ツアーのポイント
ポイント 洋上のアルプス・屋久島の核心部を縦走
宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡の3大ポイントを1泊2日で縦走します。2日間とも9時間前後の登山行程となりますが、山中1泊だからこそ、屋久島の多様な自然はもちろんのこと、マジックアワーと呼ばれる黄昏時の景色を楽しんだり、縄文杉を人の少ない早朝に訪れることができます。
ポイント 5~6月はシャクナゲ咲くシーズン
標高1,300m付近から山頂部に咲くヤクシマシャクナゲは、屋久島に自生する固有種です。花の時期は、5月中旬から6月初旬のわずか3週間ほどです。標高1,600mを超える宮之浦岳の頂上稜線では、ヤクシマシャクナゲが一斉に咲き乱れ、山肌を染め上げます。その様子はまさに桃源郷のような美しい世界と言っても過言ではありません。
ポイント ウミガメと泳ぐシュノーケリング
屋久島の海でシュノーケリングをお楽しみいただきます。一湊(いっそう)はアオウミガメに遭遇できる確率の高いポイントとして有名です。透明度が高く波が穏やかなビーチなので、泳ぐのが苦手な方でも安心してお楽しみいただけます。
ポイント 安房川でのリバーカヤック
屋久島の美しい清流・安房川(あんぼうがわ)でカヤック(カヌー)をお楽しみください。ゆるやかな流れでカヤック初体験の方でも安心してお楽しみいだけます。
ポイント 便利で快適なTHE HOTEL YAKUSHIMAに宿泊
縦走登山の後は、屋久島で2番目に大きいTHE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN&FORESTに2連泊します。海を望む絶景のロケーションと大浴場、魚介類をはじめとする新鮮な屋久島の食材をふんだんに使った料理が自慢のホテルです。
COLUMN “洋上のアルプス” 屋久島の自然
屋久島は、鹿児島県大隅半島の南西約60kmの海上に位置する島で、周囲約130kmの円錐形の地形からなり、島の90%は森林です。島の中央に聳える宮之浦岳 (1,936m)をはじめ、標高1,000mを超える山が40数峰連なり、洋上のアルプスと呼ばれています。宮之浦岳を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%はユネスコの世界遺産に登録されています。日本にはたった4つしかない世界自然遺産(白神山地・知床・小笠原)のうちの一つで、1993年に白神山地と共に日本で初めて登録されました。
林芙美子の名著『浮雲』の中で「屋久島は月のうち、三十五日は雨」と表現されるほど屋久島は雨が多く、平地部で約3,000~4,000mm、山岳部では10,000mmの降水量があります。東京の年間降水量の約1,500mmと比べると、その凄まじさをおわかりいただけると思います。これは、暖かい黒潮に囲まれ、なおかつ高い山が多く、近海からの水蒸気が山の斜面を上昇して雲となり、多量の雨を降らせるからです。この雨のおかげで緑豊かな森が育まれ、まさに生命力豊かな自然が広がっています。
COLUMN ベストシーズンに屋久島の核心部を縦走
屋久島の年間平均気温は平地部で約20℃、山頂部で7℃~8℃。標高により亜熱帯から温暖帯、温帯、冷温帯の温度帯があり、島内で九州南部から東北までの気候が存在しています。登山シーズンは春から秋。雨は、春と梅雨の時期に最も多く、夏と秋は比較的少なくなります。7月~9月は台風シーズンであることからも、天候が安定し、降雨量が少なく、気温も涼しい10月~11月がベストシーズンです。なお、頂稜部では11月中下旬から降雪があります。
本コースでは、シャクナゲ咲く5月~6月と秋のベストシーズンである10月~11月に屋久島の核心部を1泊2日で縦走します。歩行距離は約25kmで、2日間とも9時間前後の長時間行動となります。淀川登山口から入山し、日本最南の高層湿原・花 之江河を経て投石平へ。ここから視界が開け、気持ちのよい主稜線を進み、日本百名山で九州最高峰の宮之浦岳を登り、新高塚小屋で宿泊。翌日は、日本の杉の中では最大の幹周りを誇る縄文杉を経て、トロッコ道を通り、映画「もののけ姫」のモデルとなった苔むす森のある白谷雲水峡へ下山します。ヤクシマザルやヤクシカなど屋久島の固有亜種の動物が生息し、照葉樹林の広がる温暖帯から頂稜部に至る冷温帯まで幅広い垂直分布が見られる特異な屋久島。1泊2日の縦走登山で、日本の植生の縮図とも言える多様性が凝縮された屋久島の自然をより体感できることでしょう。
COLUMN 屋久島の海と川を満喫
縦走登山の後は、屋久島の海と川を満喫します。美しい清流・安房川でのカヤック(カヌー)に加え、透明度が高く波が穏やかなビーチ・一湊でウミガメと泳ぐシュノーケリングをお楽しみいただきます。
COLUMN 便利で快適なTHE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN&FORESTに連泊
THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN&FORESTは、海岸線を望む小高い丘の上という絶好の立地と大浴場、魚介類をはじめとする新鮮な屋久島の食材をふんだんに使った料理が自慢で、客室数は100を超える屋久島で2番目に大きなホテルです。フェリーや高速船が就航する宮之浦港から徒歩5分と近く、屋久島環境文化村センターが隣接し、スーパー、お土産物屋さん、バス停、登山用品レンタル店などが全て徒歩圏内に揃っており、とても便利な場所に位置しています。
出発日と料金
2023年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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05月25日(木) ~ 05月29日(月)シャクナゲの咲くシーズン |
5日間 | 188,000円 | |
10月26日(木) ~ 10月30日(月)秋のベストシーズン |
5日間 | 188,000円 | |
11月02日(木) ~ 11月06日(月)秋のベストシーズン |
5日間 | 188,000円 |
発着地 | 現地発着 (屋久島空港集合・解散) |
最少催行人員 | 5名(8名様限定)・添乗員同行 | 一人部屋追加代金 | 36,000円(山小屋・テント泊除く) |
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- 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問等はお気軽に担当までお問い合わせください。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
[東京・大阪・名古屋・福岡からの参考アクセス] ※航空券手配をご希望の方はご相談ください。
【東京方面】
往路:JAL643 羽田 08:05発 - 鹿児島 09:55着 → JAL3743 鹿児島 10:25発 - 屋久島 11:05着
またはJAL643 羽田 08:05発 - 鹿児島 09:55着 → JAL3745 鹿児島 11:35発 - 屋久島 12:15着
復路:JAL3740 屋久島 09:55発 - 鹿児島 10:30着 → JAL644 鹿児島 10:50発 - 羽田 12:30着
またはJAL3744 屋久島 11:35発 - 鹿児島 12:10着 → JAL646 鹿児島 12:30発 - 羽田 14:10着
またはJAL3746 屋久島 13:35発 - 鹿児島 14:10着 → JAL648 鹿児島 14:30発 - 羽田 16:15着
またはJAL3750 屋久島 16:35発 - 鹿児島 17:10着 → JAL652 鹿児島 19:10発 - 羽田 20:50着
またはJAL3756 屋久島 19:00発 - 鹿児島 19:35着 → JAL654 鹿児島 20:35発 - 羽田 22:20着
【大阪方面】
往路:JAL2451 伊丹 11:20発 - 屋久島 13:10着
復路:JAL2450 屋久島 14:40発 - 伊丹 16:10着
【名古屋・福岡方面】
往路:ANA3861 中部 09:30発 - 福岡 10:55着 → JAL3673 福岡 13:00発 - 屋久島 14:05着
復路:JAL3672 屋久島 12:45発 - 福岡 13:50着 → ANA3862 福岡 14:45発 - 中部 16:05着
コース難易度
体力・技術 | 1泊2日の山小屋またはテント泊の縦走登山です。歩行時間の目安は約9~11時間です。標高差は、登り最大570m、下り最大660mとなります。特別な技術は必要ありませんが、長時間の登山に耐えうる充分な基礎体力が必要で、夏山の縦走経験のある方が対象です。 | |
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宿泊 | 民宿1泊、ホテル2泊、山小屋またはテント1泊。ホテルは一部屋2~3名利用が基本となります。山小屋は大部屋で、テント泊の場合は男女別に2~4名利用となります。 | |
荷物 | 登山に不要な荷物は、専用車や宿泊施設へ置いておくことができますので、スーツケースやバッグでのご参加が可能です。縦走登山中は、寝袋とマットなど1泊2日分の背負う荷物を入れる中型ザックをご用意ください。 |
- 日本の山旅コースの「体力・技術レベル難易度の目安」はこちらのページをご確認ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 屋久島空港 |
14:30発 |
屋久島空港に14:20集合。専用車で安房の民宿へ。鹿児島港から高速船利用の方は、安房港から民宿へ直接お越しください(徒歩15分/1km)。遅いフライトで到着される場合は18:00までに民宿へ直接お越しください。
安房:ラ・イスラ・タセまたは水明荘泊
食事:朝× 昼× 夜○ |
