ツアーのポイント

ポイント南トルコに残る史跡を訪問

トルコ南部のアランヤからボドルムまで、地中海岸を縦断し点在する史跡群を訪ねる考古学ファンに向けたアナトリア考古紀行シリーズ第二弾。

ポイントパンフィリアとリュキアの史跡群を辿る

古代ギリシャからローマの時代にかけて多くの都市国家が点在したパンフィリアとリュキア。アスペンドスやクサントス、パタラを始めこの地方に残る史跡群を丹念に見学します。

ポイント2回のボートクルーズで海から遺跡を見学

ケコヴァ島とダルヤンで2回のボートクルーズ。ケコヴァ島では地震で沈んだ水中遺跡を、ダルヤンでは水上から岩窟墓を見学します。

ぺルゲ古代遺跡
ボートクルーズで水上から岩窟墓を見学
訪問する
世界遺産

クサントス/レトゥーン

COLUMN謎多き海洋民族の地 古代リュキア

古代エジプトの史跡にも登場するリュキアは、独立した都市国家群が点在する地でした。紀元前6世紀にアケメネス朝の支配下に入り、アレキサンダー大王がこの地をアケメネス朝から解放した後は、セレウコス朝の支配下に入ります。その後のローマ帝国の時代には、リュキアは東のパンフィリアと共にローマ帝国の属州となり、この時代に各都市はローマ様式の神殿や劇場などの建築群が多く建設されました。ツアーでは、世界遺産のクサントスとレトーンを始めこの時代の岩窟墓など華やかな時代のリュキアの遺産を巡ります。

パタラに残る円形劇場
ミュラの岩窟墓

COLUMN ツアーで訪れる考古遺跡群

アスペンドス

紀元前1000年にギリシャの植民都市として建設された、パンフィリアの主要都市。ローマ帝国の時代に最盛期を迎え、ローマ劇場や水道橋が建設されました。ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの命により建設された直径95mの小アジア最大の円形劇場は、ほぼ完璧な姿で残っており見る者を圧倒します。

アスペンドス遺跡の円形劇場
キマイラ(オリンポス遺跡)

リュキアに住みライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持ち、口からは火炎を吐く魔獣キマイラは、ぺガソスに乗る英雄ベレロポーンによって退治され、ヤナルタシュ山に封じ込められたと言われています。オリンポス遺跡には、現在もヤナルタシュ(キメラの炎)が燃え続けています。

ヤナルタシュ(キメラの炎)
クサントス遺跡・レトゥーン遺跡

紀元前8世紀に建設された古代リュキア連合の首都。クサントス川沿いに、紀元前のリュキア時代とローマ時代に2つのアクロポリスが作られました。紀元前6世紀にアケメネス朝に攻略されますが、アレキサンダー大王がこの地を征服した際は平和的に降伏したという説があります。隣接するリュキアの聖地レトーンと共に、1988年にユネスコ世界遺産に登録されました。

クサントスのハーピーの墓
ストラトニケア遺跡

アレキサンダー大王亡き後にリュキアの地を継いだセレウコスは、東方遠征中にソグド人の妻アパマを娶りました。アパマの死後、17才の若さでセレウコスに嫁いだのがストラトニケです。しかし彼の息子アンティオコスは自分の義母を愛するようになり、セレウコスは二人を結婚させました。ストラトニケの名前を冠した都市遺跡には、ヘレニズム時代の遺構が残ります。

ストラトニケア遺跡

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
04月14日(月) ~
04月24日(木)
11日間 688,000円
09月15日(月) ~
09月25日(木)
11日間 後日発表
10月06日(月) ~
10月16日(木)
11日間後日発表
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 8名(16名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 76,000円(11月19日現在の見込み)
一人部屋追加代金 128,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 特別企画コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
21:55発
22:25発
空路、東京・大阪よりそれぞれトルコのイスタンブールへ。
※添乗員は東京・大阪どちらかより同行し、イスタンブールで合流します。
機中泊
2 イスタンブール
イスタンブール
イスタンブール
アランヤ

