ツアーのポイント

ポイント九州各地に残る古墳群を探訪

福岡、熊本、宮崎を巡り、全国でも九州に数多く残る装飾古墳と日本屈指の大古墳群・西都原古墳などの九州各地に残る古代モニュメントを訪れる旅。3世紀から7世紀の古墳時代の間でも、複雑な文様と色彩鮮やかな壁画を持つ装飾古墳が造られた九州各地を巡ります。

ポイント日本遺産・西都原古墳を訪問

東西2.6㎞・南北4.2㎞の範囲に300基以上が残る大古墳群・西都原古墳を訪問。前方後円墳の間に、すき間なく円墳が造られています。壮大な古墳群からの出土品を展示する西都原考古博物館も訪問します。

ポイント各地の古墳館、博物館を訪問

古墳外観の見学の他、各古墳に隣接する古墳館、博物館も訪問。出土した遺品や装飾壁画のレプリカを、学芸員の方々から詳しい解説を聞きながら見学します。山鹿市では、建築家安藤忠雄氏設計により建設され、菊池川流域の古墳からの出土品の展示がある熊本県立装飾古墳館を訪問します。

ポイント温泉の街・山鹿と阿蘇に宿泊

平安時代の開湯伝説を持ち、熊本県内屈指の山鹿温泉に宿泊。平安の時代から美肌の湯として知られる温泉浴をお楽しみください。また、阿蘇では阿の雄大な自然を一望できる「蘇の司ビラパークホテル&スパリゾート」に宿泊(※8/25発コース除く)します。
王塚古墳 石室後部(レプリカ)
西都原古墳出土の埴輪船(レプリカ)

COLUMN 九州の装飾古墳群

エジプトやブルガリアなど、世界各地に残る装飾古墳は日本各地にも残っています。特に九州地方は装飾古墳の数が多く、壁画の文様が複雑で色彩豊かな装飾が多く残り、中でも福岡県の筑後川流域、熊本県の菊池川地域は、装飾古墳が数多く残っている地域です。福岡県の古墳は、墳丘と彩色壁画を持つ古墳が多く、熊本県は墳丘を持つ古墳と横穴墓の線刻壁画も多くあるのが特徴です。古墳内の装飾には、円や三角などの組み合わせによる幾何学文と、動物や人間が使う道具を描いた具象文に分けられます。幾何学文の中には直線と曲線を組み合わせた直弧文もあり、ツアーで訪れる王塚古墳で見られます。具象文の中には、想像上の動物を描いた神獣もあり、ツアーで訪れる竹原古墳に残っています。このような装飾古墳が造られた3世紀から7世紀の古墳時代の次の飛鳥時代には、別のルートで渡来した大陸の絵師の影響を受け、高松塚古墳やキトラ古墳の壁画のような繊細な画風が日本に伝わったと思われます。

菊池川地域の古墳群内部のレプリカ
左から馬に乗る人、人物、巫女、家(五郎山古墳の壁画)

COLUMN ツアーで訪れる装飾古墳群

竹原古墳

6世紀後半に築造され、内部には船や朱雀、馬を引く人物、翳(さしば=うちわのようなもの)などが描かれています。また神獣と呼ばれる龍のような生き物も描かれており、これほど鮮明に残った装飾古墳は全国でもまれで、国の史跡にも指定されています。

王塚古墳

6世紀中ごろに造られたと考えられる前方後円墳。古墳からは、多数の馬具、武器、銅鏡、装飾品、土器類が出土しています。装飾壁画は赤・黄・緑・黒・白で描かれた靫(矢筒)・盾・騎馬・星・双脚輪状文・わらび手文・三角文などの文様がところ狭しと描かれています。

五郎山古墳

6世紀後半に建造され、直径約32m、高さ約5.5mという、この地域としては最大級の円墳。内部の装飾は人物や動物、船や家などの具象文ですが、何を意味するのか未だ謎に包まれています。

石貫穴観音古墳

古墳時代の首長の墓と考えられている横穴式古墳。平安時代には千手観音が彫られ、集落の中に「安世寺」というお寺も建立され、現在も地元の人々の信仰の対象となっています。

COLUMN 日本屈指の大古墳群・西都原古墳

西都原古墳群は宮崎県のほぼ中央に位置し、一ツ瀬川西岸の台地上にあります。東西2.6㎞・南北4.2㎞の範囲の中に、前方後円墳31基、方墳2基、円墳286基、合計319基の古墳が残る全国屈指の大古墳群です。なかでも前方後円墳の女狭穂塚古墳と、帆立貝型の男狭穂塚古墳の二つの古墳は、被葬者は明らかになっていませんが九州地方では最大規模の古墳で、「陵墓参考地」として宮内庁の管理下にあります。また、円墳の周りに土塁を巡らせた土星のような珍しい形をした「鬼の窟古墳」も残ります。土塁を巡らせた古墳は、中国や朝鮮半島で見られますが、同じような様式の古墳は日本では飛鳥の石舞台古墳のみと言われています。古墳は、3世紀末から7世紀にかけて築造されましたが、古墳の形がよく残り、古墳が造られた頃に近い景観が今も保たれてます。古墳近くには西都原考古博物館があり、西都原古墳群からの貴重な出土品が展示されています。

