ツアーのポイント

ポイント心身に喝!気分転換と将来を見据えた体力トレーニング

足腰は数ヶ月歩かなければすぐに弱ってしまいます。健康のため、さらには来たる夏山シーズンや憧れの海外登山・トレッキングに向けたステップアップのための企画です。ルートは整備されているので、長時間の歩行トレーニングとしても最適です。山の歩き方を改めて見直す良い機会になれば幸いです。山の装備についても、お気軽にご相談ください。

ポイント4日間に分けて関西の有名縦走路を歩く 

低山が連なり、レジャーやハイキングレベルの登山というイメージの強い六甲山系ですが、全山縦走路はアップダウンも多く、1日で歩ききる年1回の縦走大会は高難易度です。本コースでは、4日間に行程を分けることで、より多くの方の踏破を実現。各所から眼下に神戸の街、淡路島、大阪平野を望みながら、山歩きをお楽しみいただけます。

ポイント日本三古湯のひとつ有馬温泉に宿泊

江戸時代の温泉番付で当時の最高位「西大関」に格付けされた有馬温泉に宿泊。温泉で疲れを癒しメリハリのある登山を楽しめます。

摩耶山・掬星台からの眺め
有馬温泉街を散策

COLUMN企画者の声

いつか歩いてみたい、登ってみたい、そんなルートや山はありませんか。富士山(3,776m)は勿論のこと、ヒマラヤのエベレストベースキャンプ(5,350m)トレッキングや、アフリカ最高峰キリマンジャロ(5,895m)登頂など、それぞれの目標を想定して、実現に向けた様々なアドバイスをしながらご案内させていただきます。
企画者:大阪支社 楠 修(くすのき おさむ)

COLUMN 六甲山登山の歴史

戦や災害、開発などの歴史を繰り返してきた六甲山。江戸時代、山上は樹木の伐採が進みはげ山と化していました。明治時代への移行期1867年に神戸港が開港。入港者は「荒れた山頂部の照り返しが雪が積もっているように見えた」と言ったそうです。

外国人居留地が設けられ、多くの欧米人が神戸に居住。1874年、ガウランド、アトキンソン、サトウの外国人3人のパーティが、ピッケルとナーゲル(靴底に鋲を打った登山靴)を用いた日本で初めての「近代登山」を六甲山で行ないました。以降、奈良時代以前からあった山岳信仰とは別の、レクリエーション登山が徐々に広まっていきます。六甲山には、古くは日本三古湯のひとつ、有馬温泉への荷物の運搬や、港への石材の搬出に利用された道が存在していました。当時の登山道は十分ではなく、六甲山の開祖と呼ばれるA.H.グルームらは私財を投じて山道を整備しました。アゴニ―坂など、横文字の名が多いのはその所縁です。

1924年に藤木九三が中心になって神戸で発足された日本初のロッククライミングを目的とする山岳会(RCC)のゲレンデも六甲山系です。単独行により数々の登攀記録を残した登山家、加藤文太郎もこの山岳会に所属していました。当時の彼の住まいは縦走路の起点となる須磨にあり、地下足袋を履き、早朝に発ち六甲全山縦走後、宝塚に下山。さらには、その日のうちに歩いて須磨まで帰って来たといいます。

加藤文太郎が始めた登山道「六甲全山縦走路」。現在の六甲山は植林事業や砂防事業も進み、美しい緑が広がります。様々な歴史に想いを馳せながら、歩いてみませんか。

整備された林の中を進み六甲山頂を目指す
須磨アルプスの名勝・馬の背

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
07月02日(土)~07月05日(火)アジサイが咲く季節 4日間 88,000円
10月29日(土)~11月01日(火) 4日間 88,000円
発着地 現地発着(JR三ノ宮駅集合/宝塚駅解散) 最少催行人員 6名(12名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 6,000円(有馬温泉泊除く)
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

コース難易度

体力・技術 1日の歩行時間は6.5~8.5時間程度で、標高差は最大で登り約720m(3日目)、下り約880m(4日目)です。エスケープルートは充実し、随所に水場がある整備されたトレイル(舗装道を含む)を歩きますが、アップダウンのある道を連日歩ける基礎体力が必要です。ルート前半は段差のある登り下りを何度も繰り返すので、膝や腰には注意が必要です。最終日は下りが多くなります。1日目のハイライト須磨アルプスでは、一部鎖場や岩場、痩せ尾根を慎重に歩きます。
宿泊 ビジネスホテル2泊、温泉地の宿1泊。1日目と同宿で、前泊手配も承っています。お気軽にお問合せください。
荷物 疲労軽減のため、荷物の軽量化をお願いします。
・1日目:予めホテルへデポしにいくか、三宮駅のコインロッカー(実費払い)を利用し帰路に回収が可能です。
・2日目:日帰り荷物で歩くことが可能です。
・3日目:荷物車の手配があるため、日帰り荷物で歩くことが可能です。
・4日目(最終日):宿から不要な荷物をご自宅へ送れば(実費)、日帰り荷物で歩くことが可能です。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 JR三ノ宮駅
須磨浦公園
鵯越
三ノ宮
07:00発
07:45発

