ツアーのポイント

ポイント イランに残る考古遺跡を徹底探求

パルティアの都ヘカトンピュロス、死の町バム、イスラム要塞アルゲ・ライアンなどイランに残る考古遺跡をメインに見学する考古学ファン向けの旅。

ポイント メソポタミアとインダスの間に栄えた2つの遺跡を訪問

メソポタミアとインダスの二つの文明の間に位置し、バダフシャンからエジプトへ運ばれたラピスラズリの交易路上にあったジーロフトとテペ・ヤヒヤを訪問。

ポイント 世界遺産・メイマンド村とゾロアスター教の聖地タンゲ・チャクチャクも訪問

2015年に世界遺産に登録されたメイマンド村を訪問。岩を掘って造られた岩窟住居群や、岩窟モスクが残る村を散策します。また、ゾロアスター教の聖地タンゲ・チャクチャクでは複合拝火神殿跡を見学。

ポイント イラン最深部キャビール砂漠へ

イラン高原に800kmに渡って広がるキャビール砂漠も訪問。キャビール砂漠の砂丘地帯に位置するファラフザード村を訪れ、広大なイランに残る自然と伝統文化もお楽しみいただきます。

ポイント ペルシャの伝統建築に泊まる

ファラフザードでは、キャビール砂漠に残る伝統家屋に宿泊します。中庭の回りを部屋が囲む建築様式の家屋で、伝統的な織物や陶器等の調度品に囲まれての宿泊をお楽しみください。

伝統的な内装
砂漠の中の伝統家屋

訪問する
世界遺産

バムとその文化的景観/メイマンドの文化的景観

COLUMN アルサケス朝パルティアの都 ヘカトンピュロス

紀元前3世紀に興り、最盛期にはローマ帝国とも対峙し、現在のイランを中心にメソポタミアからインダス川までを領土としたアルサケス朝パルティア。トルクメニスタンのアシガバートに残るニサ、イラクのクテシフォンと共に、パルティアが都として利用したのが、ギリシャ語で「百の柱」と呼ばれるヘカトンピュロスでした。調査はほとんど進んでおらず、時が止まったかのような広大な敷地の中に多くの建築群が残っています。

時が止まったかのような静けさの中に佇む
ヘカトンピュロスの遺構を歩く

COLUMNアルゲ・バム 砂に埋もれた「死の町」

ササン朝時代に最初の城が建てられ、17世紀のサファビー朝に最盛期を迎えた城砦都市。18世紀になってアフガニスタンのカンダハルからの勢力に攻め入られ、以来「死の町」と化し、さらに2003年の地震で大きな被害を被りましたが、現在も続く修復作業により、かつての威厳ある姿が戻っています。

アルゲ・バムの城塞
「死の町」の異名を持つ都市遺跡

COLUMN メソポタミアとインダスを繋いだジーロフト

ハリル川のほとりに位置し、2001年の洪水でハリル川が氾濫して周辺の土地が浸食されたことで古代の遺跡が露出し、5000年近く前の青銅器時代にさかのぼるジーロフトの存在が明らかになりました。かつてのジーロフトは東の工業地区、西のジグラット、南の官庁、北の市街地に分かれていており、数多くの工芸品が出土しました。中でも、動物や人間をモチーフとした緑泥石製の工芸品はメソポタミアの影響を強く受けており、インダスとの間にあったジーロフトもラピスラズリの南の交易路上にあったと考えられています。

ジーロフトの遺構へ上がる
ジーロフト出土の緑泥石製の器

COLUMN 紀元前5,000年紀に遡る遺丘テパ・ヒサールと
ササン朝の宮殿址ガレ・ヒサール

ダームガーン近郊には、紀元前5,000年紀に遡るテパ・ヒサールの遺丘が残されています。バダフシャン地方からのラピスラズリは、北の交易路ではテパ・ヒサールとテパ・シアルクを経由しスーサまで運ばれていました。またこの遺丘近くに、ササン朝からイル・ハン朝まで用いられた圧巻の巨大な宮殿址ガレ・ヒサールを見ることができます。宮殿入口には、ヤフチャールと呼ばれるかつての「氷室」が残り、ドーム状の屋根で覆われていた兵舎が宮殿を取り囲んでいます。

宮殿を取り囲むように並ぶ兵舎跡(ガレ・ヒサール)
ヤフチャールと呼ばれるかつての氷室
広大なガレ・ヒサールの城壁

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
05月13日(火) ~
05月23日(金)
11日間468,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 6名(13名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 66,000円(12月24日現在の見込み)
一人部屋追加代金 58,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
22:30発

23:45発
空路、東京・大阪よりそれぞれアラブ首長国連邦のドバイへ。
※添乗員は東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、ドバイにて合流します。
機中泊
2 ドバイ
ドバイ
ドバイ
シラーズ
シラーズ
ダーラーブ

