秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

COLUMN サガリバナ鑑賞 初夏の西表島を堪能

この時期のみに咲く、はかないサガリバナ

サガリバナとはマングローブに咲く花で、夕方に花開き、朝に散る花です。ツアーでは夜の開花の様子、早朝に水面に落ちるタイミングと両方を楽しみます。朝になると花がマングローブの川を美しく埋め尽くし、花びらが浮かぶ川をカヌーでさかのぼり、水面の花の美しさとバニラのような甘い香りを堪能します。幻想的な花と甘い香りは一度は体感していただきたい西表島の夏の夜の風物詩です。

美しい水面に浮かぶサガリバナ

たくさん見られるオオゴマダラ

満天の星空と天の川

COLUMN 西表島の大自然を遊びつくす

■夜の森に咲く幻想の花・サガリバナ＆夜行性の生き物観察

この時期の夜の森は、たった一夜しか咲かない神秘的なサガリバナの花が甘いバニラの匂いをかもしながら鮮やかな白やピンクの色で魅了します。また、夜の森では生物観察もお楽しみいただけます。

夕方に咲き始めて、朝に散る幻想的なサガリバナ

カヌーでサガリバナの浮かぶ水面をすすむ

■マングローブカヌー＆ピナイサーラの滝上トレッキング

ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ等のマングローブの植生を楽しみながら日本有数のマングローブの森を、ゆったりとカヌーで進みます。（片道約40分）ピナイサーラの滝壺、その後、ピナイサーラの滝の上を目指して登ります。（片道約60分）。滝上からは鳩間島・バラス島を一望する絶景が広がります。沖縄県一の落差55mを誇る滝の上からの景色と滝つぼでの水遊びも楽しめます。

マングローブカヌーを楽しみます

ダイナミックなピナイサーラの滝

■干潟のマングローブ林の生物観察

潮が引いた干潟では、デトリタス食物連鎖という特有の食物連鎖が見られます。干潟では、デトリタスを餌にするコメツキガニやシオマネキを始め、そのカニを小型の鳥や肉食性のカニが食べ、それらをさらに大型の鳥が食べるなど、干潟の食物連鎖があり様々な生き物が観察できます。他にも、ミナミトビハゼ、ムラサキオカヤドカリ、日本最大のヤエヤマヒルギシジミ、塔形巻貝のキバウミニナなど他ではなかなか見ることができない生き物が生息しています。

呼吸のため根の一部が盛り上がっている膝根

干潟で見つけたミナミコメツキガニ

マングローブのアイドル・ミナミトビハゼ

■イノー(海辺)の生物観察

サンゴ礁に囲まれた浅いおだやかな海(イノー)は、「海の畑」などともいわれ、小魚・貝・海藻など、海の幸などを手軽に与えてくれる豊かな場所として大切にされてきました。 イソギンチャクに隠れるカクレクマノミ、クモヒトデ、ルリスズメダイなど海辺の生物観察を楽しみます。

海辺でカクレクマノミ、ルリスズメダイなどたくさんの生物を観察します。