ツアーのポイント
ポイント敦煌連泊で「砂漠の大画廊」と史跡を巡る
旅のハイライトのひとつ、敦煌では2連泊。シルクロードを語る上で欠かせないみどころである、玉門関や漢代の長城も訪問します。
ポイントシルクロードの歴史を今に伝えるタクラマカン砂漠周辺の遺跡を訪問
西域南道に残されたザホンルク古墳やラワク遺跡、高昌故城や交河故城など、タクラマカン砂漠周辺の主要な遺跡を網羅しています。
ポイント中国最西端パミール高原の自然を満喫
広大なパミール高原、カラクリ湖から望む迫力のムスターグ峰など、中国最西端の雄大な景観もみどころのとつです。
COLUMNタクラマカン砂漠周辺の遺跡を訪問
漢書にて記された「西域」。古代中国では敦煌の玉門関、陽関を西の境とし、周辺には西域36国と呼ばれる多くの国々が存在しました。特に、西域南道に位置する街には故城跡が残り、かつて繁栄したシルクロードのオアシス都市の名残を今も感じることができます。敦煌から西域南道のオアシス都市を巡る西域の旅へ。
交河故城(トルファン)
前漢時代の軍師前国の都で、屯田地として辺境防衛の要であった都市遺跡。唐代に都は高昌国へ移りますが、引き続き安西都護府と呼ばれる軍事基地が設置されました。現存する遺跡は高さ30mの断崖上の台地にあり、南北1km、東西300mと広範囲にわたります。 世界的にも珍しい、大地を掘り下げて造られた城址遺跡高昌故城(トルファン)
紀元前1世紀の漢代から13世紀にモンゴル軍に滅ぼされるまでの間、新疆における政治・経済・文化の中心地のひとつでした。現存する遺跡には日乾しレンガが使われています。玄奘三蔵がインドへの旅の道中、国王・麹文泰の勧めで説法をしたと伝えられています。 玄奘三蔵も立ち寄ったとされる高昌故城鄯善国(チャルクリク)
甘粛省、青海省と接する県。タクラマカン砂漠とクムターグ砂漠に囲まれ、幻の湖ロプノールや、オーレル・スタインによって1907年に発見された米蘭遺跡や楼蘭遺跡があります。唐代の都城址や寺院跡、仏塔、住居跡などが発掘されており、楼蘭博物館では出土品の展示を見ることができます。楼蘭博物館
ラワク遺跡(ホータン)
法顕や玄奘などの中国僧も訪れた仏教王国「于闐国」として栄えたホータン。そこから北へ50㎞に位置するのがラワク(熱瓦克)遺跡です。方形の壁で囲まれた巨大な仏塔が残り、スタインの発掘調査により、ガンダーラ様式の仏像や漢代の銅銭、古文書が多数出土。3~5世紀に多くの参拝者が訪れたことから、仏塔の基壇部から出土した銅銭は賽銭だと考えられています。ラワク遺跡に残る巨大な仏塔
キジル千仏洞(クチャ)
中国で最も早く開かれた敦煌・莫高窟に匹敵する石窟寺院。3世紀頃から造られ、8世紀末頃に放棄されたといわれています。内部に残る壁画は新疆一の素晴らしさです。キジル千仏洞(クチャ)
スバシ故城(クチャ)
天山山脈、チュルタク山麓のクチャ川を挟んで寺院跡が残っています。魏晋時期に創建され、唐代には亀茲国最大の寺院となり、玄奘が記した「大唐西域記」に登場する「昭怙麓大寺」だといわれています。木簡、銀貨、仏像などの出土品から亀茲国の繁栄ぶりが偲ばれます。 新疆最大の仏教寺院跡 スバシ故城(クチャ)COLUMN 「世界の屋根」パミール高原、カラクリ湖へ
カシュガルからパキスタンまで繋がる中巴公路(カラコルム・ハイウェイ)を南西に走ると、万年雪を頂く山脈が姿を現します。「世界の屋根」パミール高原を構成する崑崙山脈の支脈の一部です。パミール高原の東端はパキスタン、タジキスタンの国境付近にあたり、タクラマカン砂漠周辺とは打って変わって、万年雪を頂くコングール峰(7,719m)とムスターグ・アタ峰(7,546m)、カラクリ湖が織りなす雄大な山岳風景が広がります。
COLUMN シルクロードの味覚を楽しむ
古くから中国と中央アジア地域を結ぶ新疆ウイグル自治区は、民族や文化、宗教だけでなく、東西の食文化の交差点でもあります。日本のうどんにもよく似たラグメン、中央アジア風ピラフのポロ、焼き立てのナン、スパイスたっぷりのシシカバブといったウイグル料理の他、シルクロード名物・季節のフルーツなど、訪れる時期ならではの味覚もご用意。もちろん、本格的な中華料理もお楽しみいただけます。シルクロードの中継地は、隠れた美食の宝庫です。
ラグメン
ウイグル料理の代名詞。色々な種類の味付けがあり、たっぷりの具材と麺をからめて食べます。ナン
一口に“ナン”と言っても大きさや種類は様々。窯から焼きあがったばかりの温かいナンは絶品です。シシカバブ
羊肉の串焼きはシルクロードの定番メニュー。食堂の前や夜市では、必ずと言っていいほどシシカバブを焼く姿が見られます。ポロ
中央アジアのピラフ。シルクロード各地に根付いた料理で、新疆ウイグル自治区では羊肉と玉葱や人参などが入ったポロが一般的です。出発日と料金
