ツアーのポイント
ポイント インドショウノガン Lesser Floricanの求愛ディスプレイの季節
繁殖期の夏、ラジャスタンの草原にやってくる希少種インドショウノガン Lesser Florican。その数はわずか2-300羽と言われています。この時期のオスは求愛の跳躍ディスプレイで知られています。草原の草丈・求愛行動の時期を考慮した季節限定の企画です。
ポイント 夏のインドだからこそ出会いたい野鳥
この時期しか出会えない野鳥、ムナグロウズラ Rain Quail, ヒゲセッカ Bristled Grassbirdにチャレンジ。そして比較的珍しい野鳥、サザナミサケイ Painted Sandgrouse、アカガシラチョウゲンボウ Red-necked Falcon、シロハラサンショウクイ White-bellied Minivet、ズグロヒメコノハドリ Mashall’s Iora、ハジロシジュウカラ White-naped Tit、インダススズメ Sind Sparrow、インドスナバシリ Indian Courserを探します。
ポイント 繁殖期を迎えるインドの身近な野鳥
スルタンプール周辺では繁殖期で大きな群れを成すインドトキコウなどのほか、コブガモ 、アカアシトキ 、オオヅルが期待できます。グルガオンには大きな森があり、カワリサンコウチョウ、インドヤイロチョウの繁殖の季節です。
PROFILE 同行ガイド 大谷 力 (おおたに ちから)
1964年生まれ。鳥類調査とバードウオッチングガイドの二足のわらじで活動しています。若かりし頃には、バックパック一つで国内各地はもとより、鳥を求めてアジア、北中南米、アフリカ、オセアニアを徘徊。日本ではまだ広く知られていないような鳥や場所に一層魅かれる、フロンティア好きです。旅の行く先で、「鳥がいなければこんな場所に一生来ることも無かっただろうな、それどころかこんな場所があることすら知らなかったろうな」と、よく感動にふけっています。何年ガイドをやっていても未だに自分が一番夢中になってしまいがちなのが困ったところですが、ぜひ皆さんと感動を分かち合いたいと思っています。
COLUMN 絶滅寸前種インドショウノガン Lesser Florican
インドショウノガン Lesser Florican(Sypheotides indicus) は、インド亜大陸固有種の野鳥で、かつてはインドの北西~南部、パキスタンの南部に分布していましたが、生息地の消滅と狩猟により数が減り、ICUNのレッドリストでCN(絶滅寸前)に指定されている鳥です。モンスーンの時期にお気に入りの草原へやってきて、オスが跳躍の求愛ディスプレイをします。ラジャスタン州アジメール周辺の草原や農地に現れることが知られています。
インドショウノガンの繁殖羽の雄は頭部から腹部まで黒くなり、後頭部にはリボンのような飾り羽ができます。オスが46cm、メスが51cmとメスの方が大きく、メスは跳躍はしないので見つけるのは困難です。
インドショウノガンは跳躍するためその位置がわかりやすく狩猟の対象となり、また生息地を失い、今は「絶滅寸前種」となってしまいました。2000年に3,500羽生息するとされていましたが、2018年の調査情報で4州に264羽が確認されたのみ、というショッキングな事実がわかりました。インドではサファリや野生動物写真を好む人が増え、より多くの人が野生動物保護に注意を払うようなってきました。インドオオノガンはすでに100羽しか残されておらず厳しい保護が行われてますが、インドショウノガンの保護を推進してくれることを期待します。
COLUMN 観察が期待できる野鳥
コブガモ Knob-billed Duck、ムナグロシャコ Black Francolin、シロタマシャコ Painted Francolin、ムナグロウズラ Rain Quail、イワヤブウズラ Rock bush Quail、インドショウノガン Lesser Florican、クロシロカンムリカッコウ Jacobin Cuckoo、ハイバラカッコウ Grey-bellied Cuckoo、サザナミサケイ Painted Sandgrouse、オオヅル Sarus Crane、ミフウズラ Barred Buttonquail、インドイシチドリ Indian Thick-knee、レンカク Pheasant-tailed jacana、アジアレンカク Bronze-winged Jacana、エリマキシギ Ruff、インドスナバシリ Indian Courser、シロエリハサミアジサシ Indian skimmer(希)、カワアジサシ River Tern、ハジロクロハラアジサシ White-winged Black Tern、インドトキコウ Painted Stork、アカアシトキ Red-naped Ibis、インドオオコノハズク Indian Scops Owl、インドコサイチョウ Indian Grey Hornbill、アカガシラチョウゲンボウ Red-necked Falcon、インドヤイロチョウ Indian Pitta、ズグロヒメコノハドリ Mashall’s Iora、シロハラサンショウクイ White-bellied Minivet、インドコウライウグイス Indian Golden Oriole、カワリサンコウチョウ Asian Paradise flycatcher、クロビタイセアカモズ Bay-backed Shrike、ハジロシジュウカラ White-naped Tit、インドスナヒバリ Rufous-tailed Lark、コチャバネヤブヒバリ Indian Bushlark、ヒゲセッカ Bristled Grassbird、オジロヤブチメドリ Large Grey Babbler、バライロムクドリ Rosy Starling、インダススズメ Sind Sparrow、ベニスズメ Red Avadavat
