ツアーのポイント

ポイント リンチェンサンポの足跡をたどる旅

多くの経典をサンスクリット語からチベット語に翻訳し、カシミールから美術工芸家を招き、チベット西部に108もの寺院を建立した「大翻訳官」リンチェンサンポ。その功績はあまりに大きく、彼を抜きにこの地の仏教を語ることはできません。スムダ・チュン僧院、ワンラ僧院、マンギュ僧院、そしてアルチ僧院。リンチェンサンポゆかりのラダックの名刹を訪れる旅です。

ポイント アルチに連泊し貴重なラダックの仏教美術を堪能

中国チベット自治区では、仏教美術の多くが文革によって破壊され、現在は修復された新しいものになっています。一方ラダックはインド国内にあったため破壊を免れ、現在も建立当時の美しい姿を今に残しています。ツアーではアルチに連泊し、厳選の僧院を巡り、ラダックだからこそ見ることができる貴重な仏教美術を堪能。合わせてラダック郊外の素朴な村の散策もお楽しみいただきます。

ポイント 専用車は1台につきお客様3名様まで

専用車分乗での移動は、少しでも快適にお過ごしいただけるよう全員窓側のお席を確保しています。

ポイント ラダック・ザンスカールハンドブックをプレゼント!

ラダック・ザンスカール地方のツアー参加者の方に、旅に役立つ西遊旅行特製の小冊子をプレゼント!ラダック基本情報/歴史/気候と服装/持ち物/見どころ紹介など、盛りだくさんの一冊です。

COLUMN リンチェンサンポ創建と伝えられる4つの僧院を訪問

アルチ僧院
小さな集落の奥にあるアルチ僧院。小さな外観からは想像もできませんが、内部に残された創建当時の壁画、仏像はラダック随一のものです。ここを見ずしてラダックに来た意味はないと言っても過言ではないくらいの美しさを誇ります。 カシミール様式のポーチが残る三層堂
マンギュ僧院
素朴な村にあるマンギュ僧院。アルチ僧院の扉に似た、細かな彫刻が美しい木製の扉から中へ。カシミール様式の特長である青が美しい曼荼羅の数々、西域の影響が見られる飛天、巨大な菩薩の立像があります。

リンチェンサンポ様式の毘盧遮那仏

ワンラ僧院
街を一望する高台にある僧院。中は三層堂になっており、十一面観音、文殊菩薩、金剛手菩薩の立像や大日如来を中心とした立派な曼荼羅、創建当時の人々の暮らしを今に伝える壁画もご覧いただけます。 小高い丘の上に建てられたワンラ僧院
スムダ・チュン僧院
荒涼とした岩山に囲まれたスムダ・チュン僧院。32体の菩薩に囲まれた壮観の金剛界立体曼荼羅、観音菩薩と弥勒菩薩の立像、そしてグゲ様式の曼荼羅が出迎えてくれます。 観音菩薩像

COLUMN “大翻訳官”リンチェンサンポ

ラダック、ザンスカール、グゲなど、チベット文化圏の西部を旅すると必ず登場する人物が“大翻訳官”リンチェンサンポです。リンチェンサンポが生きた10世紀後半から11世紀前半は長い廃仏運動の後でした。リンチェンサンポは仏教復興を目指してカシミールやインドへと旅立ち、西チベットに多くの経典を持ち帰りました。そして、生涯にわたり多くの経典と論書をサンスクリット語からチベット語に翻訳し、ローツァワ(大翻訳官)の尊称で呼ばれるようになりました。リンチェンサンポは経典の翻訳のほか、カシミールから工芸家を招き、ラダックを含む西チベット一帯に108もの寺院を建立したとされます。当時カシミールはペルシャなど西方からの影響を受けていたため、当時作られた寺院とその仏教美術には東西の芸術要素が融合し、独自の発展を遂げました。

アルチ僧院仏塔内に描かれたリンチェンサンポ

COLUMN 厳選の仏教美術を鑑賞

とにかく僧院めぐりにこだわった日程。拠点となるアルチに連泊し、リンチェンサンポ創建と伝えられる僧院以外にも厳選の僧院をめぐり、ラダックが誇る仏教美術を鑑賞します。15~16世紀に隠されるように崖に穿たれたため、仏教壁画が破壊をまぬがれたニダプク石窟。ラダック一とも賞される素晴らしい壁画の残るピャン僧院、月世界と呼ばれる荒涼とした大地にたたずむラマユル僧院などを訪問します。

狭い石窟内に美しい仏教壁画が残るニダプク石窟
ティロパ、ナロパ、ミラレパの像(ラマユル僧院)
月世界を背景に佇むラマユル僧院

COLUMN 【7/11発コース】 ピャン僧院のツェドゥプ祭を見学

8世紀から現代にいたるまで、ラダック地方では信仰の迫害や建築物の破壊をされることなく、人々の生活に深く根付いてきました。チベット歴の6月~8月にかけては多くの寺院で様々なお祭りが催されています。ピャン僧院のツェドゥプ祭りでは、神聖な仮面舞踊(チャム)や奉納品をささげる儀式が執り行われ、ラダック全土から、余所行きに着飾った見物客が訪れます。

