道のクムジュン村との交流があります。
COLUMN 立山カルデラ砂防博物館
日程2日目は、立山の景勝地を巡る前に立山カルデラ砂防博物館で立山連峰の全体像を掴みます。博物館は、大きく2つのテーマに分かれており、1つは地質、地形、気象、雪氷、生物等の多くの自然に富んだ立山の「自然と歴史」を紹介しています。2つ目は、火山活動と浸食作用によって形成された日本有数の崩壊地形「立山カルデラ」から始まる、度重なる土砂災害に対して100年以上にわたり続けられている日本屈指の「砂防」事業を紹介しています。ここで予習してから訪れる立山は、きっと今までとは違った景色を見せてくれることでしょう。
出発日と料金
2021年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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07月27日(火) ~ 08月01日(日) |
6日間 | 188,000円 | |
08月17日(火) ~ 08月22日(日) |
6日間 | 188,000円 | |
09月21日(火) ~ 09月26日(日)島田 稜(東京本社)同行 |
6日間 | 188,000円 |
発着地 | 現地発着(JR富山駅集合/宇奈月温泉駅解散) | 最少催行人員 | 6名(10名様限定) <添乗員同行> |
一人部屋追加代金 | 20,000円(室堂平泊除く) |
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- 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 参考アクセス(下記利用がおすすめです)
- 【東京方面】
往路:①JR東京駅 07:20発(新幹線かがやき503号) - JR富山駅 09:31着
②ANA315 羽田 09:05発 - 富山 10:05着
復路:①宇奈月温泉 9:20発 - 新黒部駅 9:43着
黒部宇奈月温泉駅 9:59発 - (新幹線はくたか558号) - 東京駅 12:36着
②ANA320 富山 17:45発 - 羽田 18:50着
【大阪方面】
往路:新大阪駅 07:04発(特急サンダーバード3号) - JR金沢駅 09:38着
JR金沢駅 09:46発 - JR富山駅 10:04着
復路:宇奈月温泉 9:20発 - 新黒部駅 9:43着 / 黒部宇奈月温泉駅 10:25発 - (新幹線はくたか553号) -
金沢駅 11:01着 - 金沢駅 11:24発 - (サンダーバード20号) - 新大阪 14:00着
コース難易度
体力 | 歩くことが好きな方ならどなたでもご参加いただけます。 | |
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高度 | 高山病の心配はありません。 | |
宿泊 | ホテル4泊、山小屋1泊(室堂平では山小屋泊となり男女別相部屋になります。) | |
荷物 | ハイキング中に不要なものはバスや宿泊施設に預けますので、デイパックに入る最低限の荷物で歩くことができます。スーツケースやダッフルバッグ等の大きな荷物は基本的に宿泊施設に置いていきます。ただし、3日目のみ、大きな荷物は1・2日目に宿泊する立山国際ホテルに置いて(4日目に戻ってきます)、1泊2日分の必要な荷物だけを室堂平に持参して宿泊します。別途荷物が入る鞄等をご用意ください。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | JR富山駅 電鉄富山駅 千垣駅 芦峅寺 立山 |
10:20発 10:57発 11:43着 17:00着 |
10:20JR富山駅集合。徒歩で電鉄富山駅に移動し(2分)、富山地方鉄道にて、車窓から立山連峰を望みながら移動し千垣駅へ。着後、専用車にて芦峅ふるさと交流館へ。山岳信仰の修験の場として栄えた立山連峰の玄関口、芦峅寺(あしくらじ)を訪れます。1000年以上にわたり代々、優秀な山の案内人を数多く輩出した芦峅寺。その伝統を繋ぐガイドの案内で、かつての暮らしや、語り継がれた山岳信仰のお話を聞きながら、雄山神社、教算坊、布橋等、修験者縁の地を歩きます。昼食は、立山参拝に訪れた人が食べた精進料理を再現した芦峅御膳をご賞味ください。散策後、専用車にて立山山麓にたたずむ立山国際ホテルへ。旬の食材を使った地元料理と、pH8.8のやわらかな天然温泉をお楽しみください。
立山:立山国際ホテル泊|食事:朝× 昼○ 夜○
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2 | 立山 (芦峅寺) |
09:30発
