ツアーのポイント
ポイント チャドから中央アフリカにかけて暮らすボロロ遊牧民の祭典
アフリカ西部から中央部のサヘル地帯に暮らすボロロ遊牧民。チャドに暮らすボロロの氏族は雨期の終わりにチャド中部に集まり、乾期の訪れとともに中央アフリカ共和国へと南下します。チャドのボロロ遊牧民の祭りを訪れる特別企画。祭典の見学を通じて、独特の文化、風習を感じることができます。
COLUMN 年に一度、ボロロ遊牧民の祭典を見学
雨期明けの10月下旬、普段はチャドから中央アフリカにかけて遊牧生活を送るボロロ遊牧民が、チャド中部のドゥルバリ周辺に集まります。普段は離ればなれに暮らす家族や親戚などの氏族同士が集い、お互いの無事を称えあったり、情報を交換をする、一年で最も賑やかな祭り"ゲレウォール"が執り行われます。男性達は顔にメイクを施し、色鮮やかなアクセサリーを身につけ、自らの美を演出します。夕方になると、男性達による歌と踊りが始まります。ボロロ遊牧民にとって、目と歯の白さが美しさの象徴とされており、男達は大きく目を見開き、白い歯を強調して踊り、若い女性たちが男性の美しさや技術を評価し、自由にパートナーを選びます。この祭典は彼らにとっての再会、恋愛の場でもあり、遊牧の民が持つ自由な愛と美の文化の表現の場でもあります。祭り会場の近くにキャンプを設営し、祭りの見学とともに、昔ながらの伝統的な文化、風習を残し、素朴な暮らしを続けるボロロ遊牧民との出会いも存分にお楽しみください。


COLUMN ボロロ(ウォダベ)遊牧民
ボロロ(ウォダベ)遊牧民はアフリカ西部から中部のサヘル地帯(主にニジェールとチャド)に暮らすフラニ族の一派です。彼らは長い角を持つゼブ牛を飼育し、乾季には雨を追って移動します。家畜とともに移動して暮らし、その生活を捨てるとボロロではない、というくらい伝統的な遊牧の暮らしを守り続けています。女性たちは世代を超えて受け継がれるカラバッシュ(ひょうたん製の容器)を持ち、これが各家庭のステータスシンボルとなっています。乾季には数百キロを移動し、塩分を含む牧草地で家畜を癒す「塩治療(ラ・キュール・サレー)」を行います。ボロロ遊牧民は非常に伝統を重んじ、普段の生活は慎ましく自然と共生し、祖父母が孫を育てる文化など独特の家族観も見られます。また、「美」を価値観の中心に据えた独自の倫理観を持つのが特徴です。


出発日と料金
2025年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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10月18日(土) ~ 10月27日(月) |
10日間 | 978,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 6名(9名様限定) ・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 33,000円(4月7日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 40,000円 ※テントは全員に一張りずつご用意 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 | 21:05発 | 空路、東京よりソウル経由でエチオピアのアディスアベバへ。
機中泊
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2 | アディスアベバ アディスアベバ ンジャメナ |
07:45着 10:45発 13:10着 |
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えチャドの首都ンジャメナへ。着後、ホテルへ。午後はホテルにて休養。
ンジャメナ泊
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3 | ンジャメナ ドゥルバリ周辺 |
専用車にて、ボロロ族の祭りが行われるマセンヤ地方へと向かいます。ボロロ族のさまざまな氏族の足取りを追いながら、祭りが開かれる場所を探して向かいます。 ※日程3日目~日程7日目まで、移動は全て四輪駆動車に分乗し、宿泊はキャンプ泊となります。キャンプ地は民族の集会と祭典の状況により、場所が変わる可能性があります。 ドゥルバリ周辺:キャンプ泊
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4 | ドゥルバリ周辺 | キャンプ地を中心にドゥルバリ周辺を散策します。ボロロ遊牧民の足取りを追いながら、集会と祭りが開かれる場所を探します。
ドゥルバリ周辺:キャンプ泊
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5~7 | ドゥルバリ周辺 (ゲレウォール見学) |
ボロロ遊牧民の祭りゲレウォールが行われる場所へと移動します。ボロロ遊牧民のキャンプ訪問やボロロの祭典ゲレウォールをお楽しみ下さい。
ドゥルバリ周辺:キャンプ泊
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6 | |||
7 | |||
8 | ドゥルバリ周辺 ンジャメナ |
専用車にて、ンジャメナへと戻ります。着後、ホテルへ。午後はホテルにて休養。
ンジャメナ泊
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9 | ンジャメナ アディスアベバ アディスアベバ |
14:05発 20:05着 22:35発 |
空路、アディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えてソウル経由で帰国の途につきます。
機中泊
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10 | 東京 | 19:30着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝7/昼6/夜7:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | チャド(16,500円)、代行手数料(5,500円)、写真3枚、旅券の残存有効期間は入国時6ヶ月以上必要です。 ※チャドの査証は事前手続きの上、ンジャメナにて発給されます。事前手続きに時間がかかりますので、パスポートの写真のページのカラーコピー、写真3枚は1ヶ月半前に必着となります。 |
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気候・服装 | この時期は雨季明けにあたります。日中は35〜40℃まで気温が上がりますので、夏服を基本にスカーフや帽子、サングラスなどしっかりとした日除け対策をお願いします。また雨が降ることが予想されますので雨具もご用意ください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■ンジャメナ:イリソール、イビス、ラディソン |
観光について | チャドの民族の祭典・ゲレウォールは計画された行事ではなく、自然発生的な遊牧民の祭りです。遊牧民の移動によっては毎日キャンプ地が変わる可能性もあります。また、行われる場所、集まる氏族のグループ、内容なども流動的ですので、状況によっては日程順序が入れ替わることがあります。パンフレット掲載の写真は、過去のツアー催行時に撮影したものですが、氏族のグループにより装飾や祭りの内容が異なります。決まったプログラムのあるイベントではなく、自然発生のお祭りを見学に行くものである事を予めご理解ください。首都のンジャメナを出発してからは雨期明けの草地でのキャンプとなりますので暑さ、虫対策も必要です。観光客の受け入れが整っていない特殊地域の旅であることをあらかじめご理解の上ご参加ください。 |
キャンプについて | 三季用の寝袋が必要です。お持ちでない方は弊社より有料(8,000円)で貸し出しいたします。また、テントの設営・撤収は皆様にもご協力をお願いします。食事は同行のコックが調理し、テーブルやイスなどの設備はすべてご用意しています。 |
荷物について | このコースはスーツケースでご参加いただけますが、キャンプ期間中の必要な荷物をいれる布製のかばんをご用意ください。スーツケースはンジャメナのホテルに預けていきます。 |
予防接種について | 入国時に黄熱病の予防接種の証明書が必要です。詳しくは担当までお問い合わせください。また、マラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
【チャドの危険情報について】
2025年4月現在、チャドの今回訪れる地域には「レベル3:渡航は止めてください」が日本の外務省より発出されています。一部地域に「退避勧告」が発出されていますが、今回は訪れません。安全第一でツアーを進めて参りますが、今後の突然の情勢悪化などにより出発前、出発後にも日程変更が生じることもあります。日本旅行業協会正会員
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東京
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