ツアーのポイント

ポイント 純白のトロリウス・リラキヌスをもとめて初夏のキルギスへ

キルギスの高地では、雪解けが過ぎた6月下旬から色彩豊かな花々が咲き始め、6月下旬~7月上旬にかけてキルギスなど北方寒冷域に分布するトロリウス・リラキヌスが咲き誇ります。日本では観察できない純白のキンポウゲをもとめて、ソン・クル湖の周辺やバルスクーン渓谷を訪れる花咲く季節限定のツアーです。

ポイント シルクロードに残る史跡を見学、文化を体験

高山植物の花々だけでなく、カラ・ハン朝の都・バラサグンではブラナの塔と突厥の戦士の墓と言われる石人像を見学。かつて草原を縫うように走っていたシルクロードの歴史も垣間見ます。また、ソン・クル湖畔でユルトに滞在し、現在も草原に残るシルクロードの文化・風習を体験します。

ポイント 専属のフラワーガイドが同行

日程3日目~7日目は専属のフラワーガイドが同行し、初夏のキルギスに咲く花々について詳しくご案内します。

ソン・クル湖を望む
ロシア正教の三位一体教会
訪問する
世界遺産

タムガリの考古的景観にある岩絵群/シルクロード長安−天山回廊の交易路網

COLUMN 純白のキンポウゲ トロリウス・リラキヌス(Trollius lilacinus)

トロリウス・リラキヌス(Trollius lilacinus)は、キンポウゲ科キンバイソウ属に属し、シベリア西部~キルギス、カザフスタンなど、北方寒冷域に分布します。キンポウゲ科キンバイソウ属と言えば、日本では黄色の花を咲かせる種をイメージしますが、今ツアーでメインとなるトロリウス・リラキヌスは純白の花弁をもつ日本では観察できない可憐な花です。真上から観察すると純白の花弁ですが、花弁の根元が少し青白いこともあり、光の加減によって花全体が青みがかった色合いにも変化します。日本では観られない可憐に咲くトロリウス・リラキヌスをもとめて、キルギスへ訪れてみませんか。

>大阪支社・高橋克による観察レポートはこちら

純白のトロリウス・リラキヌス(キンポウゲ科):
Trollius Lilacinus

COLUMN 草原に残るシルクロードの文化を体験
ソン・クル湖畔でユルトに滞在

季節により、移動型の伝統的なユルトで生活する草原の民・キルギス族。ユルトは柳の木の枝で作った枠組みに、羊の毛で作ったフェルトの織物を巻いて作られています。内装の織物や敷物もすべて手作りで、「水の流れ」や「羊の角」など、部族ごとに違った文様が織り込まれています。ツアーでは天山山脈に囲まれた美しいソン・クル湖畔でユルトにお泊りいただき、現在も草原に残るシルクロードの文化・風習を体験します。星空のもと、草原の民・キルギス族とのふれあいをお楽しみください。

満天の星空が広がるソン・クル湖畔
標高3,016mにあるソン・クル(湖)
キルギス族の手仕事による伝統的なユルト
ユルトの内部

COLUMN 世界遺産 シルクロード 長安-天山回廊の交易路網
カラ・ハン朝の首都バラサグン

バラサグンは、キルギスのトクマク近郊に残るカラ・ハン朝の首都です。9世紀から12世紀にかけ、現在の新疆ウイグル自治区からウズべキスタンまで治め、中央アジアのイスラム化に大きく影響を与えたカラ・ハン朝。かつての首都には、ミナレットとして使われたブラナの塔や、キルギス各地から集められた石人像が残ります。石人は、6世紀~8世紀に中央アジアの草原一帯を支配した突厥の戦士の墓と言われ、どの石人も右手に杯のような容器を持ち、左手に武具を持った姿をしています。

バラサグンに残るブラナの塔
右手に杯を持つ石人

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月17日(火) ~
06月25日(水)トロリウス・リラキヌスの花咲く季節
9日間 428,000円
06月27日(金) ~
07月05日(土)トロリウス・リラキヌスの花咲く季節
9日間428,000円
07月01日(火) ~
07月09日(水)トロリウス・リラキヌスの花咲く季節
9日間428,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 8名(15名様限定)・添乗員同行
燃油サーチャージ 40,000円(10月25日現在の見込み)
一人部屋追加代金 32,000円(ユルト泊を含む)
日本の地方発着 新千歳・名古屋・福岡など地方発着も別途手配で可能です(ソウル合流)。詳しくはお問い合わせください。
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 特別価格コースのため再利用割引・特別割引はありません。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 東京
ソウル
大阪
ソウル
ソウル
アルマトイ
13:20発
15:50着
10:50発
12:50着
18:05発
20:40着
空路、東京・大阪よりそれぞれソウルへ。着後、航空機を乗り換えて、カザフスタン最大の都市アルマトイへ。着後、ホテルへ。
※ 添乗員は東京・大阪いずれかより同行し(往復)、ソウルにて合流します
※名古屋・福岡からの発着(ソウル合流)も可能です。
アルマトイ泊
2 アルマトイ
(国境)
ビシュケク

