ツアーのポイント

ポイント東北屈指の長大な稜線を杁差岳まで辿り、飯豊連峰を大縦走

名著・日本百名山で深田久弥は「飯豊山というより飯豊連峰と呼んだほうが適当かもしれない」と記しました。飯豊山の真髄は、三国岳から杁差岳までの主稜線を縦走してこそ味わえるのかもしれません。個人では実現が難しい東北屈指のスケールを誇る飯豊連峰を縦走することで、山麓のブナ林から牧歌的な草原、雪崩が形成した非対称山稜が連なる雄大な景色を満喫できることでしょう。ハイライトとなる稜線上には、夏はイイデリンドウほか多くの高山植物が咲き、秋には素晴らしい紅葉が広がっています。

ポイント少人数限定。経験豊富な登山ガイドと添乗員が同行する万全のサポート!

5名様より催行し、8名様限定の少人数制です。また、添乗員に加え東北在住の経験豊富な登山ガイドが同行し、個人で縦走するには困難な縦走路を安心かつ安全にサポートします。

飯豊山直下に咲く固有種イイデリンドウ(8月)
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)咲く大日岳への稜線(8月)
切合小屋
頼母木小屋から望む日本海に沈む夕日と漁火は絶景です(4日目)

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
08月03日(木) ~
08月07日(月)花咲く季節
5日間 172,000円
09月28日(木) ~
10月02日(月)紅葉の季節
5日間172,000円
発着地

現地発着(JR喜多方駅集合/JR中条駅解散)

最少催行人員 5名(8名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 設定がございません
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    <東京・大阪からの参考アクセス>
    【東京方面】
    往路:東京駅 11:36発(新幹線やまびこ59号・盛岡行)- 郡山駅 12:55着
       郡山駅 13:15発(JR磐越西線・会津若松行)- 会津若松駅 14:30着
       会津若松駅 14:33発(JR磐越西線・喜多方行)- 喜多方駅 14:48着
    復路:中条駅 17:39発(JR特急いなほ12号・新潟行)- 新潟駅 18:10着
       新潟駅 18:59発(新幹線とき344号・東京行)- 東京駅 20:56着

    【大阪・名古屋方面】
    往路:新大阪駅 08:57発(新幹線のぞみ82号・東京行)- 東京駅 11:24着
       名古屋駅 09:49発(新幹線のぞみ82号・東京行)- 東京駅 11:24着
       東京駅 11:36発(新幹線やまびこ59号・盛岡行)- 郡山駅 12:55着
       郡山駅 13:15発(JR磐越西線・会津若松行)- 会津若松駅 14:30着
       会津若松駅 14:33発(JR磐越西線・喜多方行)- 喜多方駅 14:48着
    復路:中条駅 17:39発(JR特急いなほ12号・新潟行)- 新潟駅 18:10着
       新潟駅 18:59発(新幹線とき344号・東京行)- 東京駅 20:56着
       東京駅 21:12発(新幹線のぞみ263号・新大阪行)- 新大阪駅 23:36着
       東京駅 21:12発(新幹線のぞみ263号・新大阪行)- 名古屋駅 22:47着

コース難易度

体力・技術 1日の歩行時間の目安は約9~11時間です。標高差は登り・下りとも最大約1,200m(縦走1日目と縦走4日目)で、縦走2~3日目は200m~400m程度のアップダウンが続きます。また、高度感のある岩稜ややせ尾根、鎖場等の足場の悪い箇所も一部(主に縦走1日目と縦走4日目)にあります。8月は若干ですが雪渓歩きもあります。歩行ペースが求められ、山小屋縦走用の荷物(9~12kg前後)を担ぎ、長時間の登山に耐えうる充分な基礎体力がある方がご参加の条件です。
宿泊 山小屋(避難小屋)3泊、旅館1泊
山小屋(避難小屋)泊は男女混合の大部屋です。寝袋(8月:夏用、9月:三季用)と寝袋の下に敷くマットが必要です。寝袋をお持ちでない方には弊社で有料(6,000円/重量720g)で貸し出しいたします。避難小屋の混み具合により、テント泊になる場合があります。テント泊の場合は男女別で一テント2~3名利用です。旅館泊は男女別で一部屋2~4名利用となります。
荷物 縦走用の荷物を背負って全行程を歩きます。縦走中に不要な荷物を置いておくことができませんので、荷物は工夫をして軽量化に努めるようお願いします。また、共同装備・食料の分担(1kg程度)があります。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1

JR喜多方駅
川入

15:00発
16:00着

JR磐越西線・喜多方駅に15:00集合。送迎車にて福島県側の飯豊連峰南端の登山口・川入(かわいり)へ。

川入:いいでのゆ泊|食事:朝× 昼× 夜○
2

川入
御沢野営場
三国岳
切合小屋

 

専用車にて登山口の御沢(おさわ)野営場へ。
●飯豊連峰縦走1日目(コースタイム:7時間)
御沢野営場(540m)から登山開始。長坂と呼ばれる樹林帯の急な尾根を三国岳と地蔵山の鞍部まで辛抱強く登ります。途中、ブナ林の中に下十五里、中十五里、上十五里と巨杉のある広場と横峰小屋跡を通過します。鞍部から三点支持が必要な岩稜・剣ヶ峰を慎重に進み、三国小屋のある三国岳(1,644m)へ。福島・新潟・山形の県境になっています。飯豊山や大日岳を望み、主稜線を北上。広い砂礫地になると切合(きりあわせ)小屋(1,740m)に到着です。

切合小屋:避難小屋 又は テント泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3

切合小屋
飯豊山
御西小屋
(大日岳)

 