2025年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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06月05日(木) ~ 06月19日(木)杏の季節 | 15日間 | 658,000円 | |
09月04日(木) ~ 09月18日(木)ハミウリ・スイカ・葡萄・ナシの季節 | 15日間 | 668,000円 | |
10月16日(木) ~ 10月30日(木)胡楊・ポプラ並木の黄葉の季節 | 15日間 | 678,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 10名・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 16,300円(12月17日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 75,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 特別企画コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 北京 北京 敦煌 |
朝発 午前着 夕方発 夜着 |
空路、東京より北京で航空機を乗り換えて敦煌へ。着後、ホテルへ。
敦煌泊
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2 | 敦煌 (莫高窟) (鳴沙山) (月牙泉) |
終日、敦煌観光。漢の西端に位置した関所跡・玉門漢城址、漢代の長城跡等、郊外の遺跡まで足を延ばします。夕方、鳴沙山、月牙泉を訪れます。夕食は、名物の 敦煌泊
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をご賞味ください。食後は沙州市場の散策をお楽しみください。
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3 | 敦煌 柳園 トルファン |
夕方発 (約3時間30分) |
午前中、「砂漠の大画廊」莫高窟を見学。1000年にわたり造営が続けられた中国仏教随一の石窟の魅力に迫ります。夕方、柳園へ。着後、高速鉄道にて、オアシスの町トルファンへ。
トルファン泊
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4 | トルファン |
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終日、トルファン観光(高台に築かれた交河故城、ウイグル文化を今に伝えるベゼクリク千仏洞、千年もの間都として栄えた城址遺跡・高昌故城、伝統的なウイグル族の家屋が立ち並ぶ吐峪溝等)。
トルファン泊
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5 | トルファン コルラ |
10:00発17:00着 |
専用バスにてタ、バインゴリン・モンゴル自治州のコルラへ。
コルラ泊
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6 | コルラ チャルクリク |
10:00発 16:00着 |
専用バスにて、タクラマカン砂漠の東端を走り、シルクロードの要衝チャルクリクへ。着後、古代ゼン善国の王城跡・米蘭遺跡を見学。 ※米蘭遺跡は現地事情により見学できなくなる可能性があります。 チャルクリク泊
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7 | チャルクリク チェルチェン |
09:00発 |
朝、楼蘭博物館へ。その後、専用バスにて西域南道を西へと走りチェルチェンへ。着後、ザホンルク古墳群、ウイグル式邸宅・トフラク荘園を見学。
チェルチェン泊
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8 | チェルチェン タクラマカン砂漠 ニヤ |
08:00発 17:00着 |
専用バスにて、砂漠公路を経由し、ニヤへ向かいます。途中、どこまでも続く砂丘、美しく波打つ風紋、林立する胡楊の景観をお楽しみください。着後、ミイラなどニヤ周辺で出土した文物が展示されているニヤ博物館を見学。
ニヤ泊
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9 | ニヤ ホータン |
08:00発 13:00着 |
専用バスにて、西域南道を西へと向かい、隊商の町ホータンへ。着後、ホータン市内及び郊外の観光(ホータン博物館、ガンダーラ様式の仏像が発見されたラワク(熱瓦克)遺跡等)。
