ツアーのポイント
ポイント 一度の旅で東北の名峰6座を登頂
紅葉のベストシーズンに秋田から山形、宮城、福島へ南下して、東北4県を縦断します。日本百名山で、かつ東北の名峰として知られている鳥海山、月山、蔵王山、吾妻山(西吾妻山)、磐梯山、安達太良山の計6座を一度の旅で効率よく登ります。
ポイント 変化に富んだこだわりの登山ルートを歩く
せっかく登る東北の名峰です。変化に富んだ山岳景観をより一層お楽しみいただけるように、また、同じ山でも標高や地形の違いによって紅葉は異なりますので、登山ルートにはこだわりました。どの山も単純往復ではなく、縦走コースを歩きます。また、貸し切り専用バスを利用するため、疲れてしまったら、登山をパスして次の宿泊地へ移動することも比較的容易です。
ポイント 登山の後は温泉三昧、5つの名湯巡り
質の高い温泉が多い東北の中でも、山の名湯・秘湯として名高い温泉地を選出しました。また、源泉かけ流しで、泉質の良さに定評がある温泉宿にこだわりました。登山の後は、毎日温泉旅館・ホテルに宿泊し、郷土料理に舌鼓を打つ、温泉三昧の贅沢な山旅です。
COLUMN 東北の名峰6座 鳥海山、月山、蔵王山、吾妻山、磐梯山、安達太良山
【鳥海山 2,236m】
日本百名山で山形県最高峰。山形県と秋田県の県境に位置する活火山です。裾野を日本海に洗う美しい山容をもつ東北随一の名峰です。別名:出羽富士と呼ばれ、秋田では秋田富士、山形では庄内富士とも呼ばれています。多くの噴火によって畏れられ、古くから山岳信仰の対象となり、江戸時代中期には修験道の修行場となりました。山頂に本社を祀る大物忌(おおものいみ)神社は、出羽国一宮として崇められ、今に至ります。
【月山 1,984m】
日本百名山。山形県のほぼ中央部に位置し、羽黒山と湯殿山を合わせた出羽三山の主峰として信仰の山として知られています。霊山として崇められ、山頂にある月山神社で祀られている農業の神・月読命(つきよみのみこと)が山名の由来とされています。庄内平野から見ると、大きな牛が横たわっている姿に似ているとされ、臥牛山(がぎゅうさん)の別名があります。松尾芭蕉が「雲の峯 いくつ崩れて 月の山」と詠んでいます。
【蔵王山 1,841m】
日本百名山。東北地方の脊梁・奥羽山脈にあって、宮城県と山形県の県境に位置します。蔵王山という一つの峰があるわけではなく、熊野岳を最高峰とする総称で、一般には蔵王連峰と呼ばれています。火山活動で形成された御釜や日本海を吹き渡る季節風とアオモリトドマツが作り出す樹氷が有名です。蔵王を愛した山形の詩人・斎藤茂吉は「みちのくに生まれしわれは親しみぬ蔵王のやま鳥海のやま」と詠んでいます。
【吾妻山 2,035m】
日本百名山。東北地方の脊梁・奥羽山脈にあって、福島県と山形県の県境に位置します。吾妻山という一つの峰があるわけではなく、西吾妻山を最高峰とする総称で、一般には吾妻連峰と呼ばれています。東北の山では数少ない2000mを超える山で、活火山ですが、なだらかな山容が特徴です。山域全体にハイマツ、アオモリトドマツ、ブナ林が広がっています。山岳信仰の対象でもあり、山頂北側の天狗岩には吾妻神社が祀られています。
【磐梯山 1,816m】
日本百名山。裾野を広く取る成層火山で、会津盆地側からは、綺麗な三角の頂が見えることから別名:会津富士と呼ばれています。南面のなだらかな山容と北面の噴火の爪痕を残す荒々しい山容をもちます。古くは天に繋がる石(磐)の梯子に見立てられ「いわはしやま(石梯山、磐椅山)」と呼ばれ、山岳信仰の対象として崇められていました。1888年(明治21年)の水蒸気爆発の際に溶岩泥流で河川がせき止められ、北麓には桧原湖や五色沼などの湖沼群が生まれ、緑が織りなす美しい高原が広がります。
【安達太良山 1,700m】
日本百名山。磐梯山同様に福島県を代表する活火山です。鉄を産出したことから鉄溶鉱炉を指す「タタラ」いう説や、安達郡の山の主峰を指す「安達の太郎」から転じたという説や、安達の郡主・安達太郎を「安達太郎山明神」として祀ったことからなど山名の由来は諸説あります。万葉集で詠まれているほか、高村光太郎の「智恵子抄」にも登場し、「ほんとの空」が見られる地として語られています。
COLUMN 登山の後は温泉三昧、5つの名湯巡り
質の高い温泉が多い東北の中でも、山の名湯・秘湯として名高い温泉地を選出しました。また、源泉かけ流しで、泉質の良さに定評がある温泉宿にこだわりました。登山の後は、毎日温泉旅館・ホテルに宿泊し、郷土料理に舌鼓を打つ、温泉三昧の贅沢な山旅です。