2 | 安房 |
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●宮之浦岳縦走(コースタイム:8時間/約12km) 新高塚小屋:山小屋 又は テント泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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3 | 新高塚小屋 |
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●縄文杉から白谷雲水峡へ 宮之浦:THE HOTEL YAKUSHIMA泊
食事:朝○ 昼○ 夜○ |
4 | 宮之浦 |
●安房川リバーカヤック(約3時間) 宮之浦:THE HOTEL YAKUSHIMA泊
食事:朝○ 昼○ 夜○ |
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5 | 宮之浦 |
08:30発 |
朝、専用車にて屋久島空港へ。屋久島空港にて09:00解散。遅いフライトで出発される場合は、路線バス(各自払い/530円)にて屋久島空港へ。 食事:朝○ 昼× 夜×
|
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝4/昼3/夜4
- 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。
- 日程2・3日目は、悪天の際など現地ガイドの判断で1泊2日の縦走ではなく、日帰り登山に変更する場合があります(淀川登山口から宮之浦岳往復、荒川登山口から縄文杉往復)。その際には、1泊分の宿泊代・食費などの追加費用はご参加者本人にご負担いただきます。
- 日程4日目は、悪天の際などシュノーケリングやカヤックが実施できない場合は、島内観光(屋久島灯台、西部林道、大川の滝、千尋の滝など)に変更する場合があります。その際、島内観光と差額が生じる場合はご参加者本人にご負担いただきます。
ご案内とご注意
気候・服装 | 登山中は天気が良ければ、薄手の長袖で過ごすことができますが、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がります。屋久島(標高37m)の5月の平均気温は21℃(最高24℃、最低17℃)、11月の平均気温は18℃(最高21℃、最低15℃)です。標高1,600mを超えた頂上稜線では、山麓の気温からマイナス10℃ほど下がります。厚手のフリースや薄手のダウンジャケット等の防寒着をお持ちください。また、悪天時や強風に備え、上下セパレート式の雨具をお持ちください。登山時の靴は防水の効いたトレッキングシューズや軽登山靴が最適です。 |
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利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
縦走について | 7~10kg程度の個人装備を持ちながら長時間歩く縦走コースです。体力のない方はご参加いただけません。特別な登山技術は必要ありませんが、普段から山登りをされていて、夏山の縦走経験や1日9時間程度の登山道を歩く事のできる 基礎体力があることがご参加の必須条件です。 |
縦走の荷物について | 縦走中は1泊2日分の荷物をご自身で背負って歩きます。十分な大きさのザック(例:40~60L)をご用意ください。 【ご自身でご用意していただく装備】 上下セパレートタイプの雨具/ストック/スパッツ/タオル/防寒着/着替え/手袋(薄手・防寒用)/寝袋(三季用)/マット/行動食2日分/水筒(2L程度)/ヘッドランプ/食器/箸スプーン/トイレットペーパー/携帯トイレ(最低2セット)/個人常備薬/ヒル用スプレー ※食料や炊事道具は共同装備としてご用意いたします。寝袋をお持ちでない方に は弊社で有料(6,000円)で貸し出しいたします。 |
カヤック(カヌー)について | カヤックに必要な装備品(カヤック、パドル、ライフジャケット、カヤック向けシューズ)は、現地にて無料で貸し出しします。濡れてもよい格好(水着やTシャツ、ラッシュガード)と日焼け対策(日焼け止め、帽子)、タオルをご用意ください。川の増水などなければ雨天でも実施します。 |
シュノーケリングについて | シュノーケリングに必要な装備品(シュノーケル、フィン、水中メガネ、ウェットスーツ、ライフジャケット、マリンシューズ、軍手、バスタオル)は、現地にて無料で貸し出しします。濡れてもよい格好(水着)と日焼け対策(日焼け止め)、タオルをご用意ください。 |
年齢制限について | 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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