ツアーのポイント
ポイント 雄大な自然と悠久の歴史を巡る旅
古来より様々な民族や王朝が行き交い、民族の興亡が盛んだったペルシャ西部とアナトリア東部。この地に残る史跡、ウルミエ湖・ヴァン湖・アララト山といった自然を訪ねます。ポイント イラン北西部に残る世界遺産を訪ねる
ローマよりも早くキリスト教を国教とした古代アルメニア。イラン北西部・アナトリア東部には、今も信仰の対象として巡礼の人々が訪れるアルメニア正教会群が残ります。ポイント ネムルート山(2,150m)で迎える神秘的な夜明け
荒涼としたアナトリアの大地に聳える山の頂には、コンマゲネ王朝の王達や神々の巨石像が残っています。巨石群が朝日に浮かび上がる光景は圧巻です。ポイント 中東最古のバザール タブリーズのバザールを訪問
イランの東アゼルバイジャン州・タブリーズのバザールは中東最古といわれ、マルコ・ポーロもその大きさに驚嘆したと記されています。現在もイラン最大級のバザールです。
COLUMN 古代シルクロードの要衝 アニ
トルコの最東部、アルメニアとの国境近くに残るアニの遺跡。ビザンチン、ペルシャ、アラブ、中央アジアなど様々な地域との交易路上にあった商業都市でした。紀元10~11世紀の最盛期は、「40の門がある都市」とも「千と一の教会がある都」とも呼ばれ、多くのキャラバンがこの街を行き交いました。2016年に世界遺産に登録されたアニの遺跡には、アルメニア正教の大聖堂や教会群、セルジューク朝時代に建てられたモスクなどが残ります。
COLUMN イラン北西部に残るアルメニア教会
紀元301年に世界で最初にキリスト教を国教とした古代アルメニアは、イラン北西部のトルコとの国境付近にあたる地域にも数々の教会を建立し、イランでは2008年に3つの修道院建造物が世界遺産に登録されました。そのうちの「黒の教会」と呼ばれる聖タデウス教会は、アルメニアで殉教したキリストの12弟子の一人タダイが葬られています。また、ゾルゾル教会はダムの建設で水没の危機にありましたが、アルメニア人の技師により現在の場所に移転された経緯があります。ツアーでは、イラン北西部の荒涼とした大地に佇むアルメニア教会を訪問します。
COLUMN コンマゲネ王国の威光が眠る地 ネムルート山
ユーフラテス川上流の西岸地帯は、古くからコンマゲネと呼ばれる地域でした。アッシリア、アケメネス朝ペルシャ、アレキサンダー大王という順で支配されますが、アレキサンダー大王亡き後に、大王の将軍の一人セレウコスが興したセレウコス朝の領土になります。紀元前162年にコンマゲネはセレウコス朝から独立し、ヘレニズムとペルシャ文化を融合させます。アンティオコス1世の治世に、彼はネムルート山に巨大な人工施設を建設します。ギリシャ神やペルシャの神々の像が祀られたこの場所は、アンティオコス1世自身の墳墓とも宗教施設とも言われていますが、何の目的で造られたか依然謎のままになっています。ツアーでは、様々な神々の像に朝日が当たる時間に遺跡を訪れ、古代コンマゲネ王国の栄華にふれます。
COLUMN 旧約聖書の伝承が残る アララト山とアクダマール島
トルコ最高峰のアララト山。旧約聖書・創世記の記述では、悪に満ちた人類を洪水で滅ぼそうとした神は、神の前に正しかったノアに箱舟を造るよう命じました。ノアと3人の息子夫婦、全ての動物のつがいを乗せた箱舟は、大洪水の中40日40夜漂った後、アララト山の山頂に流れ着いたとされています。トルコ最大の湖のヴァン湖に浮かぶアクダマール島には、10世紀に建てられたアルメニア教会が残り、外壁には「獅子の穴のダニエル」など、旧約聖書に登場する人物や物語のレリーフが残っています。
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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06月20日(木) ~ 07月03日(水) | 14日間 | 658,000円 | |
09月12日(木) ~ 09月25日(水) | 14日間 | 658,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 8名(13名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 72,000円(6月4日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 98,000円 | ||
日本の地方発着 | 大阪(関空)発の別途手配も可能です。 スケジュールは下記の通りです。大阪発をご希望の方は担当までお申しつけください。 【フライトスケジュール】 関西 21:50発 / イスタンブール 05:00着 イスタンブール 02:00発 / 関西 20:00着 ※添乗員は往路は東京より同行します。 |
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国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発の時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
- 特別価格コースのため再利用割引・特別割引はありません。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京 | 21:55発 | 空路、東京よりトルコのイスタンブールへ。
機中泊 |
2 | イスタンブール イスタンブー ル テヘラン |
05:05着 07:55発 11:30着 |
イスタンブール着後、航空機を乗り換えて、イランの首都テヘランへ。着後、テヘラン市内観光(歴史博物館等)。
テヘラン泊 |
3 | テヘラン タブリーズ |
午前発 午後着 |
朝の便にて、空路、西アゼルバイジャン州の州都タブリーズへ。タブリーズへ。着後、タブリーズの観光(アゼルバイジャン博物館、ブルーモスク、バザール等)。 タブリーズ泊 |
