ツアーのポイント
ポイント 台北の下町が賑わうお祭りに参加
台北の下町・大稲埕の守り神「霞海城隍爺」の誕生日(旧暦5月14日)の前日に行われる盛大な巡行パレードを終日見学します。お廟から徒歩圏内のホテルに宿泊し、夜まで気兼ねなく見学することができます。ポイント 生活に密着した台湾の民間信仰
道教、儒教、仏教、様々な民間信仰が同居しするとても寛容な国・台湾では、街の至るところに寺廟や寺院があり生活に深く根付いています。大らかな台湾人の宗教観を探ります。ポイント 多民族国家・台湾の文化にふれる
九州ほどの小さな島に、マレー=ポリネシア系の原住民、福建省からの移民・閩南人、広東省出身の客家人、戦後に渡ってきた漢民族など、様々な人種、文化圏の人々が暮らしています。「台湾人」とは一括りにできない奥深さに触れます。ポイント 夜市の屋台飯を堪能
レストランの食事もおいしいですが、夜市の屋台こそ台湾の食の醍醐味。どのように注文したらよいか分からないものもしっかりご案内。今まで食べたことのないB級グルメにチャレンジしてみてください。

COLUMN 台北の下町「大稲埕」の 霞海城隍廟
城隍とは「都市(城)」と「濠(隍)」に由来し、古くは都市の守護神でした。後に、無病息災や国家安泰、死後の世界を司る役割も担うようになりました。霞海城隍爺は、中国福建省泉州の守護神でしたが、1821年に移民と共に台湾へ渡ってきました。当初は淡水河の水運貿易で栄えた艋舺(現萬華)に祀られていましたが、移民集団同士の争いを逃れ未開発だった大稲埕へ移り住みます。後に茶葉貿易で栄えた大稲埕は商業、貿易の中心地となり、多くの移民が集まり、守り神であり商売繁盛の神でもある霞海城隍の信仰は一層盛んになりました。当時建てられた瀟洒な洋館が多く残る迪化街に霞海城隍廟が鎮座しており、「北港迎媽祖、台北迎城隍(北港の馬祖、台北の城隍)」と称されるほど、人気の高い寺院となっています。


COLUMN 神様たちが大集結、爆竹を鳴らして街を練り歩く
霞海城隍爺は、誕生日や特別な記念日を利用して、大行列を率いて街を巡回します。自分の縄張りと力を誇示して、疫病や厄災を振り払います。茶葉貿易で栄えた商人たちが資金を持ち寄り、1879年の旧暦5月13日に実施したパレードが始まりです。2週間にわたる祭事では、旧暦5月6日、普段廟に祀られている神々や武将たちに招集がかかります(放軍)。生誕祭の前夜に、七爺・八爺(誤謝将軍・范将軍)らが厳粛に街を練り歩き、パトロール(暗訪)をしたのち、翌朝ようやく城隍爺をお迎えして巡行パレードへと繰り出します。爆竹を放ち、喇叭や銅鑼を打ち鳴らし、獅子舞や龍舞などパフォーマンスで街中が賑わいます。盛大な宴が催された後、5月18日に神々たちがお廟に戻り(収軍)、無事生誕祭が終了となります。


COLUMN 「台湾人」とは何か
台湾には様々な人種、文化圏の人々が暮らしています。中国大陸から移民が訪れる前から暮らしているマレー=ポリネシア系の先住民(台湾では原住民)は、この小さな島に政府公認でも16の民族がいます。海岸沿いや山岳地帯に居住し、独自の文化をもち、互いの言語は通じないため日本統治時代は日本語が共通語になりました。17世紀以降大陸からの移民との同化により伝統文化は薄れつつあります。福建省南部からの閩南人は台湾南部に多く住み(人口の73%)、その言語は今は台湾語と呼ばれ、「台湾」のアイデンティティとなっています。広東省出身の客家人はそれぞれ出身地毎にコミュニティを作って固有の文化を守っています。戦後台湾に渡ってきた漢民族は外省人と呼ばれています。ほかにも、日本統治時代に日本人として生まれた人、列強植民地時代の西洋の血を引く人など、「台湾人」と言ってもそのバックグラウンドは様々で、一括りにできない奥深さを知ると、台湾の見方がまた変わってくるはずです。


出発日と料金
2023年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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06月28日(水) ~ 07月01日(土)霞海城隍爺の大巡行を見学 佐竹透(東京本社)同行 |
4日間 | 238,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(10名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 17,600円(4月1日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 23,000円 | ||
日本の地方発着 | 台北の松山空港集合・解散でのご参加も可能です。詳細はお問い合わせください。 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 台北 |
午前発 午後着 |
東京より直行便で台北へ。着後、一旦ホテルへ。専用車にて、閩南の伝統建築が残る林安泰古厝へ。その後、台北の下町・大稲埕の北にある由緒ある寺院を参拝します(大龍峒保安宮、孔子廟など)。夜、台北霞海城隍爺誕生祭パレードの前夜に行われる神々のパトロールを見学します(暗訪夜巡)。 台北泊
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2 | 台北 (北埔) (猫空) |
専用車にて、新竹の北埔老街へ。歴史ある古い街並みの散策と、伝統茶芸「擂茶」や客家菜など客家の伝統的な文化にふれます。その後、台北南郊の丘陵地帯に広がる茶畑が美しい猫空へ。茶芸館にて、台湾茶をお楽しみください。その後、象山自然歩道の展望台へ(徒歩30分)。台北101を望む好景と、天気が良ければ夕陽もご覧いただけます。夜は市内の夜市にて、ローカルフードをお楽しみいただきます。 台北泊 |
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3 | 台北 | 終日。台北霞海城隍爺の生誕祭大巡行を見学します。爆竹や銅鑼、喇叭を鳴らし、神々の人形や城隍爺を乗せた神輿が街を練り歩き、獅子舞や龍舞などのパフォーマンスなど街中が熱気に包まれます。 台北泊 |
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4 | 台北 東京 |
午後発 夜着 |
午前中、順益台湾原住民博物館を見学。独自の生活や固有の伝統文化を守る台湾原住民の姿を垣間見ます。昼食にて名物の小籠包をお召し上がりいただき、空港へ。直行便にて帰国の途に着きます。着後解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝3/昼3/夜1:機内食は除く
- 利用予定航空会社:チャイナ・エアライン、エバー航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間は、帰国時まで有効なものが必要です。 |
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気候・服装 | 基本は夏服で過ごせます。朝夕に少し涼しくなる場合がありますので、薄手の上着をお持ちください。雨が降る確率も高いため、折りたたみ傘やレインコートをお持ちください。 |
利用予定ホテル | 下記のホテルリストをご覧ください。 ■台北:台北城市商旅、台北芸宿商旅、台北桃禧大飯店 |
日程について | お祭りの見学をメインにした行程です。プログラムや、巡行行路の変更などにより、行程の入れ替えや、日程表中の訪問地へ訪れることができな配る場合があります。掲載の写真は、台北市内の慈聖宮天上聖母にて催された祭りのものもありますが、今回の祭りでも同様のものをご覧いただけます。予めご了承ください。 |
食事について | 日程1日目、4日目の夕食は含まれておりません。お祭りの見学状況によって、近くの夜市や屋台、食堂などへご案内いたしますので、実費お支払いください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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