ツアーのポイント

ポイント多くの旅人が行き交った中山道を歩く

中山道の要所を実際に歩いて旅をします。中山道・東海道の分岐点、滋賀県の草津宿ウォーキングからスタートし、各地の宿場町を歩きます。また、馬籠宿から馬籠峠を越えて妻籠宿まで、藪原宿から鳥居峠を越えて奈良井宿まで、江戸時代に多くの旅人が行き交った中山道の山道もハイキングします。

ポイント江戸時代の姿を色濃く残す、中山道の宿場町を訪問

中山道の宿場町、馬籠宿、妻籠宿、奈良井宿は、日本の中でも昔ながらの町並みがよく保存されています。日本の古い町並み保存運動は、妻籠宿から始まりました。各地の宿場町に宿泊し、昔の旅人に思いを馳せつつ、江戸時代へのタイムトリップにお出掛けください。

ポイント各地で地元案内人がご案内します

添乗員に加えて、各地で地元案内人がご案内予定です。宿場町の歴史、中山道のこぼれ話など、地元案内人ならではの話を聞きながら、中山道ハイキングや宿場町ウォーキングをお楽しみいただきます。

ポイント4名様催行・8名様限定、少人数の旅

各地の宿場町でのんびり散策していただき、各地の宿でゆっくり宿泊していただくために、4名様催行・最大8名様までの少人数限定コースです。

COLUMN中山道・木曽路をゆく

中山道は江戸時代の五街道のひとつで、京と江戸を結んだ街道です。全工程が約540kmの街道に69ヶ所の宿場が置かれました。江戸時代の東海道は、大雨などで河川が増水した時「川止め」といって川を渡ることを禁じられ、何日も足止めされることがありました。一方の中山道は、厳しい山や谷が多いものの「川止め」が無く、予定通りの通行が可能でしたので、大名から庶民まで多くの旅人に好まれました。
中山道は木曽を通るので「木曽路」とも呼ばれ、江戸時代の参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。中山道は将軍家に嫁ぐ姫宮たちの大通行に使われたため、「姫街道」とも呼ばれました。江戸末期、14代将軍・徳川家茂に嫁いだ皇女和宮の大行列も中山道を通行し、絵巻物のような豪華さだったと伝わっています。明治の文豪・島崎藤村は中山道・馬籠宿本陣の末裔で、幕末・明治維新の激動期を描いた代表作「夜明け前」は「木曾路はすべて山の中である」の書き出しで知られています。

中山道の道標(馬籠宿)
馬籠宿の水車

COLUMN馬籠峠(790m)と鳥居峠(1,197m)

馬籠峠(790m)
馬籠宿と妻籠宿の間にある峠です。馬籠宿から馬籠峠までは急坂を上りますが、馬籠峠を越えると、ゆるやかな長い坂を妻籠宿まで下っていきます。道中、江戸時代の建物を利用した一石栃立場茶屋(いちこくとち たてばちゃや)、宮本武蔵が修業したと言われる男滝・女滝なども、ご覧いただきます。

馬籠峠
鳥居峠(1,197m)
藪原宿と奈良井宿の間にある峠です。江戸時代の旅人たちにとっては、わらじ履きの足を泣かせる中山道屈指の難所でしたが、現代では趣き豊かなハイキングルートとして、近年人気が高まっています。中山道の山道を実際に歩いていただければ、馬籠宿出身の明治の文豪・島崎藤村のいう 「木曾路はすべて山の中である」 をより実感していただけるでしょう。 鳥居峠を目指す

COLUMN 中山道・東海道の分岐点、草津宿と草津宿本陣

草津は古くから東西移動の際の交通の要衝として栄えました。1568年織田信長は足利義昭に近江の草津に代官を置くことを願い出、関ヶ原の戦い後、徳川家康は東海道・中山道の整備と宿場町を設置しました。草津宿は、東海道・中山道という二つの大きな街道が分岐・合流する、多くの旅人が往来する宿場町として発展していきました。江戸天保年間の「東海道宿村大概帳」には、草津宿には2軒の本陣と2軒の脇本陣、72軒の旅籠があったと記録されています。
草津宿本陣は、江戸時代、大名・公家や幕府役人などの宿泊や休憩施設として利用されました。大福帳には、忠臣蔵の浅野内匠頭や吉良上野介、シーボルト、皇女和宮、新撰組の土方歳三などの名前も残っています。明治以降、本陣は廃止となりましたが、江戸時代の旧姿をよくとどめているとして、1949年に国の史跡に指定されました。当時の建物が現存する草津宿本陣は、全国に残る本陣の中でも最大規模を有しており、江戸時代の面影を今に伝えています。

草津宿本陣
草津宿本陣の内部

COLUMN 「入鉄砲」「出女」を取り締まった福島関所跡

福島関所は東海道の箱根、新居、中山道の碓氷と並ぶ日本四大関所のひとつです。中山道のほぼ中間の福島宿に設置され、創設以来約270年間、中山道の要衝として「入鉄砲」「出女」を取り締まった重要な関所です。江戸幕府は、江戸の治安維持のため江戸に持ち込まれる鉄炮を「入鉄炮」として、江戸屋敷に人質として置かれた大名の妻女が領国に脱出するのを防止するため江戸を出る女を「出女」として、厳しく監視しました。福島関所跡は史跡公園として門や柵が当時のままに復元されており、関所通行に関する資料や関所に置かれていた武具などが展示されています。