出発日と料金
2022年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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10月05日(水) ~ 10月11日(火)紅葉・黄葉の最盛期 |
7日間 | 238,000円 |
発着地 | 現地発着(JR新庄駅集合/JR福島駅解散) | 最少催行人員 | 7名(12名様限定)・添乗員同行 |
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一人部屋追加代金 | 28,000円(遠刈田温泉泊を除く) |
- 国内旅行企画のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
[東京・大阪・名古屋からの参考アクセス]※航空券手配をご希望の方はご相談ください。
【東京方面】
往路:東京駅09:24発 -山形新幹線つばさ131号(新庄行)-新庄駅12:35着
復路:福島駅17:02発 -東北新幹線やまびこ148号(東京行)-東京駅18:36着
【大阪・名古屋方面】
往路:新大阪駅06:33発-東海道新幹線のぞみ82号(東京行)-東京駅08:57着
名古屋駅07:23発-東海道新幹線のぞみ82号(東京行)-東京駅08:57着
東京駅09:24発 -山形新幹線つばさ131号(新庄行)-新庄駅12:35着
復路:福島駅17:02発 -東北新幹線やまびこ148号(東京行)-東京駅18:36着
東京駅18:51発-東海道新幹線のぞみ59号(博多行)-新大阪駅21:21着
東京駅18:51発-東海道新幹線のぞみ59号(博多行)-名古屋駅20:31着
コース難易度
体力 | 1日の実際の歩行時間の目安は4時間30分~7時間30分で、鳥海山は11時間となります。標高差は、登り200m~600m程度、下り200m~900m程度ですが、鳥海山は約1,050mの登り下りとなります。また、一部、手を使うようなガレ場等の足場の悪い箇所もあります。普段からそのような箇所を含めた山歩きに慣れている方が対象です。 | |
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宿泊 | 全旅館泊 宿泊施設の部屋数に限りがあるため男女別で一部屋2名~4名利用となります。また、お一人部屋の確保ができない場合がありますので、お一人部屋をご希望の方は、できる限りお早目にお申し込みください。 | |
荷物 | 登山に不要な荷物は、貸し切り専用車や宿泊施設へ置いておくことができますので、スーツケースやバッグでのご参加が可能です。登山の際に一日に背負う荷物を入れるデイパック(25~40リットル程度)をご用意ください。 |
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | JR新庄駅 中島台レクリエーションの森 獅子ヶ鼻湿原 鳥海温泉 |
12:50発 14:50着 |
JR新庄駅・改札前12:40集合。専用バスにて鳥海山北麓に位置する獅子ヶ鼻湿原へ(約2時間)。 ●獅子ヶ鼻湿原ハイキング(コースタイム:2時間) 中島台レクリエーションの森(450m)から樹齢300年を超える日本最大級のブナ「アガリコ大王」や「鳥海マリモ」と呼ばれる稀産種の苔を求めてハイキング。木道が敷設された獅子ヶ鼻湿原と美しいブナの森を歩きます。その後、専用バスにて鳥海温泉へ(約30分)。 鳥海温泉では、人気の遊楽里(ゆらり)に2連泊。鳥海山と日本海の眺望が良く、海の幸も自慢の宿です。温泉は珍しい茶褐色の塩化物泉です。 鳥海温泉:遊楽里泊|食事:朝× 昼× 夜○
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2 | 鳥海温泉 鉾立 鳥海山 滝ノ小屋下登山口 鳥海温泉 |