4 | タブリーズ キャンドヴァーン ウルミエ |
08:00発 12:30着 |
専用車にて、奇岩によって作られた村・キャンドヴァーンへ。着後、キャンドヴァーン村の散策。その後、ウルミエへ。着後、ウルミエ市内及び郊外の観光(アラベスク文様の細工が美しい塔セ・ゴンバド、1800年頃建てられたアッシリア正教のマリア教会、ウルミエ湖等)。
ウルミエ泊 |
5 | ウルミエ マクー |
08:00発 夕方着 |
専用バスにて、ジョルファーへ。着後、世界遺産に登録されている聖ステファノス修道院を見学。その後、断崖に囲まれたマクーへ。途中、アルメニア正教の聖地で、世界遺産にも登録されている聖タデウス教会(黒の教会)を見学。途中、天気が良ければアララト山を遠望することができます。
マクー泊 |
6 | マクー ドゥバヤジット カルス |
08:30発 19:00着 |
朝、ゾルゾル教会へ。その後、国境を越え、アララト山を望みながらトルコのドゥバヤジットへ。着後、ノアの方舟の跡といわれるヌフン・ゲミシや、山腹のイサクパシャ宮殿を見学。途中、天気が良ければ、大アララト山と小アララト山を展望できます。その後、専用バスにて、帝政ロシア時代の建築の残るアルメニアとの国境の町カルスへ。
カルス泊 |
7 | カルス アニ エルズルム |
08:30発 18:30着 |
朝、カルス博物館、アルメニア王国の都アニ遺跡を見学。その後、専用車にて東ローマ帝国時代に皇帝の名にちなみテオドシオポリスと呼ばれた標高1,900mの高地に位置するエルズルムへ。
エルズルム泊 |
8 | エルズルム ヴァン |
08:30発 19:00着 |
午前中、エルズルム市内観光(青いミナレットが美しいヤクティエ・メドレッセ、ララムスタファ・パシャ・ジャミィ、チフテ・ミナーレ等)。その後、トルコ最大の湖・ヴァン湖畔の町ヴァンへ。
ヴァン泊 |
9 | ヴァン | 午前中、ウラルトゥ王国の都チャウシュテペ遺跡を訪れます。昼食はヴァン湖で獲れた魚料理をご賞味ください。午後、ヴァン城を見学します。
ヴァン泊 |
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10 | ヴァン アクダマール マルディン |
08:00発 18:00着 |
専用車にてマルディンへ。途中、浮き彫りの美しいアルメニア教会の残るアクダマール島を訪問します。
マルディン泊 |
11 | マルディン | 終日、石灰岩で作られた町マルディンの観光(マルディン博物館、マルディン城(遠望)、ディルルザファラン修道院、ダラ古代都市遺跡。)
マルディン泊 |
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12 | マルディン キャフタ |
08:00発 |
朝、マルディンの市内観光(ウルジャーミー、エルクルモスク等)。その後、専用車でキャフタへ。 キャフタ泊 |
13 | キャフタ ネムルート シャンルウルファ シャンルウルファ イスタンブール |
早朝発 17:00着 20:10発 22:20着 |
早朝、ネムルート山へ。約20分山道を歩き、山頂から美しい朝日や巨石像を見学。その後、シャンルウルファ空港へ。途中、カラクシュ、ペレ古代都市ネクロポリス、ジュンデレ橋を観光し、夜の便でイスタンブールへ。
機中泊 |
14 | イスタンブール 東京 |
02:20発 19:25着 |
着後、航空機を乗り換えて、帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝11/昼12/夜11:機内食は除く
- 利用予定航空会社:ターキッシュエアラインズ
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月、査証欄余白は見開き2ページ以上必要です。なお、現在のパスポートにイスラエルの出入国スタンプがある方はイランに入国できない場合がありますので、お早めにお問い合わせください。 |
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気候・服装 | 合服が基本となります。朝晩の冷え込みに備えてしっかりとした上着をお持ちください。 |
利用予定ホテル |
日程および下記のホテルリストをご覧ください。 ■テヘラン:フェルドゥスィー、エンゲラーブ、グランド、アーサーレ、パルシアン・アーザーディ、エステグラル、ラーレ、ホウェイゼ、ホマー、スィーモルグ、コウサル、エヴィン、エラムグランド、イランシャフル、エスカン、エスピナス、ペルシャ、マシュハド ■ウルミエ:アナ、ホラム、パールク、サーヘル、ツーリストイン、モルヴァーリード、アリア、キミヤ、デニーズ ■マクー:ツーリストイン、シャフリヤール(バーザールガーン) ■タブリーズ:インターナショナル、パルス、ゴスタレシュ、パールス、ダルヤ、カヤラーレ、アゼルバイジャン、シャフリヤル、ペトロシーミ、スィーナー、ベフブード、エステグバル、アトラス ■カルス:シムエルホテル、グランドアニ、ブユックカル ■エルズルム:オテルザデ、グランドヒッタイト、ボラパーク ■ヴァン:サーマラン、グランド、ロイヤルベルク ■マルディン:ラマダ プラザ、ヒルトン・ガーデン・イン、カヤ 二ノーヴァ ホテル ■キャフタ:ユーフラットネムルト、キャラヴァンサライ ホテルネムルート |
観光について | イラン・トルコの遺跡や博物館、モスク等は、現地事情により突然入場できなくなることがあります。また、女性は頭にスカーフを巻く必要がございます。イラン・トルコの国柄をご理解の上、ご参加ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
アルメニア人修道院建造物群(イラン)/タブリーズのバーザール/ネムルート山(トルコ)/アニの古代遺跡(トルコ)