ツアーのポイント
ポイント 福建省赤岸鎮から西安まで、2,400kmの求法の旅
現代の交通機関を駆使し、可能な限り空海が旅した当時のルートを再現します。記録がなく正確なルートが不明な区間もありますが、当時の状況や様々な文献を鑑み、通ったであろうと推定される道を辿ります。
ポイント ルート上の穴場観光地も訪問
丹霞地形の景勝地「江朗山」、諸葛孔明の末裔が暮らし、九宮八卦の思想により建てられた「諸葛八卦村」など、道中に点在する穴場的観光地も訪問します。
COLUMN 求法の旅の足跡を辿る
804年、空海が31歳の時に留学僧として遣唐使船に乗船、暴風雨に遭い34日間の漂流の末、福建省「赤岸鎮」の海岸に漂着しました。未知なる密教の教えと仏法を求める強い志をもちながら長安へ至るまでの、空海の足跡をできる限り忠実に辿ります。
赤岸鎮
日本を出発した4隻の遣唐使船は暴風に遭い漂流し、8月10日にこの海岸に漂着しました。
福州
この町にとどまり、長安への入京許可が下りるのを待ちます。ここから閩江を遡り南平に向かい、海岸沿いに横たわる山脈を越えます。
仙霞嶺
福建省から浙江省へは、仙霞嶺の山脈越えが公道でした。宿場町が点在し、山に囲まれた城門と石畳の敷かれた関所は空海も歩いたとされ、歴史を感じる古道です。
洛陽
中国最初の仏教寺「白馬寺」や、郊外に足を延ばし、17mの大毘盧遮那仏などがある仏教石窟の至宝「龍門石窟」も見学します。
杭州・蘇州
隋の煬帝が北京と杭州をつなぐ大運河を造営、周囲の湖なども利用して運河が張り巡らされています。この区間は船にて移動したとされています。空海が滞在したとされる「霊隠寺」や唐代詩人・張継の句「楓橋夜泊」に謳われた「寒山寺」、趣きのある古い建物が残る「木涜」などの旧市街も巡ります。
函谷関
秦の時代から何度も位置を変えて築かれてきた、都を守る難攻不落の関所。中原と関中を分ける重要な要衝です。
COLUMN 諸葛孔明の末裔が暮らす村 諸葛八卦村
「諸葛八卦村」は諸葛孔明の子孫が住む村で、現在約4,000人いる住民の80%が諸葛姓と言われています。諸葛孔明から数えて14代目の宗主・諸葛浰(れん)が952年に現在の村がある周辺の県令に任命され、27代目宗主・諸葛大獅が九宮八卦の陣を模して村を建設しました。太極の形を成す鐘池を中心に、八卦の形に放射状に小道が延び(内八卦)、村の周囲は8つの丘に囲まれています(外八卦)。その後の戦乱を免れ、明・清時代の建物がほぼ当時のままの状態で200以上も残ります。
出発日と料金
2019年~2020年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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12月14日(土) ~ 12月25日(水) |
12日間 | 398,000円 | |
03月07日(土) ~ 03月18日(水) |
12日間 | 398,000円 |
発着地 | 東京・大阪発着 | 最少催行人員 | 8名 ・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 3,000円(6月28日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 55,000円 | ||
ビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京 福州 大阪 福州 |
午後発 午後発 |
空路、東京・大阪よりそれぞれ福建省の省都・福州へ。着後、ホテルへ。 ※添乗員は東京・大阪どちらか一方より同行し(往復)、福州にて合流します。 福州泊
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2 | 福州 (霞浦) |
専用バスにて空海が乗船した遣唐使船が漂着した霞浦の村・赤岸鎮(空海記念堂、「空海坊」街門など)へ往復観光。
福州泊
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3 | 福州 建甌 |
約4時間 | 午前中、空海が上陸した後に入朝の許可が下りるまで滞在したとされる開元寺の見学。その後、閩江沿いに走る列車にて建甌(けんおう)へ。道がなく閩江、建渓を船で遡上した当時の情景を偲びます。着後、空海の足跡が残る光孝禅寺、小舟を繋げて掛けた水西橋、通済門などを見学します。
建甌泊
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4 | 建甌 浦城 廿八都 |
08:00発 17:00着 |
専用バスにて浦城へ。着後、空海一行が上陸したとされる登瀛門、浦城浮橋、天心勝果寺、崇仁禅寺、歸宗巌、會仙橋を訪れます。その後、淅江省のかつての宿場町・廿八都古鎮へ。古い建築群が保存され当時の面影を今に残す村を散策します。
廿八都泊
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5 | 廿八都 (仙霞古道) 江山 |
08:00発 17:00着 |
朝、空海一行も通った石畳の道と城門が残る仙霞古道(楓嶺関)を歩きます。その後、専用バスにて江山へ。途中、細く深く切り立つ峡谷の世界遺産江朗山風景区を観光します。
江山泊
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6 | 江山 抗州 |
09:00発 18:00着 |
専用バスにて杭州へ。途中、諸葛孔明の子孫が住む諸葛八卦村を訪れます。着後、インドの僧・慧理が建立した杭州最大の寺院霊隠寺を見学します。
杭州泊
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7 | 杭州 蘇州 |
08:00発 16:00着 |
午前中、空海一行が蘇州へ向かう際に通ったとされる世界遺産京杭大運河を小舟でクルーズ。その後、専用バスにて江蘇省の蘇州へ。漢詩「楓橋夜泊」にも読まれた寒山寺を見学します。
蘇州泊
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8 | 蘇州 洛陽 |
約5時間 | 午前中、専用バスにて太湖湖畔の霊岩山寺、江南水郷地帯の古い町並みが残る木涜古鎮を見学します。その後、高速鉄道にて河南省の鄭州乗り換えで洛陽へ。
洛陽泊
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9 | 洛陽 | 終日、洛陽市内及び郊外の観光。中国最初の仏教寺院白馬寺、中国四大石窟の一つ世界遺産龍門石窟、善無畏の墓がある広化寺を見学します。
洛陽泊
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10 | 洛陽 函谷関 西安 |
07:00発 18:00着 |
専用バスにて陝西省の省都・西安へ。途中、かつて長安へと至る古道に設けられた関所・世界遺産函谷関を見学します。着後、西安市内観光(園丘、空海が長安滞在中に毎日眺めたであろう大雁塔等)。
西安泊
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11 | 西安 福州 |
午後発 | 午前中、西安市内観光(中国密教最高の権威・恵果和尚から密教を相承する舞台となった青龍寺(四国お遍路の0番礼所)、恵果空海記念堂、大興善寺など)。午後発の航空機にて福州へ。
福州泊
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12 | 福州 東京 福州 大阪 |
午前発 午後発 |
空路、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝11/昼10/夜10:機内食は除く
- 利用予定航空会社:厦門航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間は、入国時に6ヶ月以上必要です。 |
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気候・服装 | 12月は冬服が基本となります。朝夕は冷え込むこともありますので、しっかりとした防寒具が必要です。3月は合服が基本となります。歩きやすいスニーカーなどでのご参加が便利です。 |
利用予定ホテル | パンフレット巻末のホテルリストをご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
鉄道について | 日程8日目の高速鉄道では座席(二等車)の利用になります。高速鉄道には、カミソリ、爪切り、果物ナイフを含む刃物、スプレー缶は持ち込めませんので、お持ちにならないでください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
江朗山(中国丹霞)/京杭大運河/龍門石窟/シルクロード:長安-天山回廊の交易路網