08:00発


18:00着

専用車にて国境を越え、キルギスの首都ビシュケクへ。途中、世界遺産タムガリの岩絵群を見学します。道中ではケシやサクラソウ等の花の観察も楽しみます。
ビシュケク泊
3 ビシュケク
トクマク
ソン・クル湖畔

08:00発

17:00着

専用車にて、道中での高山植物の観察を楽しみながら、標高3,016mにあるソン・クル(湖)へ。途中、トクマクにてカラ・ハン朝の都・バラサグンに残るブラナの塔石人を見学。
※高山植物が多く咲くソン・クル湖畔では、キルギス遊牧民の伝統的なユルトに2連泊。
ソン・クル湖畔:ユルト泊
4 ソン・クル湖畔

 

終日、白いキンポウゲの花・トロリウス・リラキヌスをはじめとする初夏の花をもとめて、ソン・クル湖畔やその近郊を巡ります。花の観察とともに、残雪の残る天山山脈の風景もお楽しみいただきます。
ソン・クル湖畔:ユルト泊
5 ソン・クル湖畔
(イシク・クル湖)
タムガ
08:00発

17:00着
早朝、ソン・クル湖畔にて朝日の観賞。高山植物の観察や天山山脈の風景を楽しみながらマク峠(3,430m)を越え、イシク・クル(湖)の南岸の町・タムガへ。
タムガ:ゲストハウス泊
6 タムガ
(バルスクーン渓谷)
カラコル
08:00発

14:00着
専用車にて、バルスクーン渓谷を訪れ、色とりどりの高山植物の観察や散策を楽しみます。その後、カラコルへ。着後、カラコルの市内観光ロシア正教会の三位一体教会ドゥンガン・モスクバザール等)へご案内します。
カラコル泊
7 カラコル
(チョン・アシュ峠)
  四輪駆動車に分乗し、サリジャズ渓谷の風景を楽しみながらチョン・アシュ峠(標高3,822m)へ。チョン・アシュ峠の周辺では、息をのむような絶景とともに高山植物の観察も楽しみます。その後、カラコルへ戻ります。
カラコル泊
8 カラコル
(国境)
アルマトイ
アルマトイ

08:00発


15:00着
22:00発

専用車にて、国境を越え、道中での花の観察を楽しみながらアルマトイへ戻ります。着後、アルマトイの簡単な市内観光へご案内します。夕食後、空港へ。空路、ソウルへ。
機中泊
9 ソウル
ソウル
東京
ソウル
大阪
07:40着

09:00発
11:20着

14:05発
15:50着

ソウル着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。

  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝7/昼7/夜7:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:アシアナ航空

ご案内とご注意

     
査証(ビザ) カザフスタン、キルギスともに査証は不要です。旅券の残存有効期間はカザフスタン出国時に6ヶ月以上、査証欄の余白は3ページ以上(見開き2ページ含む)必要です。
気候・服装 日中は合服で過ごせますが、朝晩の冷え込みに備えて上着は必要です。またツアーで訪れるチョン・アシュ峠(標高3,822m)やクルマク峠(3,430m)などでは積雪があることもあり、しっかりとした防寒着が必要です。この時期は雨が降ることもありますので、雨具は必ず持ちください。靴は防水性のハイキングシューズが最適です。
利用予定ホテル 日程及び下記のホテルリストをご覧ください。
■アルマトイ:カゾールホテル、ガーデン・パークイン、デデマン、ラハット パレス、ラマダ
■ビシュケク:ラマダ、アンバサダー、ダマス、シティ・ステイ
■タムガ:タムガ・ゲストハウス、タマラ・ゲストハウス
■カラコル:78ホテル、カラガット、タガイタイ、マイホテル カラコル
宿泊について ソン・クル湖畔ではユルトに宿泊します。トイレとシャワーは共同になります。寝具は、現地にてご用意いたします。
タムガではゲストハウスを利用します。場合によっては、いくつかのゲストハウスに分宿となる場合があります。ゲストハウスには共同のシャワー・トイレが備わっています。寝具は準備されており寝袋は必要ありません。
観光について この時期のキルギスは初夏にあたり、さらにチョン・アシュ峠(標高3,822m)やクルマク峠(3,430m)など他の地域に比べて標高が高い峠を走行することもあり、ルート上の積雪の影響により観光地や走行ルートの変更が余儀なくされることもあります。また、参加人数によっては複数の専用車に分かれてツアーを進行することもありますので、予めご了承ください。
その他のご注意 開花時期に合わせてツアーを設定しておりますが、自然観察ですので写真や日程表中の植物が必ずしも見られるとは限りません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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