第1古墳群
西都原古墳出土の短甲
西都原考古博物館

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
08月23日(火) ~
08月27日(土)
5日間 198,000円
09月13日(火) ~
09月17日(土)
5日間 198,000円
10月11日(火) ~
10月15日(土)
5日間 198,000円
発着地 現地発着
(JR博多駅集合/宮崎空港解散)
最少催行人員 5名(10名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 14,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • [東京・大阪からの参考アクセス] ※航空券手配をご希望の方はご相談ください。
    【東京方面】
    往路(新幹線):東京駅 07:30発(のぞみ11号・博多行き)- 博多駅 12:30着
    往路(航空機):JAL313 羽田 10:05発 - 福岡 12:10着      
            福岡地下鉄空港線 福岡空港発 12:36発 - 博多着 12:42着       
    復路(航空機):ANA2464  宮崎 18:40発 - 羽田 20:15着

    【大阪方面】
    往路(新幹線):新大阪駅 10:02発(のぞみ11号・博多行き)- 博多駅 12:30着
    往路(航空機):ANA3155 伊丹 10:25発 - 福岡 11:40着      
            福岡地下鉄空港線 福岡空港発 12:07発 - 博多着 12:12着
    復路(航空機):ANA510 宮崎 17:25発 - 伊丹 18:35着



ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 JR博多駅
竹原古墳
新飯塚
13:00集合

18:00着
13:00にJR博多駅に集合。 その後、専用車にて竹原古墳へ。翳(さしば)や神獣、人間が描かれた装飾壁画が残る竹原古墳からの出土品を展示する竹原古墳館を見学します。その後、新飯塚のホテルへ。
新飯塚:新飯塚ステーションホテル泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 新飯塚
王塚古墳
五郎山古墳
久留米
08:30発


17:30着
専用車にて、日本で最多の色数を使って描かれた壁画が残る王塚古墳へ。石室を再現した展示がある王塚装飾古墳館を見学します。その後、内部に鳥、人間、馬などの壁画が描かれた円墳・五郎山古墳へ。着後、古墳に関する展示がある五郎山古墳館を見学。また、五郎山古墳と同時代の古墳に関する展示がある筑紫野市歴史博物館も見学します。その後、久留米へ。
久留米:ホテルニュープラザ泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
3 久留米
広川古墳公園
山鹿
08:30発

17:30着
専用車にて、八女古墳群の一つ弘化谷古墳石人山古墳へ。出土品を展示する広川古墳公園資料館も見学します。また、筑紫君磐井(つくしのきみいわい)の墓・岩戸山古墳岩戸山歴史文化交流館いわいの郷も見学します。その後、熊本県に入り、平安時代から続く温泉の街・山鹿へ。着後、熊本県内の主要な古墳からの展示品を展示する熊本県立装飾古墳館を見学。
山鹿温泉:寿三泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
4 山鹿
玉名
阿蘇
08:30発

17:30着
朝、チブサン古墳オブサン古墳を見学。その後、専用車にて、阿蘇へ。途中、玉名にて菊池川流域に残る古墳群からの展示物がある「歴史博物館こころピア」石貫穴観音古墳石貫ナギノ横穴古墳を見学します。阿蘇着後、阿蘇カルデラ北東部に残る中通古墳群、熊本県最大級の前方後円墳の長目塚古墳を見学。
※8/23発コース:かんぽの宿 阿蘇泊
阿蘇:蘇の司ビラパークホテル&スパリゾート泊
食事:朝○ 昼○ 夜○
5 阿蘇
西都原古墳
宮崎空港
08:30発

16:00着
専用車にて、宮崎へ。途中、日本遺産に指定され300基以上の古墳が分布する大古墳群西都原古墳群西都原考古博物館を訪問します。
その後、宮崎空港へ。空港にて解散。
食事:朝○ 昼○ 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼4/夜4

ご案内とご注意

気候・服装 8月は夏服、9~10月は合服で過ごせますが、天気の悪い日や朝晩の冷え込みに備えて、上着などの防寒着もご用意ください。 観光時は履きなれた運動靴が便利です。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
観光について 各地の古墳は、古墳内部に立ち入ることはできません。博物館や古墳館にて壁画のレプリカや出土品を見学します。竹原古墳では観察窓越しに本物の壁画をご覧いただけます。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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