16:00着
朝7時、JR三ノ宮駅に集合。電車で山陽電鉄・須磨浦公園駅へ。
●トレッキング(コースタイム4時間50分/約11.4km)
山と海が一体となった神戸の風景、大阪平野、明石海峡、淡路島のパノラマを眺めながら鉢伏山(246m)へ。その後、鉄拐山(234m)、栂尾山(274m)、横尾山(312m)とアップダウンを経て六甲山系の名所、須磨アルプスへ。名勝・馬の背を経て、妙法寺へ下ります。さらに、高取山(328m)を経て神戸電鉄・鵯越駅へ。電車にて三ノ宮へ(所要約20分)。着後、徒歩にてホテルへ(所要10分)。
三ノ宮:ユニゾイン神戸三宮泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 三ノ宮
鵯越
摩耶山・掬星台
摩耶ケーブル下
三ノ宮
07:00発

16:00着

17:00着
●トレッキング(コースタイム5時間50分/約10.4km)
朝、電車で神戸電鉄・鵯越駅へ戻ります。菊水山(459m)、鍋蓋山(486m)を経て、大龍寺を抜け、市ケ原へと下ります。その後、天狗道を登り返し、摩耶山の頂上(698m)を経て掬星台へ。阪神間から紀伊半島まで見渡すことができるパノラマをご堪能ください。掬星台からはロープウェイとケーブルカーで下山し、バスで三ノ宮の宿へ戻ります。
三ノ宮:ユニゾイン神戸三宮泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3 三ノ宮
摩耶山掬星台
六甲ガーデンテラス
有馬温泉

06:45発
10:00発
14:00着

16:00着

●トレッキング(コースタイム6時間10分/約14.4km)
朝、バスで摩耶山麓へ。摩耶山の青谷道を登り返して、掬星台へ。穂高湖、三国池を経て、記念碑台へ。舗装路と山道が交互に現れます。日本初のゴルフ場、六甲山ゴルフ場横を通り六甲ガーデンテラスに至ります。標高約900mからの神戸、大阪平野の眺望を楽しんだ後、紅葉谷道を通り有馬温泉へ下山。ご希望の方は実費にて、ロープウェイで下山することもできます。
有馬温泉泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 有馬温泉
六甲ガーデンテラス
宝塚駅

09:00発
10:00発

17:30着

●トレッキング(コースタイム4時間50分/約13.4km)
ロープウェイで六甲ガーデンテラスへ戻ります。縦走路を進み最高峰六甲山頂(931m)へ。その後、東六甲縦走路の緩やかな山道を歌劇の街、宝塚まで一気に下ります。眼下に西宮のシンボルである甲山(309m)が見えてきます。塩尾寺着後、舗装道を下りJRおよび阪急宝塚駅へ。着後、解散。 ※ご希望の方は、駅前にある宝塚温泉(料金現地払い)へご案内いたします。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。
  • 食事回数:朝3/昼0/夜3

ご案内とご注意

気候・服装 夏~秋の歩行時の気温は15~30℃で、夏は熱中症対策が必要です。
随所に自動販売機や水場もありますが、1.5リットル以上の容量の水筒は予めご準備ください。汗をかくことを前提に速乾性素材をご着用ください。降雨もありますので、上下セパレート式の雨具も必携です。登山時の靴は防水性のあるトレッキングシューズが最適です。ストック2本を使用すると、約30%の運動軽減が期待できるのでお勧めです。
利用予定ホテル

有馬温泉:メルヴェール有馬、メープル有馬、角の坊、陶泉御所坊、ホテル花小宿、ねぎや陵楓閣、かんぽの宿

悪天時のツアー実施について

雨天でもツアーは実施しますが、著しい悪天・荒天が予想される場合、ツアーを中止する場合があります。その場合、出発日前々日の16:00までに電話又はメールでご連絡いたします。

宿泊について 相部屋ご希望の場合でもご出発21日前の時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。
食事について 日程表に含まれていないお食事に関しては、現地にて実費でお支払いください。昼食はご自身で行動食をご準備ください。添乗員が購入場所をご案内いたします。
在来線の鉄道運賃と路線バス代について 旅行代金に含まれておりません。各自でお支払いください。
年齢制限について 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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