早朝、専用バスにて鉾立(ほこたて)へ(約30分)。 ●鳥海山登頂(コースタイム:8時間50分) 鉾立(ほこたて/1,160m)より登山開始。象潟口(さきかたぐち)コースを登ります。日本海を背に歩きやすい登山道を賽の河原へ。稲倉岳を左手に眺めながら、御浜(おはま)小屋(1,700m)へ。青い湖面の鳥海湖を眼下に、正面には鳥海山がそびえます。七五三掛(しめかけ)を経て、千蛇谷(せんじゃだに)へ。ガレ場を登り、大物忌(おおものいみ)神社のある御室(おむろ)小屋へ。なおもガレ場を登り、日本百名山&山形県最高峰・鳥海山の新山(2,236m)へ。七高山(しちこうさん/2,229m)を経て、眺めの良い外輪稜線を進み、行者岳を越え、伏拝(ふしおがみ)岳から湯ノ台口コースを下ります。急な薊坂(あざみざか)を慎重に下り、心字(しんじ)雪渓を辿り、河原宿(かわらじゅく)、八丁坂を経て、滝ノ小屋下登山口(1,200m)へ下山。その後、専用バスにて鳥海温泉へ(約1時間)。 鳥海温泉:遊楽里泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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3 | 鳥海温泉 月山八合目 月山 月山リフト 月山姥沢 蔵王温泉 |
専用バスにて月山八合目へ(約2時間)。 ●月山登頂(コースタイム:5時間10分) 月山八合目(1,390m)より登山開始。眺めのよい弥陀ヶ原湿原から羽黒口コースを登ります。仏生池小屋を経て、ゆるやかな尾根道を進み、月山神社のある日本百名山・月山(1,984m)へ。その後、牛首を経て、志津口コースを下ります。姥ヶ岳(うばがたけ)を越え、月山リフト上駅(1,520m)へ。リフトにてリフト下駅(1,240m)へ。車道を15分ほど歩き月山姥沢(がっさんうばさわ/1,160m)へ下山。その後、専用バスにて蔵王温泉へ(約1時間30分)。 日本武尊の東征の際に発見されたと言われる開湯1,900年の歴史を誇る蔵王温泉では、ル・ベール蔵王に宿泊。岡本太郎ゆかりの宿で、夕食には山形牛をご賞味ください。 蔵王温泉:ル・ベール蔵王泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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4 | 蔵王温泉 蔵王ロープウェイ 地蔵山頂駅 蔵王山 大黒天 遠刈田温泉 |
専用バスにて蔵王ロープウェイ山麓駅へ(約5分)。 ●蔵王山登頂(コースタイム:2時間20分) ロープウェイにて地蔵山頂駅(1,661m)へ上り、登山開始。熊野岳避難小屋を経て1時間ほどで日本百名山・蔵王山の主峰・熊野岳(1,841m)へ。エメラルドグリーンの水をたたえた御釜(おかま)を左手に眺めながら馬の背を進み、蔵王山頂駐車場へ。レストハウスで昼食(各自払い)後、刈田岳(1,758m)に登り返し、大黒天(1,432m)へ下山。その後、専用バスで蔵王エコーラインを通り、遠刈田温泉(とおがったおんせん)へ(約30分)。 江戸時代から蔵王権現への講中登山や湯治場として栄えた400年の歴史をもつ遠刈田温泉では、源兵衛に宿泊。平屋造りで落ち着いた感じの老舗旅館です。 遠刈田温泉:源兵衛泊|食事:朝○ 昼× 夜○
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5 | 遠刈田温泉 白布峠 西吾妻山 北望台 天元台ロープウェイ 白布温泉 |
専用バスにて白布峠へ(約3時間)。 ●西吾妻山登頂(コースタイム:5時間) 白布峠登山口(1,400m)より登山開始。矢筈山(1,510m)を経て、滑りやすい登山道を辛抱強く登り、吾妻連峰の西端・西大巓(にしだいてん/1,982m)へ。その後、見晴らしの良い高層湿原を通り、日本百名山・西吾妻山(にしあづまやま/2,035m)に登頂。尾根沿いに進み中大巓(なかだいてん)分岐から北望台(1,810m)へ下山。北望台からリフトとロープウェイを乗り継いで天元台ロープウェイの湯元駅(920m)へ。着後、専用バスにて白布温泉(しらぶおんせん)へ(約10分)。 白布温泉は、開湯700年を迎える歴史ある温泉で、蔵王温泉、高湯温泉と並び奥羽三高湯と称されています。素朴で静かな山間の秘湯・中屋別館不動閣に宿泊。夕食には米沢牛や山の幸をご賞味ください。 白布温泉:中屋別館不動閣泊|食事:朝× 昼× 夜○
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6 | 白布温泉 八方台登山口 磐梯山 裏磐梯スキー場登山口 中ノ沢温泉 |