ホータン泊
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10 | ホータン カシュガル |
08:00発 17:00着 |
専用バスにて、西域南道を北上し、中国最西端の町・カシュガルへ。着後、エイティガールモスク、職人街・旧市街の散策等)。
カシュガル泊
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11 | カシュガル (カラクリ湖) |
終日、パキスタンやキルギスとの国境に近いパミール高原へ日帰り観光。ムスターグ峰やコングール峰の美しい展望が広がるカラクリ湖(3,600m)を訪れます。途中、ブルン湖やキャラバンサライ跡もご覧いただきます。
カシュガル泊
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12 | カシュガル クチャ |
午前発 (約7時間30分) |
南疆鉄道に乗って、天山南路のクチャへ。列車の旅をお楽しみください。
クチャ泊
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13 | クチャ | 朝着 | 終日、クチャ観光(玄奘三蔵がインドへ向かう途中に立ち寄ったといわれる塩水渓谷、キジル千仏洞、スバシ故城等)。
クチャ泊
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14 | クチャ ウルムチ |
午前発 午後着 |
空路、ウルムチへ。着後、ウルムチ観光(「楼蘭の美女」など西域遺跡からの出土品が素晴らしい新疆ウイグル自治区博物館、国際大バザール等)。
ウルムチ泊
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15 | ウルムチ 北京 北京 東京 |
午前発 |
航空機にて、北京で航空機を乗り換えて帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝14/昼13/夜13:機内食は除く
- 利用予定航空会社:中国国際航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。 |
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気候・服装 | 合服が基本となります。いずれの季節も朝晩は冷え込みますので上着をご用意ください。カラクリ湖は標高が高く曇天の日はかなり冷え込みますので防寒具が必要です。タクラマカン砂漠周辺では砂除けのスカーフやマスクをお持ちいただくと便利です。 |
利用予定ホテル | 下記のホテルリストをご覧ください。 敦煌:太陽大酒店、敦煌賓館,伯文大酒店、鹿野酒店、維景酒店 トルファン:交河山庄酒店、錦绣金華大酒店、天倫国際酒店、交通賓館、吐鲁番星辰酒店、双城大酒店 コルラ:艾尚酒店,巴音郭楞賓館、梨城賓館、金星大酒店、楼蘭賓館 チャルクリク:万達悦華酒店、若羌天一酒店、若羌速8精選酒店、若羌泰和大酒店 チェルチェン:玉都賓館、且末迎賓館、砂漠之星酒店、洲際酒店 ニヤ:天合主題酒店、緑洲賓館、天合国際酒店、速8精選酒店 ホータン:金鷹大酒店、慕士塔格大酒店、和田新賓館、玉都大酒店、和田迎賓館 カシュガル:其尼瓦克国际酒店、喀什天縁国際酒店、色満賓館、喀什噶爾賓館、新隆大酒店、香都大酒店 クチャ:庫車賓館、庫車怡程酒店、庫車飯店、庫車国際酒店、五洲大酒店 ウルムチ:哈密大厦、喀什国際酒店、独山子大酒店、伊力大酒店、同城银都酒店 |
観光について | ウルムチの新疆自治区博物館の「楼蘭の美女」などの展示物は、他の博物館に貸出される場合見学できないことがあります。また、このコースで観光する石窟では、内部の写真撮影が禁止されています。また、楼蘭遺跡、楼蘭博物館は、現地事情により突然見学が制限されることがあります。また、バザールは現地事情により開催されなかったり、まれに外国人の立ち入りが制限されることがあります。予めご了承ください。 |
日程について | 日程12日目に乗車する列車は硬臥利用(上・中・下3段ベットの寝台車両)です。ご利用いただく車両は弊社グループのお客様以外と一緒になったり、男女別などにて配席ができませんでので予めご了承ください。 |
移動について | 近年各地の検問が増え、通過に時間がかかり目的地到着の時間が予定よりも大幅に遅くなる場合があります。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
敦煌・莫高窟/シルクロード:長安=天山回廊の交易路網(玉門関遺跡、高昌故城、交河故城、キジル千仏洞、スバシ故城)