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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07月23日(火) ~ 07月30日(火)大谷力さん同行 |
8日間 | 398,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 4名(7名様限定)・大谷力さん同行 |
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燃油サーチャージ | 45,000円(6月28日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 43,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 相部屋ご希望の場合でもご出発の時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 デリー デリー スルタンプール |
13:50発 19:20着 |
空路、東京より直行便にてインドの首都デリーへ。着後、スルタンプールのロッジへ。
スルタンプール:ツーリストコテージ泊
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2 | スルタンプール |
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終日、スルタンプール周辺の農地、水辺に集まる野鳥の観察をお楽しみ下さい。オオヅル、コブガモ、インダススズメ、インドスナバシリなどを探します。
スルタンプール:ツーリストコテージ泊
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3 | スルタンプール アジメール郊外 |
朝発 |
専用車にて一路、ラジャスタン州のアジメール郊外へ。
アジメール郊外:クラークス泊
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4 | アジメール郊外 | 終日、アジメール郊外の草原・畑でインドショウノガンを探します。農地ではイワヤブウズラ、ムナグロウズラなど草原の野鳥と出会うチャンス。
アジメール郊外:クラークス泊
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5 | アジメール郊外 | 前日に引き続き、アジメール郊外の草原・畑でインドショウノガンを探します。
アジメール郊外:クラークス泊
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6 | アジメール郊外 グルガオン |
朝発 |
専用車にてグルガオンへ。途中、シロハラサンショウクイ、ズグロヒメコノハドリ、ハジロシジュウカラなどの野鳥を探します。
グルガオン泊
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7 | グルガオン デリー |
00:05発 |
午前、グルガオンの森で探鳥。カワリサンコウチョウ、インドヤイロチョウが繁殖することで知られています。午後、グルガオンまたはデリー周辺で探鳥、ヒゲセッカなど探します。早めの夕食後、空港へ。空路、帰国の途につきます。
機中泊 |
8 | 東京 | 12:00着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝6/昼6/夜7:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エア・インディア
ご案内とご注意
査証(ビザ) | インド(25ドル)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヵ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 全行程夏服が基本となります。ホテルなどではエアコンが強く冷えることがありますので上着もお持ちください。この季節は雨期の始まりにあたり、多少の雨も予想されます。雨具、運動靴もご用意ください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 グルガオン:ゴールデンチューリップ、インデ、サロバール、イビス ※スルタンプールのホテルは政府系レストハウスで、簡素な作りの建物です。アジメール郊外のホテルは、クラークスを予定していますが、この年の最新のインドショウノガンのサイティングに応じて近い場所のホテルに変更することがあります。 |
探鳥について | インドショウノガンの観察に一番適している季節を選んでいますが、個体数が非常に少なく観察を保障したものではありません。予め希少種の観察であることをご理解ください。車からの観察・撮影と、歩いての観察となります。運動靴をお持ちください。インドショウノガンの撮影には望遠レンズ(500mm以上)がお勧めです。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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