04:50着


05:15着

10:50発
11:45着
13:00発
16:30着
ドバイ着後、航空機を乗り換えてシラーズへ。着後、専用車にてダーラーブへ。着後、シャープール1世の対ローマ戦勝記念レリーフパルティア時代の洞窟神殿を見学します。
ダーラーブ泊
3 ダーラーブ
シールジャーン
07:30発
19:00着
朝、アルダシール1世が建てた巨大な円形城塞都市ダーラーブ・ゲルドを見学。その後、専用車にて、紀元前 3 千年紀に緑泥石石器の生産で栄えたテペ・ヤヒヤへ。見学後、シールジャーンへ。
シールジャーン泊
4 シールジャーン
ジーロフト
09:00発
15:00着
専用車にて、メソポタミア文明とインダス文明の間に位置し、アラッタ文明発祥地と言われるジーロフトへ。着後、ジーロフトの博物館と遺構を見学。
ジーロフト泊
5 ジーロフト
アルゲ・バム
ケルマーン
08:00発

18:00着
専用車にて、「死の町」の異名を持つ都市遺跡アルゲ・バムへ。見学後、専用車にて、ケルマーンへ。途中、ライアンにてイスラム要塞アルゲ・ライアンを見学。
ケルマーン泊
6 ケルマーン
メフリーズ
09:00発
19:30着
朝、ケルマーンのバザールを見学。その後、専用車にてメフリーズへ。途中、洞窟住居や洞窟モスクが残るメイマンド村に立ち寄ります。
メフリーズ泊
7 メフリーズ
ファラフザード
08:00発
19:00着
専用車にてハラーナクへ。着後、ササン朝時代の城砦やミナレットを見学します。その後、ゾロアスター教の聖地タンゲ・チャクチャクへ。着後、複合拝火神殿跡を見学します。その後、ファラフザードへ。
※伝統的な日干し煉瓦造りのゲストハウスに宿泊。
ファラフザード泊
8 ファラフザード
ダームガーン
07:00発
18:30着
早朝、四輪駆動車にてキャビール砂漠の砂地帯へ向かい、砂丘が連なる風景をお楽しみいただきます。その後、イスファハンとペルシャ北部を結んだかつてのシルクロードを北に向かい、ダームガーンへ。途中、塩の結晶が広がるハッジ・アリーゴリー塩湖と、ハッサナバードのセルジューク時代の城址を見学します。
ダームガーン泊
9 ダームガーン   終日、ダームガーン及び近郊の見学(パルティアの都ヘカトンピュロスの遺構、サファビー朝時代に遡るキャラバン・サライ跡、紀元前5000年紀の遺丘テパ・ヒサール、巨大な宮殿が残るガレ・ヒサール、イランに残る最古のモスクターリー・ハーネ・モスク、市内に残るパルティア時代の城壁跡等)。
ダームガーン泊
10 ダームガーン
テヘラン
テヘラン
ドバイ
09:00発
14:00着
18:20発
21:40着
専用バスにて、テヘランへ。着後、考古学博物館を見学。夕方の便にて、ドバイへ。
機中泊
11 ドバイ
東京
ドバイ
大阪
02:40発
17:35着

03:00発
17:15着
ドバイ着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼9/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エミレーツ航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月、査証欄余白は見開き2ページ以上必要です。なお、現在のパスポートにイスラエルの出入国スタンプがある方はイランに入国できない場合がありますので、お早めにお問い合わせください。
気候・服装 5月は合服が基本となります。朝晩や天気の悪い日は気温が上がらないため、しっかりとした防寒着もご用意ください。また、晴れると日差しが強いので、帽子もご用意ください。遺跡歩きが多いので、底がしっかりとした履きなれた靴でご参加ください。
利用予定ホテル 日程及び下記のホテルリストをご覧ください。
■ダーラーブ:ナクシェシャープール、アボリ
■シールジャーン:ツーリスト、アクラク、ファダク、アトレシーブ
■ジーロフト:ナージ、ファルハンギアン
■ケルマーン:ツーリストイン、パルス
■メフリーズ:ゼイノッディン、サラーイェ・ジャハンギャルド、パフレヴァンプール、バーゲホシュネヴィーズ
■ファラフザード:バランダー ズ・ゲスト・ハウス、ティーダ、ナ ビハウス、タバタバイハウス
■ダームガーン:ツーリストイン、ダネーシュ、アミール、ファルハンギャン
イランをご旅行するにあたって 数多いイスラム教国の中でも、イランはイスラムの戒律が大変厳しい国のひとつです。外国人旅行者もある程度、その戒律に従わなければなりません。酒類の持ち込み、飲酒は厳しく禁じられています。女性は観光客であっても頭髪を含む肌の露出が禁じられています。
観光について イランの遺跡や博物館、モスク等は、現地事情により突然入場できなくなることがあります。イランの国柄をご理解の上、ご参加ください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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