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送迎車にて立山駅へ。着後、立山駅正面に建つ立山カルデラ砂防博物館へ。立山の景勝地を周る前に地域の全体像を掴みます。その後、重要指定文化財に登録される本宮砂防堰堤等、立山周辺の名所を巡ります。 ●称名滝ウォーキング(約1時間) 専用車にて落差が日本一(350m)の称名の滝へ。国の名勝・天然記念物にも指定され、「日本の滝100選」、「日本の音風景百選」にも選ばれています。バス停で降車した後、滝見台までは片道30分のウォーキングになります。迫力ある水飛沫と谷間に響く滝の轟音をお楽しみください。 ●有峰湖ウォーキング(1~2時間) 専用車にて、有峰湖へ。有峰湖は1960年に完工した有峰ダムによってできた人口湖で、富山県民の電気や生活用水・農業用水を支える重要拠点です。湖周辺の遊歩道は、ブナやトチの木の自然林に囲まれており、多くの人々に親しまれています。道中、有峰の人々が古くから信仰する立山連峰の薬師岳も望むことができます。 ●来拝山(らいはいざん)ハイキング(2~3.時間) 専用車にて、富山平野の展望の良い城前峠(753m)へ。かつて立山が女人禁制だった頃、女性の信者が遥拝していたといわれる来拝山(899m)に登ります。現代では大人から子供まで家族で楽しめるプチ登山。立山連峰の展望と合わせてお楽しみください。 立山:立山国際ホテル泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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3 | 立山 弥陀ヶ原 室堂平 (室堂山) |
08:00発 |
今年で50周年を迎える立山黒部アルペンルートをケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂平(2,450m)へ。道中および室堂の各地にてハイキング。 室堂平:雷鳥荘泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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4 | 室堂平 黒部ダム 室堂平 立山 |
08:30発 |
午前中、トロリーバスとロープウェイを乗り継いで黒部平(1,828m)へ。 ●黒部平ハイキング(約2時間) 樹林帯から黒部湖に向かってゆるやかな下り道を歩きます。黒部湖の畔にたたずむロッジくろよん(1,500m)に到着後、平坦な道を黒部湖に沿って歩き日本一のダムの高さを誇る黒部ダムへ。 その後、日本一高所の遊覧船ガルベに乗船し、雄大な北アルプスを見上げながら、湖上のクルーズ(約30分)をお楽しみいただきます。昼食後、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバス、高原バスと乗り継いで立山駅まで戻ります。着後はホテルにてごゆっくりお過ごしください。 立山:立山国際ホテル泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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5 | 立山 宇奈月温泉 |
08:00発 16:30着 |
専用車にて、立山連峰・剱岳を仰ぐ上市町へ。丘陵地に立つかつて霊場と知られた薬師如来堂を訪れ、お堂に湧き万病に効くといわれる穴の谷の霊水(あなんたんれいすい)を見学します。その後、立山連峰から富山湾へと一気に注がれる日本屈指の急流河川である片貝川を訪れます。雨乞いの信仰の対象となった蛇石や、数百年から一千年の樹齢をもつ天然スギの巨木群の胴杉を訪れます(自然ウォーキング/約1時間)。 その後、江戸時代より蜃気楼や魚介類の宝庫と知られる魚津へ。魚津博物館を訪れ、国の特別天然記念物の魚津埋没林を見学します。最後は、黒部川扇状地末端部へ移動し杉沢の沢スギ自然館へ。国内では珍しい、平地の湧水地帯に生育する唯一のスギ林を木道歩きで見学します。(約30分)その後、黒部峡谷の玄関口、宇奈月温泉へ。 宇奈月温泉:ホテル黒部泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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6 | 宇奈月温泉 宇奈月温泉駅 |
09:00発 09:10着 |
朝食後、送迎車にて宇奈月温泉駅へ。着後、解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
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- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝5/昼1/夜5
ご案内とご注意
気候・服装 | 7~8月は天気がよければ、日中は薄い長袖1枚で過ごせますが、山頂など標高の高い場所は寒くなることもありますので、フリースやウィンドブレーカーなどの上着もお持ちください。ハイキング中に雨が降ることもありますので、上下セパレート式の雨具もお持ちください。靴はハイキングもしくはトレッキングシューズがオススメです。9月はダウンジャケットやニットの帽子・手袋などのしっかりとした防寒着をお持ちください。 |
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利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
食事について | 1日目を除き、昼食は旅行代金に含まれておりません。昼食の場所については現地にて改めてご案内いたします。 |
その他のご注意 | 今回の訪問地は山岳地域の為、気候状況によって日程が変更になる可能性がございます。予めご承知おきください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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