福島関所跡
福島関所跡の内部

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月07日(火) ~
06月11日(土)
5日間158,000円
09月19日(月) ~
09月23日(金)中村泰也(東京本社)同行
5日間158,000円
発着地 現地発着(草津駅集合・奈良井宿解散) 最少催行人員 4名(8名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 20,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。

コース難易度

体力・技術 多少のアップダウンはありますが、普段からハイキングやウォーキングを楽しんでいる健康な方ならどなたでもご参加いただけます。
宿泊 宿泊施設に限りがあるため2名様での相部屋が基本となります。ただし、最終的なご参加の人数や空室状況によってお一人部屋が確保できることもありますので、お申し込み順でご案内します。
荷物 ハイキングに不要な荷物はホテルや荷物車に預けることで、毎日身軽な装備で歩いていただけます。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 草津
草津
中津川
馬籠宿
10:15発
14:00発
17:00着
17:30着
10:15滋賀県の草津駅に集合。
●草津宿ウォーキング(約2時間)
東海道・中山道という二つの大きな街道が分岐・合流する、交通の要衝、草津宿を歩きます。現存する当時の宿としては全国でも最大級で、大名や公家などが休泊した史跡草津宿本陣、江戸時代の草津宿を今に伝える草津宿街道交流館を見学します。その後、列車にて岐阜県の中津川へ。着後、専用車にて馬籠宿へ。
馬籠宿泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 馬籠宿
妻籠宿
09:00発
14:00着
●馬籠宿ウォーキング(約1~1.5時間)
馬籠宿を歩きます。馬籠宿の脇本陣の跡に建つ馬籠脇本陣史料館、代々馬籠宿役人だった清水屋原家の清水屋資料館、江戸時代の本陣・問屋・庄屋を兼ねた旧家で、文豪・島崎藤村の作品と生涯をたどる藤村記念館などを見学します。
●中山道ハイキング(約3~4時間)
馬籠宿の見学後、馬籠峠を越えて、歩いて妻籠宿に向かいます。江戸時代の旅人たちが歩いた中山道歩きお楽しみください。
妻籠宿泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3 妻籠宿
木曽福島
木曽福島
09:00発
12:30着
16:00着
●妻籠宿ウォーキング(約1.5~2時間)
妻籠宿を歩きます。総檜造りの建物で国の重要文化財にも指定された脇本陣奥谷、宿場町の歴史を紹介した歴史資料館、江戸時代の本陣を再現した妻籠宿本陣などを見学します。江戸時代の姿を色濃く残す中山道の宿場町の散策をお楽しみください。その後、専用車にて木曽福島へ。
●福島宿ウォーキング(約1.5~2時間)
着後、福島宿を歩きます。四大関所のひとつとして、江戸幕府が入鉄砲、出女等を厳しく取り締まった福島関所跡、福島宿の本陣跡などを見学します。
木曽福島泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 木曽福島
藪原
奈良井宿
08:30発
09:10着
14:00着
列車にて藪原へ。
●中山道ハイキング(約4~5時間)
着後、藪原宿を歩きます。その後、鳥居峠を越えて、歩いて奈良井宿に向かいます。江戸時代の旅人たちが歩いた中山道歩きをお楽しみください。
奈良井宿泊|食事:朝○ 昼× 夜○
5 奈良井宿
奈良井宿
09:00発
11:00着
●奈良井宿ウォーキング(約1~1.5時間)
奈良井宿を歩きます。江戸・天保年間に建てられ現在まで建物が残る中村邸、奈良井宿の本陣跡脇本陣などを見学します。江戸の情緒を色濃く残す中山道木曽路の宿場町の散策をお楽しみください。11:00頃、奈良井宿のホテルまたは奈良井駅にて解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼0/夜4
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    < 東京、大阪からの参考アクセス>
    【東京方面】
    往路:JR東京駅07:00発(新幹線)→JR京都駅09:15着/09:30発(JR琵琶湖線新快速) → JR草津駅09:51着
    復路:JR奈良井駅11:27発→JR塩尻駅11:51着/12:18発(特急あずさ)→ JR新宿駅14:41着

    【大阪方面】
    往路:JR新大阪駅09:04発(JR京都線新快速)→JR草津駅09:51着
    復路:JR奈良井駅11:27発→JR木曽福島駅11:47着/12:30発(JR特急ワイドビューしなの)
       →JR名古屋駅14:01着/14:32発(新幹線)→ JR新大阪駅15:21着

ご案内とご注意

気候・服装 6月、9月は合服が基本ですが、山間部のため昼夜の寒暖差があります。朝晩は冷え込みますので、ダウンジャケット、フリースなどの防寒着をお持ちください。靴はトレッキングシューズや軽登山靴が最適です。
利用予定ホテル

■馬籠宿:御宿 白木屋
■妻籠宿:旅館 波奈屋
■木曽福島:街道浪漫 おん宿蔦屋
■奈良井宿:御宿伊勢屋

食事について 昼食は旅行代金に含まれておりません。現地にてお弁当売り場やレストランなどにご案内しますので、それぞれお支払いの上、お召し上がりください。
観光について 馬籠宿の馬籠脇本陣史料館、清水屋資料館は不定休のため、不定休にあたった場合は外観見学とさせていただきます。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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