05:05着


05:00着

07:55発
09:25着

着後、航空機を乗り換えて、アランヤへ。途中、ダマルタシュ鍾乳洞を見学。アランヤ着後、市内観光アランヤ城考古学博物館クズル・クレ(赤い塔)等)。
アランヤ泊
3 アランヤ
アンタルヤ
08:00発
17:00着
専用バスにてアンタルヤへ。途中、パンフィリア地方に残る遺跡群を見学します(イオニア人の都市遺跡シデ、小アジア最大の劇場跡の残るアスペンドス、原始キリスト教の拠点で聖パウロも説教をしたペルゲ遺跡)。
アンタルヤ泊
4 アンタルヤ
(テルメッソス)
 

午前中、山々に囲まれたギリシャ・ローマ時代の城塞跡テルメッソス遺跡を見学。午後、アンタルヤ市内観光(旧市街に残るハドリアヌス門カレイチ(旧市街)等)。

アンタルヤ泊
5 アンタルヤ
デムレ
08:00発
18:00着
朝、考古学博物館を見学。その後、専用バスにてデムレへ。途中、リュキア時代の遺跡でギリシャ神話の炎を吐く魔獣キマイラの伝説が残るオリンポス遺跡ヤナルタシュ(キメラの炎)を見学します。デムレ着後、ミュラの岩窟墓、サンタクロース伝説の基になった聖ニコラス教会を見学します。
デムレ泊
6 デムレ
カルカン
08:00発
17:30着

朝、ボートにてケコヴァ島に近づき、船上より水中都市をご覧いただきます。その後、漁村カシュに残るリュキア時代の岩窟墓及びリュキアの重要な港のひとつだったパタラ遺跡を見学。その後、カルカンへ。

カルカン泊
7 カルカン
フェティエ
08:00発
15:00着

専用バスにてフェティエへ。途中、リュキア時代の遺跡を見学します(ハーピーの墓と呼ばれる独特の葬祭塔が残り「世紀の発見」といわれる石碑が発見されたクサントス、リュキア時代の聖地レトーントロスの岩窟墓等)。フェティエ着後、市内観光(イオニア式の柱頭を備えたアミンタシュの墓ローマ劇場跡等)。

フェティエ泊
8 フェティエ
ムーラ
08:00発
18:00着

午前中、フェティエ郊外にあり20世紀初頭までギリシャ正教徒が住んでいたカヤキョイの廃村を見学。 その後、専用バスにてダルヤンへ。着後ボートに乗って、リュキアとカリアの国境に位置し両国の文化の影響を受けたカウノスの岩窟墓を見学します。その後、ムーラへ。

ムーラ泊
9 ムーラ
ボドルム
08:00発
17:00着
専用バスにて地中海とエーゲ海の出会う町ボドルムへ。途中、セレウコス1世の妻の名前を冠したストラトニケア遺跡ラブラン(ミラス)の遺跡、ギリシャ時代のゼウス神殿の残るエウロモス遺跡を見学します。                           
ボドルム泊
10

ボドルム
イスタンブール

20:50発
22:30着
午前中、ボドルム及び周辺の観光(世界七不思議のひとつで「廟」という言葉の語源となったマウソロス廟、十字軍時代に建てられたボドルム城(聖ペテロ城)とその中にある水中考古学博物館バザール等)。その後、紀元前3千年紀に建設された古代ギリシャ都市跡のイアッソスへ。見学後、ボドルム空港へ。夜の便にてイスタンブールへ。
機中泊
11 イスタンブール
東京
イスタンブール
大阪
01:55発
19:20着

02:05発
19:00着
イスタンブール着後、航空機を乗り換え、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼9/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:ターキッシュエアラインズ

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存有効期間はトルコ入国時に150日以上、査証欄余白は2ページ以上必要です。
気候・服装 4月、10月は合服が基本となります。9月は夏服が基本となります。朝晩は冷え込みますので、しっかりとした上着をご用意ください。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
■アランヤ:キャプタン、 ハイラン
■アンタルヤ:メディテラ・アート、ホリデイイン、ベストウェスタン、アクラV 、レネクス
■デムレ:ワインシティー、リビエラ、フォーチュメラ、グランド
■カルカン:パヴァヤ、カラマル、スーセ
■フェティエ:エセサライ、アレスタ、ベルゼキズ、テゥアナ
■ムーラ:タシャン、ライマー、デミルジオール
■ボドルム:ラモス、ドリア、レネクス
観光について トルコの遺跡や博物館、モスク等は、現地事情により突然入場できなくなることがあります。その場合は外観のみの観光となります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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