神聖な仮面舞踊(チャム)
僧院の中庭を広く使って行われます

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月18日(日) ~
06月25日(日)
8日間 338,000円
07月11日(火) ~
07月18日(火)ピャン僧院ツェドゥプ祭
8日間 338,000円
08月20日(日) ~
08月27日(日)
8日間 358,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 7名(13名様限定)・添乗員同行
燃油サーチャージ 61,000円(12月1日現在の見込み)
一人部屋追加代金 40,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 東京
デリー
11:15発
16:45着
空路、東京より直行便にてインドの首都デリーへ。着後、ホテルへ。
デリー泊
2 デリー
レー
レー
アルチ

早朝発


09:00発
11:00着

航空機にて、ラダックの中心地レー(3,505m)へ。その後、専用車に分乗し、緑豊かなオアシスのアルチ(3,165m)へ。途中、インダス川とザンスカール川の合流点を見学します。アルチ着後、仏教美術の宝庫・古刹アルチ僧院をゆっくり見学。堂内部のマンダラや壁画は見る者を圧倒します。また、壁画の美しいツァツァプリ僧院も訪問します。
アルチ泊
3 アルチ
(ラマユル)
(ワンラ)
  専用車にて、月世界のような荒涼とした風景の中を走りラマユル僧院を訪問。ラダックの仏教史に燦然と輝く「大翻訳官」リンチェンサンポが建てたとされるワンラ僧院マンギュ僧院も見学。その後、アルチへ戻ります。
アルチ泊
4 アルチ
サスポール
レー
09:00発

16:00着
専用車にてレーへ戻ります。アルチ対岸のサスポール村を訪れ、石窟内部に精緻な壁画が残るニダプク石窟を見学。その後ラダック最大のヘミス僧院、ラダック最古の僧院と言われるニャルマ僧院跡も訪問します。
レー泊
5 レー   午前、堂内に美しい壁画の残るピャン僧院グル・ラカンを見学します。その後、小高い丘に伽藍が連なる壮大なティクセ僧院を見学。
※7/11発コースでは、ピャン僧院にてツェドゥプ祭を見学します。
レー泊
6 レー
(スムダチュン)
  専用車にて山奥の小さな集落スムダ・チュン(3,940m)へ向かいます。着後、見る者を圧倒する密度で彫られた立体曼荼羅が残るスムダ・チュン僧院をご覧いただきます。また、鍛冶町として有名なザンスカール川最奥の村チリンに立ち寄ります。その後、レーに戻ります。
レー泊
7 レー
デリー
デリー
午前発

21:05発
航空機にて、デリーへ。予定通り到着した場合は、着後、簡単な市内観光。その後、直行便にて帰国の途につきます。
機中泊
8 東京 08:45着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝6/昼6/夜7:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エア・インディア

ご案内とご注意

査証(ビザ) インド(25ドル)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヵ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。
気候・服装 6~8月のラダックでは、夏服~合服が基本となります。曇天の日や朝晩は冷えることがあります。セーターやダウンジャケットなどの防寒具をお持ちください。デリーは暑く、夏服で過ごせます。
利用予定ホテル 下記をご覧ください。
■デリー:レッドフォックス、シティパーク、プライドプラザ、サロヴァールタウラス、ミューズサロバールポルティコ 、フォーポイントバイシェラトン、ITCウェルカム、ホリデイイン、レモンツリー、ラディソン、ザ・ウムラオ、アショクカントリーリゾート、ノボテル、イビス、グリッツ
■アルチ :サムドゥプリン、アルチリゾート、ジムスカン、ゲストハウス
■レー:リンジー、ムンシコンチネンタル、ガルダンコンチネンタル、ヤクテイル、グランドウィロー、マヘイリトリート、ツォカル
高山病について 高山病の影響が予想されるコースです。ご参加の方全員に健康アンケートのご記入をお願いしております。弊社では高山病対策として、添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)を持参します。
高山病についてのご注意と取り組み
海外旅行保険について ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。
観光について 僧院内の写真撮影が禁止されている僧院があります。寺院・僧院などは観光地ではありません。現地事情や宗教行事により稀に入場できないことがあります。
日程について デリー/レー間の航空機は、悪天候等の理由により変更になることがあります。日程変更により、稀に追加費用が生じる場合があります。
宿泊について デリー以外のホテルは、お湯の出が悪かったり、設備が十分でないことがあります。
7/11発コースについて お祭りにあわせた特別コースです。天候や現地事情により中止になったり、プログラムが変更になることがあります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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