専用バスにて八方台登山口へ(約1時間)。 ●磐梯山登頂(コースタイム:4時間40分) 八方台登山口(1,194m)より登山開始。樹林帯の中、一部急登を交えて弘法清水へ。ここから1時間弱で日本百名山・磐梯山(1,816m)を往復。その後、往路を裏磐梯スキー場分岐まで戻り、爆裂火口壁を望む火口湖・銅沼(あかぬま/1,120m)へ。ここからさらに北側に進み、スキー場のゲレンデを下って裏磐梯スキー場登山口(900m)へ下山。その後、専用バスにて中ノ沢温泉へ(約30分)。 中ノ沢温泉は、安達太良山の噴火口・沼ノ平から引湯している火山性の強酸性の温泉です。単一の湧出口からの湧出量としては日本一です。中ノ沢温泉随一の広さを誇る120坪の庭園露天風呂が自慢の花見屋旅館に宿泊します。 中ノ沢温泉:花見屋旅館泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
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7 | 中ノ沢温泉 沼尻登山口 安達太良山 ロープウェイ山頂駅 奥岳登山口 JR福島駅 |
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専用バスで沼尻登山口へ(20分)。 ●安達太良山登頂(コースタイム:4時間10分) 沼尻登山口(1,120m)より登山開始。歩きはじめすぐに白糸の滝を望み、樹林帯を登りきると船明神山(ふなみょうじんやま)です。沼ノ平の荒涼とした火口が望めます。稜線を辿り牛の背を登ると日本百名山・安達太良山(1,700m)へ。山頂からは東側へ縦走。薬師岳展望台を経て、ロープウェイ山頂駅(1,350m)へ下山。ロープウェイで奥岳登山口(950m)へ。日帰り温泉・奥岳の湯(各自払い)に立ち寄り後、専用バスにて福島駅へ。JR福島駅16:40解散。 食事:朝○ 昼○ 夜×
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- 利用予定貸切バス会社:(株)赤湯観光バス
- 悪天の際は、現地ガイド・添乗員の判断で登山ルートの変更や登行を中止し下山する場合があります。
- 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝5/昼4/夜6
ご案内とご注意
気候・服装 | 登山中は天気が良ければ、薄手の長袖で過ごすことができますが、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がり、10月は初雪が舞う事もあります。裏磐梯の桧原湖(標高824m)の10月の平均気温は、10℃(最高15℃、最低5℃)で、登山中は標高が高くるためさらに気温が下がります。厚手のフリースや薄手のダウンジャケット等の防寒着をお持ちください。また、悪天時や強風に備え、上下セパレート式の雨具をお持ちください。登山時の靴は防水の効いたトレッキングシューズや軽登山靴が最適です。 |
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利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
荷物について | スーツケースやダッフルバッグでのご参加が可能です。ただし、全行程マイクロバスを利用するため、積み込みスペースの関係上(トランクスペースがない)、中型サイズ(高さ:キャスター付きで75cm以内)以下のスーツケースでご参加ください。 |
鳥海山登山について | 鳥海山では、主に御室小屋から新山までの岩の積み重なったガレ場の通過のためヘルメットをご用意ください。なお、日本海に面しているため積雪が多く、夏でも残雪の影響を受けますが、秋は残雪の影響はほぼ無くなり、この時期は軽アイゼンの持参は不要です。 |
お食事について | 昼食は、おにぎり2個など簡素なものになります。1日目と4日目、5日目の昼食と5日目の朝食は含まれておりません。1日目の昼食は事前に各自でご用意ください。4日目の昼食は、蔵王山頂駐車場のレストハウスへご案内します。5日目の朝食と昼食は、白布峠登山口へ移動の際にコンビニ等のお店へご案内します。 |
その他のご注意 | 紅葉・黄葉の状況はその年の気候により多少ずれることがあります。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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