●飯豊連峰縦走2日目(コースタイム:7時間50分)
なだらかな稜線をアップダウンしながら、飯豊山が女人禁制だった時代に祀られた姥権現や両側が切れ落ちた御秘所を越え、急登の御前坂を登り詰めれば本山小屋(2,102m)です。さらに進み日本百名山・飯豊山(2,105m)の山頂へ。吾妻、蔵王、朝日連峰など360度の展望が広がります。飯豊山からは、駒形山、御西岳(おにしだけ)を経て、御西小屋(1,980m)へ。ここから飯豊連峰最高峰・大日岳(2,128m)を往復します。山頂は主稜線から外れているので飯豊連峰を鳥瞰しているような素晴らしい眺めです。

御西小屋:避難小屋 又は テント泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
4

御西小屋
梅花皮小屋
北股岳
門内岳
頼母木小屋

 

●飯豊連峰縦走3日目(コースタイム:8時間20分)
天狗ノ庭を通過し、眺め良い主稜線を進み、烏帽子岳、梅花皮岳(かいらぎだけ)を越え、梅花皮小屋(1,800m)へ。ここから急登をひと登りで北股岳(2,025m)です。ここからは快適な稜線が続き、門内岳(もんないだけ)、地神山(じがみやま)、頼母木山(たもぎやま)を経て、頼母木小屋(1,626m)へ。

頼母木小屋:避難小屋 又は テント泊
食事:朝○ 昼× 夜○
5

頼母木小屋
大石山分岐
(杁差岳)
大石山分岐
足ノ松尾根登山口
JR中条駅





15:30発
17:00着

●飯豊連峰縦走4日目(コースタイム:7時間50分)
なだらかな山稜を辿り、大石山分岐(1,562m)へ。ここから杁差岳(えぶりさしだけ/1,636m)を往復。その後、急傾斜の足ノ松尾根を下ります。イチジ峰周辺でブナの樹林帯となり、鎖場も含む悪路を慎重に下り、新潟県側の足ノ松尾根登山口(480m)へ下山。14:30までに足ノ松尾根登山口へ下山できれば、途中、奥胎内ヒュッテの日帰り温泉に立ち寄ります(各自払い)。その後、専用車にて中条駅へ。着後、JR羽越本線・中条駅にて17:00解散。

食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼1/夜4
  • 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。
  • 悪天の際は現地ガイド・添乗員の判断で縦走を中止・変更する場合があります。

ご案内とご注意

気候・服装 登山中は天気が良ければ、薄手の長袖で過ごすことができますが、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がります。縦走中の気温の目安は、8月上旬は16℃~24℃、9月下旬~10月上旬は5℃~20℃です。厚手のフリースや薄手のダウンジャケット等の防寒着をお持ちください。また、降雨もありますので、上下セパレート式の雨具をお持ちください。登山時の靴は、履き慣れた防水性の高いハイカットの登山靴・トレッキングシューズをご用意ください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
縦走登山について 縦走用の個人装備に加え、共同装備・食料の分担(1kg程度)を背負い、4日間に渡り、長時間の縦走路を歩き、かつコースタイム程度の歩行ペースが求められます。歩行時間の目安は約9~11時間です。標高差は登り・下りとも最大約1,200m(縦走1日目と縦走4日目)で、縦走2~3日目は200m~400m程度のアップダウンが続きます。体力のない方、9~12kg程度の荷物を背負うことの出来ない方、高度感のある岩稜ややせ尾根、鎖場等の足場の悪い箇所の歩行経験のない方は、ご参加いただけません。普段から山登りをされていて、夏山の縦走経験や歩行スピードが要求される長時間の縦走登山に耐えうる充分な基礎体力があることがご参加の条件です。
雪渓の通過について 飯豊連峰は日本海まで約30kmの位置にあるため積雪が多く、主稜線上は夏でも残雪の影響を受けます。特に残雪が多いのが大日岳から北股岳の間(3~4日目)で、7月は雪渓の通過が連続し軽アイゼンが必要になりますが、8月に入ると雪解けが進み、雪渓の通過は数えるほどになり軽アイゼンは不要です(万一、必要な場合は出発直前にご案内いたします)。秋は雪渓の通過はありませんが、10月初旬でも初雪が舞う場合があります。
荷物・装備について 縦走中は3泊4日分の個人装備に加え、一部の共同装備・食料を1kg程度背負っていただきます。十分な大きさのザック(例:40~60L)もご用意ください。また、充分な防水対策も必要になります。
【ご自身でご用意していただく装備】
履き慣れた防水性の高いハイカットの登山靴・トレッキングシューズ(ローカットは不可)/上下セパレートタイプの雨具/ストック/スパッツ(足首用)/タオル/防寒着/着替え/手袋(薄手・防寒用)/帽子(日除け用・防寒用)/寝袋(8月:夏用、9月:三季用)/マット/昼食3日分/行動食4日分/ヘッドランプ/食器/箸スプーン/トイレットペーパー/個人常備薬/虫よけスプレー/水筒(2L程度)/テルモス(サーモス、0.3~0.5L)
※食料や炊事道具、テントは共同装備としてご用意いたします。テント全体に敷く薄いマット(銀マット)は用意しませんので、寝袋の下に敷くマットは、各自必ずご用意ください。寝袋をお持ちでない方には弊社で有料(6,000円)で貸し出しいたします。
食事について 縦走中の朝食と夕食は、弊社と一部の避難小屋にてご用意します。3日目の昼食を除き、昼食3日分は含まれておりません。事前に日持ちするパンやアルファ米など各自でご用意ください。山中では購入はできません。
その他のご注意 紅葉や花の開花状況はその年の気候により多少ずれることがあります。
年齢制限について 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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